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2021年1月31日 (日)

明日からキャンプイン、ただし無観客…。

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月は今日で終わり。明日21日から春季キャンプが始まる。プロ野球界の実質上の正月とも言われている。しかし新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各球団はキャンプ地の球場を無観客にして行う。安全を考えればその方が良いだろうが、多くの球団がキャンプを行う沖縄県では2月の一ヶ月で121億の経済効果があったという。影響力は大きいのだ。

 

 

 



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20日に放送されたテレビ朝日系『報道ステーション』によると昨年の2月の一カ月間での沖縄県における春季キャンプの経済効果は約121億円だったという。敗戦処理。の認識では春季キャンプそのものの見物は無料のはずだ。所詮は練習だ。練習を見せて観客から金を取ろうという発想はないのだろう。しかし現地のファンの存在だけでなく、各球団の本拠地などからもファンが押し寄せる。人が集まればお金も動く。その累積が121億円なのだろう。


無料だからという訳でもあるまいが、キャンプ地の地元のファンだけでなく、チームの本拠地などからのファンも訪れ、キャンプは賑わう。黙っていれば密が発生する。選手など関係者はPCR検査などを入念に行うにしても不特定多数をスタンドに入れるのは安全とは言えない。無観客で行うという判断は仕方のないところであろう。


球団にとってこの一カ月間、収入に関して入場を無料にしているからグッズ類の販売程度しか入場を見込めない一方で約一カ月間にわたる宿泊費など大量の支出が発生する。それを埋めるのはオープン戦だという。無観客開催による減収はグッズの販売機会の損失が大きいのだろう。それとは別の次元で、地元には経済効果を見込む企業などの存在があり、ファンが来ない事の打撃は球団以上に大きいのかもしれない。


ほとんどの球団はシーズンに入ったらキャンプ地での公式戦を行わない。行うにしてもせいぜいオープン戦。それも今年は感染対策で例年になく各球団が本拠地でオープン戦を行う傾向がある。本音を言えばキャンプをあくまで鍛錬の場ととらえ、その地で公式戦を行って恩返しという発想はないのだろう。もちろん公式戦を行う程のキャパシティが無い等の問題もあるのかもしれないが…。
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だか
らこそ、シーズンが始まったら行わない様な、サイン会などのファンとの交流の機会を設けるのだろう。
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そしてそれを目当てに現地のファンだけで無く、各球団の本拠地などからもファンが押し寄せるのだろう。


何年か前にジャイアンツ球場で1月に新人合同自主トレを見物した時に、自主トレが始まるまでの時間、スタンドから聞こえてくるファンの会話のほとんどは「去年の宮崎キャンプで○○からサインをもらえた」、「△△の練習の後がもらいやすい」等の話だった。これから新人合同自主トレが行われようとしているのに「□□(新人選手の名前)に期待している。楽しみ」といった会話はほとんど聞かれなかった。


年に一度、春季キャンプの時にだけ“プロ野球”に接せられる現地のファンにとって無観客という決断は本当に寂しい思いをしているのだろう。現地のファン限定で、密にならない様な配慮をしてスタンドに観客を入れられるのであればそうしてあげたいくらいだが、現実にはそれは無理だろう。無観客による被害者は経済効果にありつけない企業もさることながら、現地のファン達かもしれない。


かくいう敗戦処理。も2010年と2011年には宮崎県まで足を伸ばし、ジャイアンツの春季キャンプを観た。
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寒い朝の時間帯に選手がウオーミングアップを始め、徐々に身体を慣らし、シートノック、投内連携などの反復練習に。シーズン中にジャイアンツ球場などでも観られるおなじみのメニューではあるが、2月という野球に飢えている時期ということもあって新鮮に映る。わざわざキャンプ地まで足を伸ばすファンを悪者扱いしたが、交流目当てのファンばかりではもちろんない。


試合とは異なり、スタンドに観客がいない事がキャンプでの鍛錬に影響を及ぼすことは少ないはずだ。困るのはキャンプが行われ、ファンが集まることから派生する消費活動を当てにしている企業の人達と、スタンドにファンがいないと絵にならない等と固定概念を打ち破れないメディアと、そして貴重な機会を奪われる現地のファンの方だろう。むしろ選手達にとっては本当に鍛錬、練習に集中できることだろう。鍛錬の一ヶ月という原点に返って、今季のペナントレースでファンを唸らせる様な技術の取得に時間を割いて欲しいものだ。


ただ、昨年公式戦を無観客で行っていた期間、各球場でホームチームの攻撃時には録音された応援音声を流す球団が多かった。プレーしている選手達に、例年に近い環境でプレーさせることと、球場に行きたくても行けないファンの気持ちに近いものでの代用ということだったが、敗戦処理。の邪推では後者が大きいと思っていた。いざ有観客になった時にわれ先にと球場に戻ってもらいたいため、ファンに気持ちを切られない様に応援音声を流していたと考えている。キャンプでも厳しい練習を続ける時にスタンドからの拍手や歓声が選手の背中を押すというプラスアルファはあるだろうが、無観客による弊害は公式戦(試合)と比べれば少ないはずだ。


ファンは球団による配信やCS放送での特番で贔屓チームのキャンプ風景を見ることになりそうだが、個人的には今年のキャンプは例年とはメニューも異なる形にせざるを得ないのでは無いかと思っている。


自主トレ期間に、スワローズの村上宗隆に新型コロナウイルス陽性の反応が出た。1月は選手との契約期間外でもあり、あくまで自主トレだから選手が個々に練習施設を探す。そこに感染対策が必ずしも充分でないことがあっても不思議ではない。にもかかわらず、球団は選手に2月1日からのキャンプインに備える体調作りを求める。自主トレ期間ではありながら実質的には“プレ・キャンプ”を行っている選手がほとんどだ。例年はそれが可能でも今年に限ってはままならないケースがあるはずだ。


明日からのキャンプに関しては例年以上にスローペースで行わざるを得ないと考える。それなら序盤のオープン戦を減らしてキャンプ期間を長くするというのも一案だが、上述の理由の通り球団はオープン戦を減らしたくないのであろう。緊急事態宣言の期間延長によってその間のオープン戦を無観客にせざるを得ないのであれば、いっそのことキャンプ期間を延長するのも一案だと思うが…。
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今朝のTBSテレビ『サンデーモーニング』名物コーナー“週刊御意見番”に張本勲とともにリモート出演した里崎智也「何かを鍛えると言うよりもキャンプを無事に終えると言うことが一番の大きな役割」と言っていた。まさにその通りなのだろう。


いずれにしても、あくまでも公式戦のための準備期間であるということを踏まえた上でファンとしても配信や中継で情報を得ていきたい。



最後になるが、blogは明日21日、開設15周年を迎える。自分の備忘録を兼ね、細々と続けて気がついたらそんな長さになった。振り返るとほとんど進歩のない自分に気付き、恥ずかしくなる。しかしこの先も何の進歩もなく、思ったことを書き連ねることだろう。もちろん、コメントを寄せて下さった皆さん、アクセスして下さる皆さんに背中を押されている部分もあります。いつまで続けられるかわかりませんが、これからもよろしくお願いいたします。


ありがとうございます。

 

 

 

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