年末に寂しいニュースが入ってきた。2004年のシーズンを最後にオリックス球団と合併した近鉄バファローズのOB会が来年1月の総会を最後に消滅するという。球団が合併されてからも近鉄本社の支援が続いて近鉄バファローズ単独のOB会として継続していたが、新たな加入者も無く、現役で近鉄バファローズのユニフォームを着ていた選手も近藤一樹、坂口智隆、岩隈久志の三人だけ。先細りの一方ということで区切りを迎えることになった。
折しも合併したオリックス・バファローズも来季からチームのロゴをブルーウェーブ、ブレーブス、バファローズの三つの魂を統合する“Bs”から“B”に変更すると発表があって嫌な予感がしていた矢先に…。
旧バファローズのファンで無い敗戦処理。にこの話を語る資格はないかもしれないが、一人の野球ファンとしての感想を書く。
(写真:かつて近鉄バファローズが本拠地として使用していた藤井寺球場。 2002年8月撮影)
3日の深夜の第一報に驚いた。今季、古巣のマリナーズに復帰したものの思いの外好成績を残せないイチロー、レギュラー級の外野手の復帰で“戦力外”扱いされるのではないか等の声がチラホラする中、マリナーズが異例の措置を講じた。今季は25人枠から外れ、もう選手としては出場しなくなるが、会長付特別補佐に就任し、残りのシーズンもチームに帯同して練習も続け、チームメイトへのアドバイスもするという。決して現役を引退する訳ではなく、来季以降のプレー続行の可能性も示唆された。
これを受けての日本のスポーツ紙などの報道では来年3月20日、21日に予定されるマリナーズの日本での公式戦開幕戦に選手として出場するのではないかとの報道が散見される。
これでホッとするファンの人もいるのだろうが、現時点ではずいぶんなめられた感じがする報道だと敗戦処理。は感じた。
ゴールデンイーグルスから戦力外通告を受けながらも現役続行を望んで合同トライアウトも受験した後藤光尊が24日、現役引退を表明。今後はゴールデンイーグルスの球団職員になるという。
後藤は2002年にオリックスブルーウェーブに入団し、合併後もオリックス・バファローズに所属していたが鉄平とのトレードで2014年からはゴールデンイーグルスに所属していた。
後藤はファンの間では、一番から九番まで全部の打順で本塁打を記録したとか、2002年からの15年間のプロ生活で12人の監督に仕えた選手という点でも注目を浴びているが、もう一つ“現役引退”でクローズアップされる一面がある。
(写真:現役続行を希望していたもののオファーが無く現役引退を表明したゴールデンイーグルスの後藤光尊。 2014年7月撮影)
イチローの日本でのオリックス・ブルーウェーブ時代の安打数を含めた安打数が、メジャーリーグの最多安打記録であるピート・ローズの4,256安打に迫ってきたあたりから“識者”を中心にアメリカ大リーグよりレベルが劣り、歴史も浅い日本のプロ野球記録と合算しての数字で“世界記録”と呼ぶのはおかしいという論調が増えてきた。
それらは正論だと思うし、天下のNHKを含めて日本のマスコミは騒ぎすぎだとは敗戦処理。も感じるが、ジャイアンツを含め80年の歴史を持つ球団が複数存在している日本のプロ野球が貶められるのはいささか、いや、甚だしく残念だ。
かつて、子供の頃に王貞治の本塁打数がハンク・アーロンの持つ大リーグの本塁打記録を超えるのを“世界記録”と大騒ぎした時代をリアルタイムに経験している敗戦処理。としては日本のプロ野球とアメリカ大リーグの違いを認めつつも、イチローの日米通算による安打記録を“世界記録”と認定してあげても良いのではないかと言いたい、いや、思いたい。
昨年のパ・リーグの優勝チームは福岡ソフトバンクホークスではなくて、オリックス・バファローズだった!?
「何をバカなことを言ってるんだ!?」
そう。間違いなく昨年のパ・リーグの優勝チームはホークスだ。シーズンの終盤にもたつき、バファローズの猛追を受けたが、78勝60敗6引き分け、勝率.565でホークスが優勝した。2位のバファローズとは勝率で2厘差だった。
でも、本当はバファローズが優勝だった!? 昨日(6月12日)の、バファローズとは直接関係のない試合を観て妄想したのである。
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偶数月2日、一昨年2月にスタートしたマイセレクトベストナインを掲載してきましたが、今月はマイセレクトベストナインの第11弾。
敗戦処理。は一昨年の生観戦で、初めてプロ野球の試合を生観戦してから四十年目となった。そこで旧近鉄バファローズを含めた十三球団の、初めて生観戦をした1974年(昭和49年)以降、即ちリアルタイムに見た時代のベストナイン、ベスト一軍メンバー28人を自分なりに選んでみることにした。
1974年という年はジャイアンツの連続優勝がV9で止まった年であり、セーブが記録として制定された年である。そして日本ハムが日拓ホームから球団を買収し、ファイターズがスタートした年である。翌年にはパ・リーグで指名打者制が採用されるなど、大きな節目の時期でもある。
そして敗戦処理。は昨年の生観戦で生観戦歴四十周年となった。NPBは昨年を“プロ野球80周年”と称している。日本のプロ野球の約半分をリアルタイムに共有していることになる。
マイセレクトリアルタイムベストナインVol.11-阪急ブレーブス~オリックス・ブレーブス~オリックス・ブルーウェーブ~オリックス・バファローズ
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今年も大晦日を迎えてしまった。昨年、最後のエントリーは昨年一年間の野球観戦で撮影した写真の中から1枚を選んでピックアップしたものだった。こういうエントリーは継続するに限る。今年もそうしようと思う。今年の1枚-2014年
ただ今年は、生観戦の回数が少なかったこともあってか、これといった1枚を選びきれなかった。そこで、企画二年目にして早くも反則技だが、今年撮影した写真ではなく、“今年完成した写真”をピックアップした。
ファイターズの中嶋聡バッテリーコーチ兼任捕手が27日のゴールデンイーグルス戦で八回から捕手として途中出場。今季一軍公式戦初出場となり、阪急ブレーブスでのルーキーイヤー1987年以来28年連続公式戦出場となった。実働年数28年となり、昨年まで27年で並んでいた山本昌に先んじて工藤公康の29年に次ぐ単独2位となった。既に投手以外の選手では史上1位になっているが、パ・リーグでの実働も27年となり、野村克也の26年を抜くパ・リーグ記録更新となった。
“阪急ブレーブス最後の生き残り”として旧ブレーブスファンからも注目を集める中嶋聡がまた一つ大偉業を達成した。
(写真:2010年のオープン戦で木田優夫とバッテリーを組んだ中嶋聡。当時木田41歳、中嶋40歳。公式戦で実現すれば歴代最高齢バッテリーになるところだったが…。 2010年3月撮影)
21日にナゴヤドームで行われるドラゴンズ対ゴールデンイーグルス戦を“引退試合”とする山崎武司が、大リーグでよく見られる、一日限定契約を行うことがわかった。昨シーズン終了後、任意引退選手として公示された山崎はこの一戦限りドラゴンズと選手契約を結び、支配下選手登録を行い、試合に出場した後、再び任意引退の手続きを取るという。
19日のスポーツ報知の報道によると、“オープン戦の出場資格は現役選手に限られるため、球団側は試合前日の20日に山崎氏を支配下選手として契約する”とある。日本球界では初めてのケースとあるが、過去にあった、オープン戦に、前年限りで現役引退した選手が出場していたケースは何だったのか!?
(写真:山崎「いいじゃないか、オープン戦なんだから引退した選手が出ても!」 審判「ダメですよ。ちゃんと復帰手続きをしてくださいよ」 写真はイメージです。)
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