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2020年11月 1日 (日)

ファイターズ、鎌ケ谷最終戦で奥川恭伸に5回無安打。プロ入り初勝利を献上。

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昨日に続き、今日1日もファイターズスタジアムに行って最終戦を観てきた。昨日をさらに上回る入場者数の前で躍動したのはファイターズナインではなく、スワローズのドラフト1位ルーキー、奥川恭伸の方だった。先発した奥川は5イニングを投げて打者16人、被安打03奪三振、1与四球の好投でファイターズ打線を無失点に抑え、ファームとはいえ公式戦初勝利を挙げた。


ファイターズのファームは最後までファイターズらしい終わり方だった。前日までライオンズと同じ勝敗数で最下位だったが、今日の最終戦に敗れたので二年連続の最下位となった。


(写真:先発して5イニングを好投したスワローズの先発、奥川恭伸。)

 

 

 



新型コロナウイルス禍で一軍と同様に開幕が延期された今季のイースタン・リーグ。一軍公式戦と同じ6月19日に開幕し、一軍より一足早く今日1日に最終戦を迎えた。この日は最終戦ということもあって今年鎌スタで日替わりMCを務めた5人のお笑いタレントが勢揃い。
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個人的には5人合わせても昨年までのがんばれ!ぶそんくんには叶わないと感じている。余談だが5人が着ている紫のTシャツはこの日の入場者全員にプレゼントされたDJチャス。オリジナルTシャツ。奥川の先発が事前にわかっていれば、プレゼントで客を釣る必要も無かったか!?


この後にはイースタン・リーグを制したゴールデンイーグルスと、ウエスタン・リーグを制したホークスとの間で7日にファーム日本選手権が行われ、秋季教育リーグ(フェニックスリーグ)に突入する。ファイターズは今日勝てば最下位脱出の可能性があるので最後くらいは奮起する姿を見せてくれないかと期待したが、スワローズのドラフト1位ルーキー、奥川恭伸の前に打線が完全に沈黙。その後、終盤に粘りを見せるも、最後に突き放されて終わってしまった。


今日のスターティングメンバーはこちら。
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時計はまだ狂ったままだが、この後、脅威のスピードで正確な時刻に追いつき、試合中には修復された。よかった。


スワローズ打線は初回からファイターズの先発、鈴木遼太郎におそいかかり、渡邉大樹の中前安打と今季初出場になる奥村展征の四球からつくった二死一、二塁から濱田太貴のタイムリーで先制して奥川を援護。
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二回表にも中山翔太、古賀優大の長短打で追加点を入れた。


奥川は初回からファイターズ打線を三者凡退に片付けると、二回裏の先頭、万波中正にはボールが先行して四球を与えた。
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結果的にはこれが唯一許した走者で、降板する五回まで56球でファイターズ打線に対し、被安打03奪三振、1与四球と完璧な内容だった。
万波との対戦では力と力の好勝負を期待したが、奥川は何故かこの時だけ制球を乱した。この打席以外ではスリーボールになった場面すらなかった。奥川は今季のイースタン・リーグで192/3を投げて与えた四球はたったの2個。打者69人と対戦して2四球だけである。制球力的には完成度が高い。因みに万波の第二打席は2-2から右飛だった。


ファイターズは小刻みな継投。先発の鈴木遼が二回2失点で降板すると、二番手の長谷川凌汰2イニング投げ、こちらは無失点。三番手には柿木蓮が同じく2イニングを無失点。柿木は二年前の甲子園の優勝投手。
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一学年下の甲子園を席巻した奥川の力投に刺激を受けたのか、勢いのある投球で今日のファイターズ投手陣の中では最も見応えがあった。
今季はなかなか登板機会がなく、故障に泣かされていたのかと思いきや、報道によると投球フォーム固めに時間を割いていたという。そのせいか今日が6試合目の登板。合計で7イニング無失点という結果になった。


鈴木遼、長谷川、柿木と2イニングずつ投げた後の七回表、恒例の『東京音頭』が流れると、裏切り者を発見<笑>。
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0対2のまま迎えた八回裏、スワローズはバッテリーごと交代。投手は奥川、杉山晃基、ジュリアスとつないでこの回から四番手に二年目の鈴木裕太、捕手は古賀に代わって井野卓


鈴木は先頭の石川亮にセンター前に運ばれたのを皮切りに内野ゴロ併殺崩れの間に1点を失い、さらに今井順之助の安打で二死一、三塁とピンチを招くが高濱祐仁を二ゴロに打ち取って1失点に凌ぐ。


1点差なら最終回で何とかと期待したファイターズファンを裏切るかのように、八回表の頭から投げている鈴木健矢が先頭の中山に初球に死球をぶつけると、一死一、三塁から渡邉に渋く一、二塁間を破られて3点目。
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慌てて井口和朋をリリーフにつぎ込むが武岡龍世、太田賢吾に連打を浴びてさらに1点を追加される火に油の状態。1対4とされた。
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その裏はスワローズの五番手、田川賢吾に抑えられ、1対4のまま終了した。


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【1日・ファイターズスタジアム】
S 110 000 002 =4
F 000 000 010 =1
S)○奥川、杉山、ジュリアス、鈴木、S田川-古賀、井野
F)●鈴木遼、長谷川、柿木、吉田侑、鈴木健、井口-郡、石川亮
本塁打)両軍ともなし
入場者数:1143
試合時間:推定3時間3


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この結果、前日までライオンズと同じ2840敗で同率最下位だったファイターズは二年連続でイースタン・リーグ最下位が決定した。


例年なら本拠地最終戦の後には“ふれあいイベント”が展開され、試合後のグラウンドが開放されてファンと選手達が交流するイベントが繰り広げられるが、新型コロナウイルス禍の影響で今年は無し。シーズンを振り返って荒木大輔ファーム監督が挨拶するのみだった。
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荒木監督になって三年が過ぎた。ファームは勝敗が全てではない。一軍の戦力になる選手をどれだけ送り込めるかが重要だと言われるが、この三年間、一軍も直近では二年連続Bクラスが決まり、荒木監督下のファームに顕著な成果は観られなかった。来季以降、野村佑希樋口龍之介、吉田輝星に万波ら“大ちゃんチルドレン”が活躍してくれればこの三年間の評価も変わるだろうが…。


今日も3点差となった最終回の攻撃で代打攻勢をかけたが最後が谷口雄也、横尾俊建の連続三振で終わったことが今のファイターズを象徴しているように感じさせた。
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荒木監督は宮崎(秋季教育リーグ=フェニックスリーグ)で鍛え上げると誓っていたが、その陣頭指揮を執るのは誰になるのか、気になるところだ。


対戦相手のスワローズも今日が最終戦。奥川が最終戦でようやくプロ理初勝利を挙げたことはファイターズが相手だということを割り引いても嬉しい出来事に違いない。ただどの球団にも新旧交代の波は押し寄せており、スワローズでは既に五十嵐亮太、中沢雅人の今季限りでの現役引退が発表されているが、今日はファイターズのセレモニーが全て終了した後にスワローズナインがグラウンドに再び姿を現し、井野卓の胴上げが行われた。
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スワローズでは3月に右膝を手術して
今季を棒に振った奥村が今季初出場。“二番・遊撃手”でスタメン出場したが上述の通り一回表の第一打席で四球を選ぶと直ちに代走を送られ、守備には付かなかった。今日のスワローズは指名打者を使わずに投手の奥川を九番に入れて臨んだが、奥村がまだ守備に付けないのならばDHで起用するという手もあったと思われるが、四球で歩いてすぐに代走に起用されるところを見ると、打席以外はまだ無理なのかもしれない。


奥村の次の三番打者としては川端慎吾が一塁を守って先発出場したが、2打数0安打で太田賢吾と交代した。
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スワローズファンの間では今日の奥川先発はある程度予想が付いていたようで、今日の入場者数が昨日より23人多かったのは奥川目当てのファンが多かった分かもしれない。
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スワローズもファイターズも今季は一軍の成績が芳しくなかったが、スワローズにはファームに希望の星がいる。応援のしがいがあったろうがファイターズは…。


でも来年も鎌ケ谷に足を運ぶのだろう。


何度か書いているが、ファイターズは弱くなったのだと思う。ライバル球団にどんどん追い抜かれているのだろう。これまで築き上げてきた“ファイターズ流”では一軍も二軍も通用しないところに来ているのかもしれない。それでもこの球団のフロント力を信じているファンの方には申し訳ないが、ゼネラルマネージャー補佐という球団の要諦ともいえる役職に就いた人がライバル球団に移り、いまでは監督代行になっている。ノウハウが流出していると考える方が普通だろう。その前提で、どうすれば再び強くなるのかをよく考えた上で、ファームをどうするか、一軍をどうするのかを考えてもらいたい。


今年、鎌ケ谷に来るのは今日で最後だろうけど、新型コロナウイルス禍で全席座席指定。間隔を空けてのチケット発売など球団も細心の注意を払った上でファンを迎える開催に踏み切った。試合の結果以前にスタンドでクラスターを発生させないことに最大の注意を払ったのだろう。その意味では最終戦まで完走したのは素晴らしいことだと思う。まだまだリスクを考えれば、野球観戦に出向くよりも安全なことはある。でも足を運ぶ。ファイターズだけではないが、そのための環境作りに尽力してくれた各球団のスタッフに感謝をしたい。

 

 

 

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