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2021年1月 3日 (日)

西川遥輝、ポスティング移籍不成立。

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ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの移籍を試みたファイターズの西川遥輝が期限までに交渉がまとまらず、不成立に終わった。


西川は国内フリーエージェントの権利を有しているが、FA宣言をしていないので保有権を持っているファイターズに残留することになるはずだが、どうも嫌な予感がする。



西川遥輝のポスティング移籍は不成立に終わった。西川は昨年、フリーエージェントの権利を取得したが国内FA権のみで、海外FA権を取得していないのでメジャーリーグの球団への移籍の手段としてポスティングシステムを利用した。しかし残念ながら期限までに契約がまとまらなかった。


国内FA権を所有している西川だが、FA宣言をした訳ではないので、ポスティングが未成立になった現在の立場はファイターズの保留選手である。昨年12月の公示でファイターズは来季契約予定の選手として西川を保留選手にした。したがって西川は自由契約にでもならない限りファイターズ以外の球団とは交渉できない。現在、マリーンズの澤村拓一が海外FA権を行使してメジャーへの移籍を企てているが、澤村はメジャーリーグの球団だけでなく、マリーンズを含むNPB十二球団全てと自由に交渉できる。


そこでポスティング不成立⇒ファイターズ残留、という流れになるのだが、西川がファイターズに残ってくれれば今季も一番センターとして活躍が期待できる。敗戦処理。は今年も今月末までに“こんなオーダーが観たい”をエントリーする予定で各球団の願望オーダーを考えているが、願望であっても西川不在でオーダーを考えると寂しいものになる。


ただ、これで今季、ファイターズの西川を観られるかというと、個人的にいささかの不安がある。


今回はポスティング移籍を逃した西川だが、今季終了後に海外FA権を取得して再度メジャー移籍を挑戦するかもしれない。海外FA権による移籍の場合、ファイターズは見返りを求めることが出来ない。今回のポスティングシステムによる移籍が実現していればファイターズに移籍金が入ることが見込めたが、海外FA権による移籍が実現してもファイターズには見返りはない。


それを考えたときに、一年後に確実に移籍される選手を残留させてこの一年戦うより、このオフの間にトレードして別の選手を獲得した方が良いと球団が考えても不思議ではない。かつて糸井嘉男を放出した時に放出理由として囁かれた説を思いだしていただければピンと来るだろう。


その場合、真っ先に頭に浮かんだのは外野手を流出させてしまったあの球団だ。「一番センター」を見込める西川を獲れるならと話に乗ってくるかもしれない。ファイターズには足りていないポジションが多々あるが、その一つである抑え投手と交換できるかもしれない。昨年の不振で抑えの座を失ったクローザーとの交換だ。1対1とは限らない。若手の台頭で手厚くなった内野手をファイターズがプラスしてさらに見返りを求める。それこそ糸井の時の様な複数選手による大型トレードになるかもしれない。


もっとも、その投手もメジャーに挑戦したい意向を持っている様だが…<>


国内FA権を取得した西川が、ポスティングシステムでの移籍を要望したために国内FA権の行使をせず(出来ず?) メジャーへの移籍がご破算になった今、基本的にはファイターズとしか交渉出来ないというのは、そういう制度だと言ってしまえばそれまでだが、これから間尺に合わないと感じるファンが出てくるだろう。
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最近読んだ中島大輔氏の『プロ野球 FA宣言の闇』(亜紀書房)で、日本のプロ野球でFA制がありながらなかなかFA宣言をする選手が少ないのはそもそも宣言をしないと行使出来ないからでそこがMLBと根本的に異なる、という記述があるが、まさに宣言して初めて行使出来るFA制度の問題と言えよう。


個人的にはポスティングシステムという制度そのものを邪道だと思っている。メジャーでプレーしたい選手をFA権取得前にその夢を実現する代わりに所属球団が(海外)FAだと見込めない高額な移籍金をものに出来る制度と理解しているが、かつてのダルビッシュ有の時期がピークだったか、その後MLBによってどんどん改悪<!?>されて所属球団の見返りが少なくなっている。日本の球団の立場に置き換えればFA権での流出は仕方ないので、それまでは選手に働いてもらい、大金を見返りにメジャーに売り飛ばす発想は勘弁して欲しいと考えている。


逆の立場で考えるとわかりやすい。例えば日本の社会人野球がNPBに対して次の様な宣言をしたとする。

「現行のドラフト制度では、高校から入ってきた選手は三年間、大学からなら二年間を経ないとプロからドラフト指名を受けられません。しかしこの期限を待たずにどうしてもそれより早くプロに入りたい選手が出た場合、所属企業が認めればその選手を入札にかけます。最も高額を提示した球団にその選手との交渉権を認めます」

これを認めると有力選手が資金力の豊富な球団への入団に偏る事は目に見えている。賛成するのは一部の球団だけで反対する球団が多いことは目に見えている。しかし、当初のポスティングシステムはほぼこんな感じだ。NPBは自分たちがやられたら嫌なことをMLBに対しては行っているのである。だから好きになれない制度なのである。NPBは海外FAで移籍されると何の見返りもないからというが、海外FAによる移籍に金銭補償を根付かせるべきだと思う。さすがに人的補償は無理だろうから日本球団並みの金銭補償の制度を結ぶべきだと思う。MLBにしてもポスティングよりは負担が軽くなるのではないか。


敗戦処理。の個人的な持論を別にしても、これで西川がすんなりと元のさやで収まるとは残念ながら思えない。近年でこそFA権での移籍を視野に入れた選手との下交渉で翻意に成功している様だが、長いこと選手を引き留めてすらいないと噂された球団だ。信用できない。


もちろん、個人的にはファイターズでの“一番センター西川”を今季も見たいのだ。

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