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2020年7月18日 (土)

石原プロモーション解散へ。

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昭和の大スター、石原裕次郎さんが昭和38年(1963年)に設立した芸能事務所“石原プロモーション”が来年1月16日に幕を下ろすことが明らかになった。裕次郎さんの命日に当たる昨日7月17日に発表された。いわゆる『石原軍団』は解散し、所属俳優達はそれぞれの道を歩むことになる。



昭和の大スター、石原裕次郎さんがなくなったのが昭和62年(1987年)7月17日。その時の遺言で「俺が死んだら即会社をたたみなさい」と言われていたが、関係者の熱意などで遺言を実行できなかったものが、死後33年を経てようやく実行されることになった。石原プロモーションといえば、裕次郎さんの死後も渡哲也をはじめ、舘ひろし、神田正輝といった看板俳優達が映画、ドラマなどで活躍していたが所属俳優達の高齢化は否めない。裕次郎さんの妻で代表取締役会長を務める石原まき子さん自身も高齢になり、裕次郎さんの遺言を実行する運びになった模様だ。

 

◆ 石原軍団解散、命日墓参りのファン「仕方がない」

 

もちろん裕次郎さんの過去の栄光にすがっていた訳ではない。新時代のスターを求め、『21世紀の裕次郎を探せ!』という大々的なオーディションも行った。“21世紀の裕次郎”に選ばれた徳重聡や、他にも金児健史ら若い世代の俳優も発掘していったが渡、舘、神田を凌ぐ存在にはなり得なかった。
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(石原プロモーション所属、金児健史と妻で女優の楊原京子)

『21世紀の裕次郎を探せ!』というオーディションが行われたことはある程度の年齢に達した方なら、興味の多寡を問わず、そういったことが行われたくらいは記憶している人がほとんどではないか。20世紀最終年の西暦2000年の3月~8月にかけて行われた。だが『21世紀の裕次郎を探せ!』はあくまでコンセプトに過ぎず、正式名称は“オロナミンC「1億人の心をつかむ男」新人発掘オーディション~21世紀の石原裕次郎を探せ!~”であった。そう、オロナミンC(大塚製薬)はこのキャンペーンのために長年続いていたジャイアンツの選手によるシリーズCMを終了してしまった。

「オロナミンCは小さな巨人です。」

この時期、それまで常に高視聴率を記録していたジャイアンツ戦のテレビ視聴率の低下をはじめとするファンの野球離れが危惧され始めていたが、敗戦処理。は個人的にこの人気シリーズのCMから降ろされたことが後に起こる野球人気、いやジャイアンツのイメージ低下の最大の分岐点だったと思っている。裕次郎さんが遺言として残していたのなら、なくなられて即実行していたらあのタイミングでジャイアンツの選手の人気CMが姿を消すこともなかっただろう。地上波のテレビでの野球中継が消え、サッカーをはじめとする世界を舞台にする戦いがより日常的なスポーツにファンをどんどん奪われた事実を踏まえれば、『21世紀の裕次郎を探せ!』があってもなくても時期が多少前後しただけという見方の方が正しいかもしれないが、そのオーディションが行われ、それによってCMから降板された2000年にはジャイアンツも昭和の野球界を引っ張って来た長嶋茂雄監督と、王貞治が監督を務めるホークスとの“ON対決”と呼ばれた日本シリーズを制して日本一になった。
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プロ野球が国民的娯楽として不動の地位を築いていた頃を知るファンを中心に歓喜の結果となったことを考えると、あのオーディションさえなければ、と愚痴を言いたくなる<苦笑>。


東京ドームでの試合のみならず、相手球団の本拠地で行われる試合を含め、ジャイアンツの試合は毎晩どこかのテレビ局で放送されていた。試合が放送時間に収まらないと最大で約60分の放送延長が平気でなされ、ドラマなどの番組はその分時間が後ろ倒しされて放送される。時間帯が遅くなれば、番組に金を払っているスポンサーの思惑通りのCM効果が得られなくなることが多い。テレビ局はスポンサーに一部を返金したりディスカウントしたりしてでも野球中継の延長に踏み切った。野球中継を延長する時間帯の広告料金が法外の高さで売れ、充分に元が取れるからだ。その根拠は試合中継の視聴率。それがどんどん下がっていくのだからテレビ局がジャイアンツ戦の中継に見切りを付けるのは時間の問題であった。


だが、長嶋茂雄が最初にジャイアンツの監督に就任した昭和50年頃から続いていたオロナミンCのCMが終了するインパクトの大きさも侮れなかった。日本のプロ野球全体とまでは言わないが、少なくともジャイアンツはCM打ち切りをもっと大事として捉えるべきだったのではないか。


オロナミンCは『21世紀の裕次郎を探せ!』キャンペーンの後、再びCMにプロ野球選手を起用した。しかしそれはジャイアンツの選手ではなく、メジャーから帰国して北海道日本ハムファイターズでプレーしていたSHINJOこと新庄剛志で、上戸彩との共演で話題を呼んだ。そのSHINJOは当時「これからはパ・リーグです」との名言を吐いた。余談になるがあの年以降の日本シリーズは16回で13回をパ・リーグのチームが制している。昨年の日本シリーズではあの2000年以来となるジャイアンツとホークスの顔合わせになり、ホークスの4連勝であっさり終わってしまったが、日本シリーズであるゆえに地上波で放送されたもののラグビーのワールドカップに話題性では惨敗という感じだった。


過去を変えることはできないが、もしも今もあのCMが続いていたら…。


菅野智之が、坂本勇人が、岡本和真がオロナミンCを片手に「オロナミンCは小さな巨人です」と語っていたら…。いや、あの当時も江川卓、原辰徳と本当の中心選手は起用されていなかった。小林誠司、田口麗斗、亀井善行あたりの出演か!? 丸佳浩は移籍していきなりCMに起用されて広島地方では全然売れなくなる、なんて物議を醸していたかもしれない。


そして急遽、

「ボク、ウィーラー、オロナミンC オイシイデスネ」

と言う片言の日本語バージョンのCM撮影が行われていたかもしれない。


ジャイアンツはDAZNやアンダーアーマーと組むだけでなく、もっと大事なパートナーを探す必要があるだろう。冒頭の写真は昨年東京ドームで野球観戦した時に撮影したものだ。東京ドームに巨大看板広告を掲出するくらいだから、ジャイアンツの選手出演CMを打ち切ってからも野球界との繋がりが途切れた訳ではあるまい。CM終了から数年後に行われたジャイアンツOBのトークショーで観客にオロナミンCが配られていたのを見たことがある。まだ脈はある。それとも『令和の長嶋茂雄を探せ!』が先か!?


【参考】
【大塚製薬】 オロナミンC CM総集編 (小さな巨人篇) 【全24種】

元気はつらつオロナミンC巨人軍



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コメント

そのオロナミンCは今♪いつで~もスマイルをキャッチコピーに起用しているとある美少女出演のCMを流しています。

これでいいのか悪いのかは皆様個人個人の判断に任せますが、
巨人を立て直すにはやはり巨人軍選手にCMタレントを変えなきゃ駄目なのでしょうか?

この問題は根っこが深すぎる!! 様、コメントをありがとうございます。


> 巨人を立て直すにはやはり巨人軍選手にCMタレントを変えなきゃ駄目なのでしょうか?


個人的には今なおテレビCMの影響力って小さくないと思っています。

誰でも知っている商品のCMにジャイアンツの選手が起用されて欲しいと持っています。時代錯誤な夢かもしれませんが。

なぜ敗戦処理さんは「21世紀の石原裕次郎を探せ!オーディションさえなければ…」と愚痴を言いたくなるのか大体の理由がわかりました。
ただ大塚製薬は1990年代後半にCMを一定期間自粛する処分が出ていましたから。
(製品研究途中の新薬の開発の際に未公開株取引で賄賂を渡したとかで幹部の逮捕に発展してしまいました。)そこからのイメージ回復でオロナミンCのCMタレントを変える方針も合ったのではと思います。
ただ巨人=オロナミンCのイメージが強い敗戦処理さんにはそれが納得できなかったのではと思います。
コメントがありましたらお返事ください。

この問題は根っこが深すぎる!! 様、再度のコメントありがとうございます。


> 大塚製薬は1990年代後半にCMを一定期間自粛する処分が出ていましたから。
(製品研究途中の新薬の開発の際に未公開株取引で賄賂を渡したとかで幹部の逮捕に発展してしまいました。)そこからのイメージ回復でオロナミンCのCMタレントを変える方針も合ったのではと思います。


そんな背景があったのですか。それは知りませんでした。


> ただ巨人=オロナミンCのイメージが強い敗戦処理さんにはそれが納得できなかったのではと思います。


正確に言えば、出演するCMは別に“オロナミンC”でなくても構いません。

かつては長くシリーズが続いていたこともあり、象徴として“オロナミンC”を挙げましたが、要は世間の誰でもが知っているメジャーな商品の、あるいは企業のCMに出てこそ、ジャイアンツのステータスが甦るのではないかなと感じたのです。

時代はYouTubeなど多メディア化されていても地上波テレビでの露出はまだまだ重要だと思います。

補足ですが賄賂の詳細は贈収賄税法違反でした。
当時の新聞記事によると
その数年前に大塚グループ傘下であるアース製薬が一足先に株式上場し本社を兵庫県赤穂市から現住所である東京都千代田区美土代町に移しました。
その後2000年代に入り大塚製薬も株式を上場しましたが2010年代に入りホールディングス化しました。(今大塚製薬は大塚ホールディングスの傘下子会社扱いです。)
以上で補足を終わります。

この問題は根っこが深すぎる!! 様、コメントをありがとうございます。


> (今大塚製薬は大塚ホールディングスの傘下子会社扱いです。)


補足説明ありがとうございます。

二十年間でいろいろ変わりますね、企業の構造も、プロ野球も。

さらにその後ネット上などで再確認したところ
・オロナミンCは若者向けの炭酸飲料として定着している。
そのイメージが強いオロナミンCをもう一度CMタレントに巨人選手起用できるかは未知数。
・子会社のアース製薬の本社がその後微妙に本社再移転していて
今の所在地は東京都千代田区神田司町です。


以上再補足でした。

この問題は根っこが深すぎる!! 様、コメントをありがとうございます。


> 以上再補足でした。


重ね重ねありがとうございます。

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