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2020年8月24日 (月)

ジャイアンツの編成は上手なのか下手なのか!?

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ジャイアンツでは右膝違和感でホセ・パーラが戦列を離脱した後に一軍に上がったイスラエル・モタがいきなり本塁打を放って原辰徳監督や阿部慎之助二軍監督の手腕が持ち上げられているが、現場の監督はともかく球団のフロント(編成)としてはどうなのだろうか?と言う素朴な疑問にぶち当たった。


(写真:イースタン・リーグで打率.307、7本塁打、25打点と活躍しても一軍には上がれないジャイアンツのエスタミー・ウレーニャ内野手)

 

※成績は8月23日現在。以下同じ



ホセ・パーラが抜けたら途端に左打者の層が薄くなったように感じたジャイアンツファンも少なくないのではないか?121打数35安打 4本塁打13打点、打率.289という表に出る成績以上の存在感があったことを再認識するが、パーラが登録抹消になってから五日後の8月21日にイスラエル・モタが出場選手登録されると、大敗した試合ではあったが22日の対カープ戦でモタは初本塁打を放った。


直ちにパーラの代役が務まるかはともかく、掴みはOKなデビューで原辰徳監督と阿部慎之助二軍監督の手腕が評価されているが、外国人の編成としてはいささか疑問がある。


そもそもジャイアンツに限らず十二球団全部が、“感染拡大防止特例2020”で一軍の外国人枠が5人になる前から5人以上の支配下登録の外国人選手を抱えていた。


当初、ジャイアンツの支配下登録された外国人選手は昨年からいるC.C.メルセデスルビー・デラロサに加え、新外国人選手のエンゼル・サンチェス、チアゴ・ビエイラ両投手と外野手のパーラだった。その後、右の大砲、モタと右投手のナティーノ・ディプランが育成選手から支配下選手登録された。


残念ながら新型コロナウイルス禍によって公式戦開幕が大幅に延期されてしまったが“感染拡大防止特例2020”によって一軍の外国人選手登録が5人まで認められることになった。普通に考えればデラロサ、メルセデス、サンチェス、ビエイラ、パーラの5人を登録すれば、試合に出場できるのは4人までであっても、先発要員のサンチェスとメルセデスを同じ試合にベンチ入りさせる必要は無いからこの5人で問題無いかと思われたが、一度投手4人、野手1人または投手1人、野手4人を一軍に登録したらその内訳を変えられないことが決まった。ジャイアンツは開幕の時点では一軍にデラロサ、サンチェス、ビエイラ、パーラの4人だけを登録し、メルセデス初登板の前にビエイラを登録抹消し、投手4人になるのを避けた。そしてトレードでゴールデンイーグルスからゼラス・ウィーラーを獲得し、投手3:野手2の一軍登録構成とした。その後、この構成は続いたが、サンチェスが右肩違和感で登録抹消になり、上述の様にパーラも離脱。ファンの間からはパーラの代わりにそろそろサンチェスの復帰をという声も挙がったが、パーラの代わりにサンチェスを登録すると投手が4人(メルセデス、ビエイラ、デラロサ、サンチェス)になってしまうのでパーラの代わりに外国人を登録するならば、野手を登録するしかなかった(その後、メルセデスも離脱するがそれは結果論)。


ジャイアンツのファームには今季入団したエスタミー・ウレーニャという右打者の育成選手が冒頭に書いたようにイースタン・リーグで好成績を残している。支配下選手登録の期限は今季に限り9月末までなのでまだ可能なのだが、ジャイアンツの支配下選手登録の選手は8月23日現在で69人。今季も変わらぬ上限の70人まであと一人。最後の一人ということで球団としても慎重にならざるを得ないのだろう。

球団幹部「ウレーニャが良いみたいじゃないか、支配下登録して一軍にあげろ」

編成職員「それはいいのですが、支配下の枠があと一人なので、もう少し見極めないと…」

幹部「もう69人になったのか! そんなぎりぎりだったか?」

職員「開幕が延期になる前にモタとディプランを育成から支配下登録したもので…」

幹部「じゃあそいつを一軍に上げればいいじゃないか」

こんな感じでモタの一軍入りが決まったのではないか<笑>?モタは直近まで三軍に落ちていた。また、26日の対スワローズ戦の先発と報じられているディプランは21日にイースタンでライオンズ戦に先発したばかりだが、イースタン(二軍)での登板は3試合のみでこの日の登板が6月27日以来。


ディプランが支配下選手登録されたのは3月31日だった。この3月31日という日は、実は26歳を超える新入団の育成選手にとっては支配下選手登録の期限なのである。

日本プロ野球育成選手に関する規約

第9条(支配下選手契約への移行等)
③ 本年度26歳以上となる新入団選手を育成選手から支配下選手へ移行する場合の期限は、3月末日までとする。

今年の期限に当たる3月31日には26歳だったディプランの他にマリーンズの新外国人投手、ホセ・フローレスも育成選手から支配下登録された。フローレスはこの時点で30歳だった。その後一軍に昇格して中継ぎ投手として戦力になっている。


この条件に当てはまる育成選手は、そのシーズンに支配下として一軍で使うためには3月末までに支配下登録をしなければならないのだ。ジャイアンツとマリーンズが期限最終日に支配下選手登録の手続きを行ったのはそんな背景があったのだろう。


しかし、今年の3月末といえば既に公式戦の開幕延期が決まっていた。東日本大震災で公式戦開幕が約二週間遅れた2011年にはこの登録期限は3月末から4月末に延期された。今季はこの時点では開幕の時期の見通しすらたっていなかったが、2011年よりおおきくずれることは明らか。にもかかわらず一部の選手だけに当てはまる規則とはいえ、延期にはならなかった。おそらくはそこまで手が回らなかったのだろう。そしてジャイアンツとマリーンズは延期が無いという前提で、この日に支配下選手登録の手続きをしたのだろう。


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2月28日に支配下登録されたモタ、3月31日に支配下登録されたディプランがともにその後二軍でも活躍出来なかったのはジャイアンツの編成としても頭が痛いところだろう。この二人を支配下登録したこともあって残りの枠が少なくなり、最も結果を残しているウレーニャの昇格がためらわれているのだとしたら本末転倒。


現場は与えられた戦力をどう使いこなすかだから、原監督はウィーラーら新戦力を上手く使いこなしているといえよう。


モタも“掴みはOKなデビュー”と書いたが個人的にはビギナーズラックの域を出ていないのではとまだ半信半疑である。逆にこのまま一軍でそれなりに結果を残すようだったら、三軍に落としていた阿部二軍監督の眼力はどうなのか?という疑問が出てくる。


話は飛ぶが23日の対カープ戦でプロ入り公式戦初登板、初先発で奮闘した直江大輔は今季イースタンでは4試合にしか登板していないが、最長でも一試合に5イニングしか投げていない。
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素人考えではあるが、イースタンで5イニングしか投げたことのない投手が一軍で先発投手としての務めを果たせるのだろうか?23日の4イニングというのは精いっぱいだったのだろう。


宮本和友投手チーフコーチは直江に関して「次もある」と次回も先発させることを示唆していた。初登板の翌日にあたる今日(24日)、登録を抹消されていないので次回30日の対ドラゴンズ戦に先発させるのかもしれないが、個人的には今直江に結果を求めるのは酷だと思うので、同じ23日に一軍登録された桜井俊貴を先発させる方がベターだと思う。


阿部二軍監督に関しては2月の春季キャンプの報道でスパルタぶりばかりが報じられていて気になっていたが、“監督”としてこちらも半信半疑。もちろん昨年まで現役だった人なので本人もまだ“二軍”監督なのかもしれないが<苦笑>。


現場ががんばって結果を残しているから表に出ないだけで、本来なら現場を下支えするはずのフロントがけっこうやらかしている様に思えて仕方ない<苦笑>。今は良くても、そのしわ寄せが終盤の肝心なときに表に出てこなければ良いが…。


もっとも、そのフロントを含めて“全権監督”と呼ばれているのが原監督なのだが…。

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