フォト
無料ブログはココログ

« 公文克彦、183登板目でプロ入り初黒星。 | トップページ | ゴールデンイーグルスは何故高梨雄平を手放したのか!? »

2020年7月13日 (月)

代役クローザー澤村拓一、いまだに出番なし

Adsc_9303
ジャイアンツではクローザーのルビー・デラロサが今月5日の登板で左脇腹肉離れを起こして登録を抹消されると、原辰徳監督は代役のクローザーに澤村拓一を指名した。しかし、その後降雨による試合中止が相次いだこともあり、クローザーが登板する展開になっていない。澤村は12日のスワローズ戦で1点ビハインドの九回表に登板したが、これは原監督が求めた形の出番ではない。


デラロサの代役に澤村。ジャイアンツファンの間でも評価が分かれる澤村だが、クローザーとしての出番はいつ…!?

 

 

 



澤村拓一
がジャイアンツに入団して今年で十年目。早いものだ。主にスピードボールとフォークを武器に、貴重なリリーフとして働いてくれている。連投も利くし、場合によってはイニングまたぎもこなしてくれる。調子が良ければ相手が手も足も出ないボールを投げる一方で、調子が悪いときには手の施しようがないくらい荒れまくる。普通は十年も経れば経験に裏付けされた円熟味の様なものが身につくはずだが、どうやらそんなものには縁がない。


ジャイアンツファンには安定感を求める人が多いのだろう。十回の内、九回まではクローザーとして成功しようとも、残りの一敗を厳しく攻め立てる。ライオンズで難攻不落のクローザーとして135セーブの実績をひっさげてフリーエージェントで移籍してきた豊田清も、移籍して最初のうちは抑えに成功していたが初めて抑えに失敗した時にそれまでの成功が全て吹っ飛ぶような喪失感に襲われたと当時言っていた。


blogでは何度か取り上げているが、ジャイアンツは十二球団で唯一、100セーブ以上挙げた投手を輩出していない。2005年に新規参入球団としてスタートしたゴールデンイーグルスにすら松井裕樹という昨年までに139セーブを挙げた投手がいる。クローザーとしてチームに貢献した投手がいない訳ではない。長続きしないのだ。上述の様に確率的には成功の方が遙かに多くても、失敗が際立つ役割だ。それ故に我慢して育成するポジションではない。育成より補強に重きを置く球団で100セーブを挙げる投手が出ないのは必然なのかもしれない。ファンが球団、選手に求めるものも同じ。


そんななかで、原監督はルビー・デラロサの代役に澤村を指名した。昨年のシーズン前にはリリーフでの役割にこだわる澤村を自ら説得して先発転向に仕向けていた原監督が、中継ぎ役の澤村に代役のクローザーを命じた。デラロサの復帰までにどのくらいの期間を要するか不明だが、澤村がクローザーを務める以上、信じられないような逆転負けをするシーンも覚悟しなければなるまい。昔、長嶋茂雄監督がある投手を「信頼するが、信用はしない」と言ったがファンもクローザー澤村にはそんな感覚で接するしかないのかもしれない<苦笑>


ある知人が「打線で四番打者が欠場する時に三番打者を四番にして、五番打者を三番に入れて…と打線全体をいじるのではなく、四番に代役を入れて仮にその選手が機能しなくても全体でカバーするのと同じ考え方ではないか!?」と分析してくれた。なるほど。原監督は中川皓太をクローザーにしたくないのだろう。
Cdsc_5985_20200713211101


今季のジャイアンツは当初、最終回をデラロサに託し、その前の八回を中川に託す方程式を築いた。だが原監督の理想とするのは中川をかつての山口鉄也のように、登板イニングを固定するのではなく、試合でのここという山場で投入してその試合最大のピンチを切り抜けるタイプのセットアッパーにしたいのだろう。


今月1日の対ベイスターズ戦では3対1とリードした七回表に頭から中川を投入した。中川はこのイニングに1失点し、3対2とされてバトンを渡すと、いつもなら自分が投げる八回に澤村と高木京介が打たれて逆転負けしてしまった。山口鉄也には“風神雷神”と呼ばれた越智大祐や、“スコット鉄太朗”と呼ばれた西村健太朗、スコット・マシソンらがいたが、残念ながら今のジャイアンツには彼らに相当する存在がいない。澤村をデラロサの代役にするなら最終回には澤村、八回には中川とこの二人は原則固定させて七回までに逆転されたら仕方ないくらいの割り切りがないと、クローザー不在のこのピンチを乗り越えられないと思う。


ジャイアンツには通算100セーブ以上の投手がいない。球団歴代最多セーブは角三男マーク・クルーン93セーブだ。だがホールドではファイターズの宮西尚生に次ぐ歴代2位の324ホールドポイントを記録した山口鉄がいた。穿った見方をすればクローザーよりセットアッパーを重視する体質なのかもしれない。中川の役割を決め、それ以外の投手の中からデラロサの代役を選んだらそれが澤村だったという程度のことなのかもしれない。そうであればファンとしても澤村に過剰な期待をするのは禁物で、中川が相手の反撃の流れを断ち切った後に試合を締めくくるのが澤村の役割。そう考えて観ていれば澤村という人選も妥当に思えてくる。少なくともチアゴ・ビエイラよりは信頼しているのだろうから。


経験や年齢相応の新しい澤村を観られるとは思わない。いや、今までの澤村のままでもいい。がむしゃらに投げて最終回の相手の反撃を押さえ込む澤村の姿を観たい。そして原監督には球団歴代2位に並んだ1034勝目となった4日の対ドラゴンズ戦と同様に、単独2位になる1035勝目のウイニングボールも澤村の手から渡して欲しい。

 

 

 

« 公文克彦、183登板目でプロ入り初黒星。 | トップページ | ゴールデンイーグルスは何故高梨雄平を手放したのか!? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 公文克彦、183登板目でプロ入り初黒星。 | トップページ | ゴールデンイーグルスは何故高梨雄平を手放したのか!? »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック