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2020年11月 3日 (火)

ホークスの森唯斗が史上4人目の入団以来7年連続50試合以上登板。

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日、ホークスの森唯斗が対マリーンズ戦の九回裏に6番手として登板。今季の登板数が50試合となった。森は新人だった2014年から7年連続して50試合以上に登板となり、これは日本のプロ野球では4人目の快挙である。


blogでは何度か取り上げているファイターズの宮西尚生が今季も50試合登板を果たして新人時代の2008年から13年連続50試合以上登板となったが、その宮西と、さらにその上をいく15年連続の岩瀬仁紀9年連続の秋山登さんに次ぐ歴代第4位。右投手に限れば秋山さんに次いで第2位である。


(写真:2014年の入団以来7年連続50試合以上登板を記録したホークスの森唯斗。 2018年8月撮影)

 

 

 



森唯斗は入団1年目からセットアッパーとして活躍。1年目には58試合に登板。5年目の2018年からはデニス・サファテに代わってクローザーを務めている。


森は19821月生まれで、来年の1月に29歳になる。
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岩瀬仁紀が持つ15年連続に並ぶとしたらその年度には37歳になる。あと2年で岩瀬に並ぶ宮西尚生も並ぶ年には37歳になるから、森はまだ半分しか達していないが年齢的には可能性はありそうだ。因みに岩瀬は39歳になる年に15年連続50試合以上登板を果たした。


投手の右左を分ける意味はないかもしれないが、右投手の最高記録は大洋ホエールズのエースとして活躍した秋山登さんが、入団した1956年から9年連続で50試合以上に登板したのが最長記録。これにはあと二年。森も視野に入れているのではないか。


左投手の方が絶対数が少ないから、特定の頼れる人に登板が集中するので一番が岩瀬で二番が宮西なのだろうというのが敗戦処理。の仮説だが、この左投手を含めても入団から7年連続で50試合以上登板をしている投手は森で四人目。先月森は通算100セーブ&100ホールドを達成したがこちらは森で6人目。希少性ではこの記録の方が上だともいえる。143試合ある年で年間を通してセットアッパーを務めれば50試合登板は超えられるがそれを新人時代から続けられる投手はそうはいない。


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同じ現役の宮西と比較すると、宮西が今季こそクローザーを務めているものの、昨年まで中継ぎ、セットアッパーに専念していたのに対し、森は2018年以降クローザーに専念。今季の宮西が記録継続のために本来なら登板しない展開でも起用されていた印象があるが、クローザーの森にはその機会はない。特に120試合しかない今季で、最終回までリードを保った試合が50試合以上あるというのは今季のホークスの強さの象徴とも言えるのではないか?今季の他球団のクローザーで、現時点(3日現在。以下同じ)で50試合以上に登板しているのは一時期セットアッパーを務めていたカープのヘロニモ・フランスアくらい。


心配なのは、宮西にも当てはまるが長年の蓄積疲労。特にホークスの場合、チーム内で登板数が多い投手が、翌年故障に泣かされるということがここ数年続いている。


工藤公康監督が就任した2016年以降で見ると、2016年、2017年に64試合、66試合と大活躍したデニス・サファテ2018年には6試合の登板にとどまり、その後公式戦のマウンドに上がっていない。
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2017
年にチーム最多の72試合に登板した岩嵜翔もしかり。2018年には2試合に減り、今季再びセットアッパーとしてどうにか格好が付くところまで復調してきたが時折痛い目に遭っていて往時と比べると安定感に欠ける。2018年のチーム最多登板、72試合登板の加治屋蓮2019年に65試合に登板した甲斐野央は復調していない。それでも次から次へと代わりが出てくる層の厚さには舌を巻くが、個人的には“代わりが出てくるから故障させてもかまわない”と考えているようにも思え、どうしても好きにはなれない。因みに今季の現時点でのチーム最多登板は、高橋礼51試合。森とリバン・モイネロがともに50試合、嘉弥真新也49試合。
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今季も泉圭輔、川原弘之、板東湧梧ら、若手を最初は負担の重くない場面で投げさせ、徐々に重要な場面に起用していき、将来の故障に備えているようには思えるが…。


森はリードした試合の最終回にのみ投げるクローザー。上述した、登板過多のあげく故障した先例と比べると、いくら強いホークスといえども登板の機会に限りがあるので故障のリスクは少ないのかもしれない。しかし、試合に勝つために相手チームから奪わなければならない27のアウトの内、最も取るのが難しい3つのアウトを取るのが役目のクローザーをまだ3年とはいえ続けている疲労は侮れないと思う。120試合しか行われない年の50試合は、143試合でいえば60試合に相当するのだ。


今季のジャイアンツにも当てはまるが、誰かが離脱しても代わりが出てくる層が厚いチームを作ることは立派だが、それが良いチームとは個人的には思えない。選手を故障させないチームが本当の良いチームだと思うからだ。


森が細心の注意で故障リスクを回避しているであろうことには敬意を表する。森が記録を続けることで、他の投手の故障の事実が形骸化するとは思えないが、森に万一のことがあった時に、仮に他の投手が涼しい顔をして代役をこなしてもさすがにその時には工藤監督に批判の矛先が向くであろう。
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