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2020年9月 7日 (月)

澤村拓一、マリーンズへ移籍!

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ジャイアンツがシーズン開幕後3組目の交換トレードを成立させた。澤村拓一投手と、マリーンズの香月一也内野手の1対1の交換トレードが成立し、7日に両球団から発表された。


(写真:7日に交換トレードが発表されたマリーンズの香月一也<写真左>とジャイアンツの澤村拓一。この両選手、推定年俸を比較すると1億4750万円もの差があるが…)



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嫌な予感はしていたが、ついに澤村拓一がジャイアンツを去ることになった。2010年秋に行われたドラフト会議で、早稲田大学の大石達也、斎藤佑樹らに注目が集まる中、所属する大学野球部の監督がジャイアンツのOBであることも相まって事実上“囲い込み”の様な形でジャイアンツの単独指名で入団すると先発、抑え、中継ぎと投手として一通りの役割をすべて体験した。


昨年復帰した原辰徳監督からは本人が望まない先発復帰を強いられ、結果が伴わないとリリーフに戻されたが安定感の無さは相変わらず。今季もいわゆる“勝利の方程式”には加われず便利屋的に扱われていたが、7月25日の対スワローズ戦では予告先発のエンジェル・サンチェスが右肩の違和感を訴えて登板を回避すると急遽先発。この試合で3回1/3、62球を投じて降板すると翌日には登録を抹消。ファームでの再調整を命じられたが調子が上がらず三軍落ちを経験し、先頃二軍に復帰。イースタン・リーグのスワローズ戦で5日、6日と連投。それぞれ1イニングを無失点に切り抜けていた。


同じ7月には原監督は澤村に、同じく離脱したルビー・デラロサの代役としてのクローザーとして指名していた。はっきり言って、苦肉の策で先発をやらせた試合の次の日に登録を抹消して、それからすぐに三軍まで落とす。原監督ら一軍監督、首脳陣の問題なのか阿部慎之助二軍監督の問題なのかわからないが、あまりにも扱いがぞんざいなのではないか?

 

今季で入団10年目の投手にしては選手としての落ち着きがなく、チームとして持て余している面があったのだろうが、澤村を使いこなせない様な首脳陣は一流とは言えないと思う。ジャイアンツが他球団もうらやむ豊富な戦力の持ち主であることは、それはそれで球団としての努力の成果だとは思うが、要するに“代わりはいくらでもいる”方式は感心しない。個人的には好きなタイプの選手であるが、こんな扱いをされる球団に残り続けるくらいなら、必要とされる球団があるのであれば良い話ではないか?ましてや今季のマリーンズはパ・リーグで首位のホークスを猛追している状況。そんなチームが澤村を必要としたのだ。


そのマリーンズは今シーズン前のオフシーズンにはゴールデンイーグルスとともに“主役”だった。ジャイアンツも狙っていた前ゴールデンイーグルスの美馬学を獲得し、長年顔ぶれが変わらなかったリリーフ陣にはフランク・ハーマンジェイ・ジャクソンと日本の他球団で実績があるリリーバーを獲得した。残念ながらジャクソンとは契約解除を余儀なくされたが、その穴を埋めるピースとして澤村に食指を動かしたのではないか?唐川侑己がセットアッパーとして開幕から大車輪の働きをし、15試合に登板して依然として防御率0.00(9月6日現在)という神がかり的な安定感を発揮しているが、いつか調子を落とす時の備えとしても澤村は必要なのだろう。マリーンズのファームをジャイアンツやファイターズの対戦相手として観ていると、若手投手に混じって内竜也大谷智久といったベテランがけっこうなペースで登板しているように思う。
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上述の美馬獲得の際の人的補償で酒居知史を手放したのが響いていると個人的には想像しているが、そのくらいすぐに一軍で使えるリリーバーを欲していたのだろう。


その澤村と交換でジャイアンツに来る香月一也はまだ24歳になったばかりの右投げ左打ちの内野手。一塁か三塁で出ることが多い。マリーンズでは昨シーズン限りで長年君臨していた福浦和也が現役を引退して香月の需要が高まるかと思ったが、同じく一、三塁を主なポジションとしている後輩の安田尚憲が一軍で四番打者として頭角を現している他、香月と年齢が近いところでは平沢大河に新人の福田光輝、外野手ではあるが売り出し中の和田康士朗や、藤原恭大と左打者が目白押し。余剰戦力と判断されたのかもしれない。ジャイアンツではヘラルド・パーラの故障離脱後、球に左打者の層が薄くなったように感じられる。パーラ復帰までに時間を要するからさし当たって香月を…と勘ぐりたくもなる。香月はジャイアンツでは岡本和真と同年齢。ジャイアンツではこの年代で岡本に続く選手が今はいない。


1対1の日本人選手同士での交換トレードとしては最も年俸差のある交換トレードではないか?というツイートを見かけた。澤村が推定年俸1億5400万円で香月が650万円。確かに1億4750万円の格差がある。2007年シーズン後にトレードとなったファイターズの金村暁(推定年俸1億8000万円)と中村泰広(同1200万円)の1億6800万円差という例があるから“最も”ではないが格差トレードとは言えよう。しかし、両チームが求めるものを求めた結果と考えると、両軍よく考えたトレードだと思う。

 

それにしても、一年前のオフに人的補償という特殊なケースだったとはいえ内海哲也長野久義がチームを去ることになり、今回は澤村。この三人はいずれもドラフト会議において「ジャイアンツにしか行かない」という意思表示をした選手だ。プロ野球選手はプロ野球選手になることがゴールでなくあくまでもスタートに過ぎないとはいえ、いかに相思相愛で意中の球団に入ることが出来てもその後は…と考えると今後のドラフト戦略に支障が生じるのではないか。ジャイアンツでなければ行かないというのは菅野智之が最後になるかもしれない。そしてその菅野にポスティングシステム利用によるメジャーリーグへの移籍が噂される。2019年と2020年がジャイアンツにとって“終わりの始まり”と振り返られることがなければ良いのだが…。

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