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2020年12月20日 (日)

続々・本当は凄い(かもしれない)田村龍弘

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光星学院高からの入団以来、一年目から捕手としての試合出場を積み重ねているマリーンズの正捕手・田村龍弘が、将来的に谷繁元信が持つ捕手としての歴代最多出場である2963試合出場を超える可能性があるとして拙blogでは取り上げている。


田村は昨年のシーズン終了時で入団から7年を経て捕手としての出場が674試合で、同じ条件での比較で元阪急ブレーブスの山下健の648試合、元南海ホークスの野村克也さんの639試合、当時ホエールズ、ベイスターズの谷繁の624試合などを抑えて歴代1位であった。この出場ペースを維持し続け、ノムさんや谷繁と同じく27年目まで現役を続ければ歴代最多出場捕手として球史に名を残す可能性があるのだ。


【参考エントリー】
続・本当は凄い(かもしれない)田村龍弘 拙blog202029日付
本当は凄い(かもしれない)田村龍弘 拙blog2019211日付

 

 

 



今季は田村にとっては厳しい一年だった。今季は新型コロナウイルス禍の影響で公式戦の試合数が120試合しかなかった。昨年までの143試合に比べると23試合の減。約16%減だ。これは田村に限らず、通算記録に挑戦する選手にとっては痛手だ。


今季の田村は10月にチームを襲った新型コロナウイルス禍の感染こそ免れたものの、成績的に今一つと判断されたのか柿沼友哉や新人の佐藤都市也との併用という起用法にされた感じだった。捕手としての出場試合数はいぜんとしてチームトップだったので正捕手扱いだったと思うが92試合の出場にとどまった。


捕手としての出場数が2桁の試合数にとどまったのは6年ぶりだが、そもそも試合数が120試合しかなかったのも響いている。120試合での92試合の出場は、例年通りの143試合に換算すると109.6試合に換算される。それでも田村が正捕手になった三年目の2015年以降に限るとワースト2位の少なさだ。


高校卒で入団して8年目の今季、92試合の出場にとどまった田村は、高校卒入団で新人から8年間での捕手としての出場数で野村克也さんに抜かれて2位になってしまった。ここで高校卒で入団した捕手の、新人から8年間での捕手としての出場数ランキングを書いておく。

順位 出場試合数 選手名 出身校 球団 一年目年度 8年間出場数
1位 772試合:野村克也(峰山高南海 1954)
2位 766試合:田村龍弘(光星学院高千葉ロッテ 2013年)
3位 749試合:谷繁元信(江の川高横浜大洋 1989)
4位 735試合:山下健(高松一高阪急 1950年)
5位 701試合:城島健司(別府大付属高福岡ダイエー 1995)

6位 662試合:醍醐猛夫(早稲田実毎日 1957)
7位 648試合:谷本稔(八幡浜高大映 1955)
8位 638試合:炭谷銀仁朗(平安高西武 2006)
9位 618試合:和田博実(臼杵高西鉄 1955)
10位 616試合:日高剛(九州国際大付高オリックス 1996)

11位 605試合:中嶋聡(鷹巣農林高阪急 1987)
12位 582試合:伊藤勲(東北高大洋 1961)
13位 569試合:中村武志(花園高中日 1985)
14位 551試合:安藤順三(多治見工→東映 1954)
15位 533試合:河合保彦(岐阜高→名古屋 1952)

なお、伊東勤に関しては高校三年時に所沢高校定時制に転校し、昼間は西武ライオンズの球団職員として練習をしていたのでこのランキングから除外している。


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田村は6試合差で1位から2位に落ちた。新型コロナウイルス禍による試合数減がなければ1位のままであっただろう。現在と過去の記録を比較するのに、試合数の違いというのは微妙に影響を及ぼす。上位3人の8年間の出場数をその期間のチーム試合数に占める割合で比較するとノムさん69.6%、田村68.2%、谷繁71.7%となり、谷繁が逆転する。


ノムさんの現役時代より現在の方が年間の公式戦数が多いことを考えれば田村に再逆転のチャンスはある。2021年は今のところ143試合が予定されている。ノムさんの入団9年目、1962(昭和37)の南海ホークスの試合数は133試合。ノムさんは130試合にマスクをかぶった。田村は来年、143試合の内137試合にマスクをかぶれば再びノムさんを超える。137試合の出場は、田村にとっては143試合全試合にマスクをかぶった2018年に次ぐ二番目の多さ。ハードルは高い。


柿沼、佐藤都の台頭で正捕手の座も脅かされかねない感じの田村にとって、まずはチーム内のライバルに勝つことが先決のシーズンだが、2039()に田村が歴代最多出場捕手になるためには重要なシーズンになりそうだ。


最後になるが、田村の一年後、2014年に花咲徳栄高からオリックス・バファローズに入団した若月健矢が入団から7年間での出場数が510試合となり、上述の昨年掲載した順位に当てはめると和田博実日高剛との間に入り歴代10位に相当する位置に来たことを追記しておく。
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歴代1位に手が届くかもしれない田村と比べると見劣りするものの、80年を超える歴史の日本プロ野球においてトップ10入りするのも素晴らしいことだ。

 

 

 

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