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2020年8月22日 (土)

静かな鎌ケ谷で新旧“栄光のドラフト1位”が共演…

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日の今季初生観戦以来、今日(22)は再びファイターズスタジアムに行ってきた。ジャイアンツ球場が有観客試合を始めるのが25日からなので、頼りは鎌スタになるのだ。ファイターズが吉田輝星、斎藤佑樹、吉川光夫と豪華な“栄光のドラフト1位”による継投を見せれば、相手のスワローズも16日まで一軍で先発ローテーションに加わっていた山中浩史がベテランらしい投球で七回途中まで踏ん張る。九回で決着が付かずに延長十回まで行われるがそれでも3時間足らずで終わる、暑さ対策的にも好都合な試合観戦となった。


(写真:“栄光のドラフト1位”共演の先陣を切る形で先発した吉田輝星)

 

 

 



前回の観戦記、8月12日付け拙blogエントリー遅まきながらようやく今季初の生観戦!でも触れたが、新型コロナウイルス禍の中での有観客試合ということで、この球場ならではの観客参加型のイベント、アトラクションが軒並み中止されている。この日は昨シーズン限りで卒業したがんばれ!ぶそんくんに代わるイベントMCとして小笠原道大ヘッド兼打撃コーチの物まねをする“小笠原ミニ大”がC☆B、DJチャス。とともにグラウンドに立っていた。
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小笠原ミニ大は小笠原コーチからユニフォームとスパイクをもらって自分は公認だということを強調し、試合途中には小笠原コーチの現役時代の物まねをしていたが、個人的には“声”質が屋外でのイベントには不向きなのかなと感じてしまった。今更ながらあのチビ、じゃなかったがんばれ!ぶそんくんはなかなかな者だったと痛感させられた。


この日はまた、地元の支援団体によるファイターズ選手への表彰式が試合前に行われ、67月の月間MVPとして投手では吉田輝星、野手では樋口龍之介が表彰された。吉田輝は先発登板に向けた調整のために表彰式を欠席したが、今までならこういうケースではC☆Bが代わりに表彰を受けていたのに、今日は表彰する側も誰も出席せず、C☆Bが樋口に表彰状を渡し、吉田輝には後日渡されると発表があった。
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こうしたところにも新型コロナウイルス禍の影響が及んでしまっているのだ。


例年ならどんなに暑くても、試合前の観客によるベースランニング大会が行われていたし、始球式の権利を賭けたじゃんけん大会も中止。仕方ない措置だとは思うが、やはり寂しい。


ここまでの写真掲載でお気付きの方も中にはいらっしゃるかもしれないが、今日は昨年まで自由席で確保していた席の近くを座席指定で確保出来た。球団公式HPで購入する前売りチケットは全席指定であるが、チケット購入時点で空いている席から選べるので助かる。もちろん、ソーシャル・ディスタンスの観点から一列おき、隣り合わせにはならないように配慮されている。


余談だが今日の席の辺りには昨年までなら実際には十人にも満たない人数でほぼ二列を独占する常連さんがいた。約三時間の大半を目の前で行われている試合とは無関係な雑談で過ごすメンタリティーにはいつも驚いていた。たまに前方の観客が振り向いて呆れているが気付いていないのだろう。年間パスポート会員などであれば敗戦処理。より先にいつもの席を買い占めすることも不可能ではないと思われるが、この日がたまたまかもしれないがいなかったのでゆったりと観戦出来た。


冒頭に書いたように両軍の先発はファイターズが吉田輝で、スワローズが山中浩史。発表されたスターティングメンバーは以下の通り。
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一回表、スワローズの三塁コーチが三塁側のファイターズベンチや岩下健吾三塁塁審に挨拶しながらコーチャーズボックスに入り、ファイターズの三塁手、クリスチャン・ビヤヌエバにも話しかけていた。スワローズの三塁コーチは昨年までファイターズに在籍していた緒方耕一コーチ。
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ビヤヌエバは今季ファイターズに新加入したので旧交を温めるという趣向でも無いと思われるが…。ジャイアンツとファイターズでの先輩ということでビヤヌエバが気を遣ったか<>!?


一回表は吉田輝がスワローズ打線を三者凡退に仕留める上々の立ち上がり。その裏、スワローズの先発、山中も二死までは簡単にとったが三番の海老原一佳に一、二塁間を破られると、四番の万波中正にも一、二塁間を破られて二死ながら一、二塁のピンチを招く。ここで打席にはビヤヌエバ。ビヤヌエバは左足部打撲で戦列を離れていたが昨日(21)のこのカードから実戦復帰。昨日は早速本塁打を放っていたがここでも先制タイムリー。
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ビヤヌエバの当たりは詰まったライト前への小飛球となったが、前進してダイレクトキャッチを試みたライトの中山翔太がわずかに及ばず安打となり、その打球を後方に反らしたので2点タイムリーとなった。


ビヤヌエバの復調は朗報だが月間MVPの樋口がベンチスタートに回るのは個人的には残念…。


好調と思えた吉田輝が二回表にはスワローズ打線につかまった。


四番でスタメン出場している雄平と五番の中山が連打で無死一、二塁。内山太嗣の送りバントが三塁で封殺されて一死一、二塁になるも松本直樹が中前に弾き返して一死満塁。ここで八千代松陰高からドラフト5位で入団したルーキーの長岡秀樹がいとも簡単に中犠飛を放ち1点を返した。
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今日のスワローズは八番に二塁でこの長岡が入り、九番に遊撃手として長岡と同じく高校卒ルーキー、八戸学院光星高から6位指名入団の武岡龍世が出ていた。
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武岡は既に一軍入りを果たし、812日の対ジャイアンツ戦で菅野智之からプロ入り初安打を記録して一躍脚光を浴びた。


高校卒ルーキーコンビが二遊間というセンターラインを固め、打順こそ三番を打っているものの太田賢吾ははじき出されて一塁を守っている感じだ。3月に右膝を手術して長期離脱を余儀なくされている奥村展征とともに敗戦処理。の贔屓チーム出身の若き二遊間をつい最近まで観ることが出来たような感覚があるが、スワローズの若手の台頭速度の速さを感じる。


この回は1点止まりだったが続く三回表に集中打を浴びせる。


先頭の藤井亮太がレフトオーバーの二塁打。もっともファイターズの左翼手、海老原の後方への打球の追い方がお粗末でグラブに当てたものの打球の勢いに押されて捕球し損ねたような当たりだったが記録は“二塁打”だった。一死後、太田が中前に運んで藤井を還して同点。
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太田は二盗に失敗して二死走者無しとなるも、雄平が左翼線に二塁打。中山が中前打で雄平が還りスワローズに2対3と逆転されてしまう。


この時、バックホームの間に二塁を狙った中山が刺されたのでチェンジになったがこの回は打者5人に被安打4本。二回表に続いて吉田輝が狙い撃ちされた感じだった。


吉田輝は四回表には何かに気付いたのか三者連続三振の好投。続く五回表の先頭打者武岡まで四者連続三振。この回も三人で片付けて復調の兆しを見せるものの、この回限りで降板。数え間違えてなければ五回まで70球を投じていた。


ラジオ体操もない五回終了後の六回表のマウンドには斎藤佑樹が上がった。


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ファームで中継ぎに回っていながら試合の要所で結果を残せない登板が目立つので敗戦処理。は勝手に“試合破壊王子”と呼んでいるがこの日はスワローズのクリーンアップとの対戦となったが無難に三人で抑え、1イニングで役割を終えた。


そして七回表には三番手で吉川光夫が登板。
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ここまでの三人はいずれもファイターズにドラフト1位で入団した。もっとも、王子以外はいわゆる“ハズレ1位”。吉川の時には田中将大。吉田輝の時には根尾昂。マー君は言わずもがなだが、今後根尾が先に大ブレークするようだと“釣り逃した魚は大きい”と言われかねない。


もっとも、2010年のドラフト会議でファイターズと斎藤指名が重複して抽選で外したスワローズはハズレ1位で山田哲人を獲得したし、清宮幸太郎で重複して抽選で外したときには村上宗隆を獲得出来た。何が幸いするかわからないのがドラフト会議だ。


吉川は先頭の内山に10球粘られて四球を与えたものの後続を三人で抑えた。


すると、その裏の七回裏、まだ投げ続けている山中から先頭の高濱祐仁が打った瞬間に柵越えとわかるソロ本塁打で33と同点に追いついた。
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さらに続く八番の片岡奨人が左中間を破る二塁打で無死二塁。
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この日、ルーキーでただ一人スタメン出場の片岡が逆方向に鋭い打球を放ってくれた。


途中出場の黒羽根利規がきちんとバントで送って一死三塁とファイターズは逆転のチャンスを迎え、打席には一番の平沼翔太。一軍復帰を目指す山中にとっても試金石になる場面と映ったが平沼に四球。一死一、三塁となって今日も二塁手として出場している郡拓也を迎えた場面でスワローズは山中からサウスポーの坂本光士郎にスイッチ。


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サウスポーを投入するなら平沼の打席でじゃないか!?などと頭をひねっていたら郡が初球を打って二塁ゴロ。4-6-3と渡るおあつらえ向きの併殺打で同点止まり。


ファイターズの“栄光のドラフト1位”リレーはここまで。この後は延長十回まで生田目翼、浦野博司、長谷川凌汰1イニングずつを抑えた。最終回はファームでよく起用されるW鈴木のどちらかかな?と想像していたが長谷川だった。
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スワローズは七回裏のピンチを1球で凌いだ坂本に代わって八回裏からマウンドに上がった山田大樹が、コロナウイルス禍対策で今までより1イニング短い規定の延長十回まで一人で投げ抜いた。
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両軍ともにチャンスも作れぬまま3対3の引き分けに終わった。


ベンチスタートとなった樋口は十回裏に代打で登場。スタンドからでも一発狙いなのが見え見えだったが、山田大に対して捕邪飛に倒れた。

22日・ファイターズスタジアム】
S 012 000 000 0 =3
F 200 000 100 0 =3

S)山中、坂本、山田大-古賀
F)吉田輝、斎藤、吉川、生田目、浦野、長谷川-石川亮、黒羽根
本塁打) 高濱1号ソロ(山中・七回)


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山中に関して一軍復帰を目指してと書いたが、山田大も6月の開幕時には一軍の先発ローテーションに入っていた投手。山田大の3イニング登板もうなずける。


もう忘れてしまっている人もいるかもしれないが山中も山田大もどちらも元ホークス。特に山田大はホークスの一軍で投げていた時期には“ファイターズキラー”と呼ばれていた。記憶をたどると大隣憲司とごっちゃになる人もいるかもしれないが…。


スワローズは他球団から獲得した選手を上手くその選手の能力を引き出す球団という印象を個人的に持っている。かつての“野村再生工場”は小早川毅彦に代表される、過去に他球団で一時代を築いた選手に再び光を当てるものであったが、その後を継いだ若松勉監督は高木晃次、佐藤真一といったそれまでの球団で芽が出なかった選手を伸ばすことで戦力に厚みを加えた。両監督のDNAがその後もチームに活きていると思える。



余談になるが野村克也さんの薫陶と言えば、今日の対戦の両監督も少なからず受けている。残念なことにシャッターチャンスを逃したが。試合開始直前の荒木大輔、池山隆寛両監督によるメンバー表の最終確認を見ていてそう感じた。一軍監督では十二球団の半分の6人が現役時代に野村克也監督の指導を受けているが、二軍監督を見渡してもこの両監督に加えてホークスの小川一夫二軍監督、マリーンズの今岡真訪二軍監督が現役時代に指導を受けている。最先端のセイバーメトリクスを理解できないファンは取り残されると脅かされたが、現場にはまだまだ野村イズムが遺っているようでそれが何か微笑ましく感じられた。


そんなことを考える余裕があるくらい、試合の中盤以降には酷暑が影を潜め、過ごしやすくなった。


今日の入場者数は587人。
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ファイターズスタジアムでは719日に初めて有観客試合となってから84日の600人が最多で、ここまで8試合で500人を割ったのが一試合だけとコンスタントに500人以上の入場者を集めている。敗戦処理。が前回観戦した今月12日は594人だった。その日も今日も“チケット完売”の表示があった。前売りを購入しても何らかの事情で来場しない人もいるだろうから600人+αが現在の定員なのだろうか?


ただ、まだ二試合を観ただけだが8月なのにスタンドを走り回るちびっ子の姿がほとんどない様に感じられた。単に野球の試合を行うだけではちびっ子達を招き入れるには弱いのか?それとも今この時期に学校の勉強を補っているのだろうか…!?


延長十回まで行っても試合時間は2時間58分とぎりぎりではあるが3時間を切った。二回表と三回表に吉田輝に集中打を浴びせたスワローズが四回以降ノーヒットだったことが試合展開を早めたのだろう。ファイターズの同点に追いついた後の八回以降は山田大から1安打のみで走者を得点圏に進められなかった。


帰りは路線バスで西船橋駅に出るか、シャトルバスで東武鎌ヶ谷駅に出るか迷ったがバスに座れないことを想定して乗車時間の短い東武鎌ケ谷行きのシャトルバスを選んだ。“密”と言わざるを得ない詰め込みだったが皆、マスクをしていたので何とかなったのだろう<>!?

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