“有観客試合”が始まったけれど…
球場にファンが帰ってきた!NPBでは様々な制限付きながら10日からファンを球場に迎え始めた。入場時に検温を施し、まだ上限5,000人だとか、応援パフォーマンスの規制をはじめ例年とは異なる姿ながら、一歩前進という形だ。敗戦処理。も出来ることなら球場で生観戦したいとこの時をワクワクしながら待っていた。
さし当たっては敗戦処理。も身近なイースタン・リーグの生観戦からと考えていたが、自分自身が球場に足を運べるかというと、もうひと我慢必要なのかもしれない…。
(写真: 7月26日までは“無観客試合”を続行するジャイアンツのファームの本拠地、ジャイアンツ球場。)
個人的にもうひと我慢必要だと考えている最大の理由は、新型コロナウイルス禍が、敗戦処理。が生活している東京都において決して終息に向かっているとは思えないからである。9日、10日に続き、今日11日と三日連続で新たな感染者の人数が200人を越えた。検査人数が急増したとか、重傷者数はむしろ減少しているとか、楽観的な立場からの意見も耳にする一方で“東京由来”等という言葉まで独り歩きしているそうだ。敗戦処理。はもちろん感染学の専門家ではないど素人だが、まだとても野球観戦に出歩ける状況には思えない。
敗戦処理。自身はごく普通の日常生活を送っている。自分では健康(平常)と思っている。だがPCR検査を受けた訳ではない。敗戦処理。が移動することで新たな感染者を作ってしまうかもしれない。もちろんその逆もないとは限らない。
とは言うものの、敗戦処理。も働かなければ生活出来ないので平日には東京の多摩から都心まで電車で通勤している。球場の座席は“ソーシャル・ディスタンス”に配慮して間隔を空けるだろうが、それより“密”な電車通勤を毎日体験している現実もある<苦笑>。いわゆる“接待を伴う飲食店”には近づいていないが、“有観客試合”解禁を待ってましたとばかりに球場に行こうという気には今はなれないのである。心の中で葛藤している。
来週の金曜日から観客を入れるファイターズスタジアムの試合の前売りチケットを今日11日から購入出来るが、今は自重しようと思っている。せめて移動距離が短いジャイアンツ球場でなら、とも考えたが、こちらは7月31日に解禁予定。それまでにジャイアンツ球場ではイースタン・リーグ公式戦に限っても9試合が組まれているが球団公式サイトを見る限りでは“無観客試合”。一軍が次に東京ドームで主催試合を行うのが7月28日ということもあるのかもしれないが、ジャイアンツ球場が観客を入れ始めるのは7月31日から。その頃には事態が快方に向かうよう自分自身も戒めながらひと我慢するしかないかなと思っている。一軍の試合の観戦はさらに先になるだろう。
イースタン・リーグの球場ではライオンズの西武第二球場が今季から全面リニューアルし、7月15日に“こけら落とし”的にオープンする予定であったがライオンズの公式サイトによると今季は同球場での試合をすべて“無観客試合”で行うとのこと。ネーミングライツで『CAR3219フィールド』と名称を変更したがスポンサー様にも返金をしなければならないのではないか<苦笑>。
因みに『CAR3219フィールド』での公式戦スタートは新型コロナウイルス禍による日程変更前の、3月14日にイースタン・リーグが始まる日程でもやはり7月15日の対ジャイアンツ戦からだった。リニューアル工事などが予定通りに進められず、試合を行うことは可能でも観客を入れるレベルでの“完成”には至っていないのかもしれない。球団公式サイトでは練習の見学も受け付けないようだ。
前エントリー今年のファーム日本選手権は11月7日に開催。で言及したが、一軍とは異なりファームでは雨天などで中止になった試合の代替えを行わない。だからなのか梅雨時とはいえどんどん試合が中止になっている。6月19日の両リーグ公式戦開幕からちょうど三週間の7月9日までに試合の消化数は日程に対してイースタンが55.6%、ウエスタンが80.6%に過ぎない。これだけでは多いのか少ないのかわからないので昨年の同じ6月19日から7月9日までも調べたらイースタンが84.6%、ウエスタンは85%。今年の方が雨は多い。熊本県などを襲った猛雨がやがて東に来ると…と考えると空恐ろしい。
新型コロナウイルス禍だけではない。天候も野球観戦の前に立ちはだかってきそうだ。
野球観戦だけではない。月一回以上の割合で開いていた野球ファン仲間との飲み会も3月初旬を最後に開かれていない(私に声がかかっていないだけかもしれないが<汗>)。
「今のうちに行っておかないと、また“無観客試合”に戻るかもしれないよ」と恐ろしいことをアドバイスしてくれる知人もいるが、今は気持ちが揺らぎながらも、もうひと我慢するしかないかなと思っている。
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