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2020年7月26日 (日)

田中豊樹、支配下登録されて即一軍昇格、そして即登板。

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ジャイアンツは26日、昨シーズン限りでファイターズから戦力外通告を受けて今季育成選手として契約していた田中豊樹を支配下選手登録するとともに、即日出場選手登録(一軍入り)し、九回裏に登板も果たした。


田中豊は支配下選手登録によって背番号が018から二桁の19に変わったが、今日はさすがに新背番号のユニフォームが間に合わず018のユニフォームで試合に出場した。


(写真:ファイターズから戦力外通告を受けてジャイアンツに入団し、この日支配下選手登録を果たした田中豊樹。 ファイターズ時代の2019年7月撮影)



六連戦が続くセ・リーグ。ジャイアンツもリリーフ陣が登板過多になってきて、二軍からリリーバーを登録して対処してきたが、育成選手の田中豊樹に白羽の矢が立ち、今日26日に育成選手契約から支配下選手登録に切り替えられ、即日、出場選手登録(一軍入り)をされて対スワローズ戦の九回裏に三番手として登板。9対4とリードした場面であったが三人であっさりと片付けた。ファイターズ在籍四年間で31試合に登板した経験があるが、ジャイアンツで新しいスタートを切った。


“新背番号のユニフォームが間に合わず”と書いたが。田中豊の新しい背番号は昨年の途中に現役を退いた上原浩治が付けていた19番。上原の前には山口俊が付けていた。古今東西、投手にとって10番台の背番号は信頼の高さをうかがわせる背番号だ。


ジャイアンツとファイターズを贔屓にしている敗戦処理。にとっては田中豊の支配下選手登録は嬉しい限りだが、いきなり上原や山口らが背負っていた背番号19を与えるほどの投手なのかと要らぬ心配をしてしまう<汗>。


田中豊が支配下登録される直前の時点でのジャイアンツの空き番を列記する。

7番、10番、11番、19番、55番、68番、98番。

十二球団最大の6人もの永久欠番があり、昨年限りで現役を引退した阿部慎之助の背番号10や、“ゴジラ”こと松井秀喜の背番号55は安易に与えられない。長野久義が付けていた背番号7は野手向きの番号だし、19番より格上<!?>の11番は山口俊の日本球界復帰の時まで空けておくと明言している。原辰徳監督が「苦労人だから、いい背番号を与えたい」と言ったそうだが、空いている背番号で最も良い番号である19に落ち着いたといったところであろう。


個人的にはゼラス・ウィーラーと交換トレードになった池田駿が付けていた背番号68が妥当だと思っていた(ウィーラーが池田の背番号48を引き継いだと思っているファンが少なくない様だが池田は今季、背番号が48から68に変更された)。背番号19は今秋行われるドラフト会議で交渉権を得たドラフト1位の投手へのお土産に空けておくのかと勝手に思っていた。


別に田中豊が背番号19を付けることに反対しているわけではない。野球をするのは背番号ではない。あくまで選手だ。ただ、背番号というのは選手の顔も同然。とはいえ、それを背負うことになった選手の“物”になるのではなく、球団の歴史の一部だ。


昨年のシーズン途中に入団したルビー・デラロサは背番号97でプレーした。その時点で内海哲也の背番号26と上原が付けていた背番号19が空いていたにもかかわらずデラロサに与えなかった。そういうものなのだろうと納得したものだ。同じジャイアンツがわずか一年後に、他球団から戦力外通告を受けたのを拾い、育成選手契約で獲得した選手にあげてしまうというのが何とも滑稽に感じるのだ。


ジャイアンツはスワローズとの三連戦が始まる24日にチアゴ・ビエイラと藤岡貴裕を二軍に落とし、大江竜聖堀岡隼人を一軍に登録した。今季は特殊なシーズンゆえに投手の負荷がたまらない様に注意して投手起用をしているジャイアンツだが大江はいきなり三日間の連投だ。また、初戦に先発した今村信貴が二回途中でKOされると翌日に二軍落ち。今村がそのまま一軍に残っていたら次回先発であろう来週には田口麗斗の復帰が見込めるがそれまでの間、リリーフ要員が不足するのは明らかだったが今村の代わりに登録されたのは外野手の松原聖弥だった。何のことはない。今村の代わりに上げる投手がいないのだ。育成選手契約の田中豊を支配下選手登録して即一軍登録するしかなかったのだ。

 

スワローズとの三連戦、初戦は0対5から追いついて九回裏にデラロサの代役で最も信頼の置けるリリーバーである中川皓太を投入し、十回を終えて引き分けに持ち込んだ。一般的にはビジターの試合で劣勢の試合を追いついて引き分けに持ち込んだのだからジャイアンツにとっては“勝ちに等しい引き分け”ということになるのだろうが、中川に2イニング投げさせて勝てなかったのだから“勝ちに等しい引き分け”だとは個人的には思えない。考えて欲しい。原監督以外の十一球団の監督で、同じ状況で同点の九回裏にクローザーをつぎ込み、イニングまたぎさせて2イニング投げさせる監督はいないと思う。断言しても良い。そしてあろうことか、ジャイアンツは翌25日にも九回表に同点に追いつくと九回裏に中川を投入。しかも打順の最も遠いところに入れてイニングまたぎも想定している感じだった。不幸中の幸いというか、中川は二日連続のイニングまたぎに入る前に九回裏にサヨナラ負けをした。もう田中豊を支配下選手登録して即一軍入りさせるしかないという判断になったのだろう。


今日26日のスワローズ戦は初回から5点を奪い、大量リードを保ちながら終盤に突入。9対4で迎えた九回裏に田中豊を初登板させることができた。ジャイアンツが先に大量点を挙げてリードして、先発した桜井俊貴のスタミナが切れるにつれて店差を縮められたが終わってみれば4失点に対して9得点。打線が「倍返し」した。


支配下登録したその日に一軍登録してその日のうちに登板。さすがにユニフォームは“背番号018”のままだった。昨年のオープン戦の時期に育成選手から支配下登録された坂本工宜は公示の前に新しい背番号でブルペンに入っていて一部で物議を醸したが今回の田中豊は事前の準備などがなく、本当に即決されたのだろう。


育成選手から支配下選手に登録されるのは間違いなく“昇格”なのだが、ジャイアンツに限ってはここからの先が長い。ジャイアンツで今年になって育成選手から支配下選手登録を勝ち得たのはイスラエル・モタ、ナティーノ・ディプラン、沼田翔平に次いで田中豊で四人目だが一軍の切符を手にしたのは今のところ田中豊だけ。
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右の大砲と期待されて2月28日に支配下選手として公示されたモタは二軍でも下位打線に座っていると思っていたら最近では三軍の試合に出ている。3月のオープン戦での活躍は何だったのか…。


そして本当の意味で一軍の戦力として定着できたのは育成選手制度初期の松本哲也山口鉄也と、せいぜいC.C.メルセデスくらいだろう。田中豊は元々支配下選手登録だった選手の復帰なので意味合いが異なるが続いて欲しい…。


繰り返しになるがジャイアンツとファイターズを贔屓にしている敗戦処理。にとっては田中豊の昇格は嬉しいし、鍵谷陽平に続いて貴重なリリーバーとしてチームを救って欲しいと期待する。だがそれだけにジャイアンツの台所事情が心配になる面も多々あり、複雑な気持ちでもある。

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