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2020年6月13日 (土)

“2004年6月13日”を忘れない。

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今日は613日。プロ野球ファンにとっては特別な一日だ。
今から16年前の2004年。上記の写真の通り、日本経済新聞のスクープで発覚した当時のオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併。これまでに何度となく起こっていた身売りでなく“合併”。日本プロ野球選手会による史上初の二日間のストライキにまで発展し、それでも両球団の合併を阻止できず、楽天が新規参入して球団数こそ同数を保てたが失うものも少なくなかった。


あの後、2011年に東日本大震災が起きて日程変更を余儀なくされることもあったが、個人的な印象ではNPBの危機という点では現象こそ異なるものの2004年以来かもしれない。

公式戦開幕まで一週間を切った。ワクワク感がある一方、まだまだ得体の知れない不安感におびえている感じがするのは敗戦処理。だけだろうか。NPBが公式戦の開幕日などを発表したのは首都・東京等に最後まで残っていた“緊急事態宣言”が解除されたタイミングであった。解禁のタイミングを計ったかのような感じであったが、皮肉にもその後、首相や知事がイメージした通りには感染者が減らず、なおかつ第二波、第三波におびえなければならない。下手をしたら日本シリーズの頃に…等と余計なことを考えてしまう。


災害に翻弄されるという点では2011年に近いのだろうが、敗戦処理。は何故か2004年の悪夢をオーバーラップさせてしまう。あの時は当該のオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズだけでなく、機構側全てが一体となって二球団の合併に端を発し、球界を縮小均衡に持ち込もうとしているかの様に思えた。
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翌日のスポーツ紙各紙はすぐさま“パ消滅”、“10球団1リーグ”と、この両球団の合併が意味することを先取りした。古田敦也が選手会長を務める日本プロ野球選手会が立ち上がり、何とか合併の凍結をと目論むがままならず、史上初のストライキにまで発展して勝ち取ったのは新規参入球団を受け入れて球団数を維持することだった。


余談になるがこの当日、日曜日で山梨県甲府市にイースタン・リーグの試合を出張観戦する予定の敗戦処理。は日曜日の朝にしては珍しく見たNHKテレビの朝7時のニュースでこの動きを知り、動揺しながら出発したのを記憶している。


現在もNPB、機構側と選手会は意見が食い違っているという。日程の問題などでほとんど蚊帳の外だったと炭谷銀仁朗選手会長が言っているのはオイオイと言うしかないが、フリーエージェントの権利を取得する日数をめぐり、考え方が一致しないという。


従来は年間で145日以上一軍登録をされていると一年間と数え、大雑把にいうとそれが8年間で国内FA権、9年間で海外FA権取得になるのだが、今季はそもそも試合数が120試合しかなく、開幕の619日から145日間とすると一軍に居続けて最短でも1110日で145日間になる。日本シリーズを1121日から始める予定だから、一シーズンずっと一軍にいてはじめて到達できる日数で、実質的に期間が短くなる今季で基準を変えないという機構側の考えに選手会が納得しないのは理解できる。普通に考えて従来の日数が通年では何日間で、そのうちの145日以上を一シーズンとするのであるかを算出して、今季の日数に比例させれば良いと思う。


因みに年間の登録日数のカウントの仕方は公式戦開幕の日からその球団の最終戦までの期間を表す。最終戦とはクライマックスシリーズに出た球団に関してはその球団のCSでの最終戦を指すので、所属球団が強い方が日数を稼ぎやすい。日本シリーズは加算されない。3月29日に十二球団揃って開幕を迎えた昨年の例でいえば最も早くシーズンを終えたのが924日に公式戦全日程を終え、CSに出なかったマリーンズで180日間。逆に最長はCSのファイナルステージを1013日まで戦ったジャイアンツ、タイガース、ホークス、ライオンズでそれぞれ199日間。一番少ないマリーンズの選手でも180日間の内、145日間一軍にいれば(出場選手登録されていれば)FA権に関しては一年分とカウントされるのである(注.実際にはもっと細かい特例などがある。) 仮に今季は日本シリーズが始まる六日前の日曜日までを一年とすると619日から1115日までで150日間しかない。180日間での145日を150日間に換算すると約120.8日。今季は120日間一軍登録されれば一年間とカウントしても良いと思う。


しかしながら、ベースの日数を150日間で計算したが、CSを行うのか否かでカウント方法が変わるのである。CSを行うのか否かを先に決める必要がある。というか、これを決めないで公式戦を開幕するのはどう考えてもおかしいだろう。


単純に考えて、今発表されている7月中旬までの様に“61休”のペースで日程を組んでも120試合行うのに115()までかかる。“夏場には9連戦も組む”と言っていたから実際にはもっと早く120試合を組んで予備日を入れるのだろうが、CSを予定通りに組むと同7日()から1stステージ。同11()から16()までがファイナルステージになる。ファイナルステージから日本シリーズまでのサイクルは例年と同じだが、このペースで日程を消化するには雨天中止がほとんど許されない。四球団がドーム球場を本拠地にしているパ・リーグでもこれはさすがに非現実的だろう。野球協約で定める最少の試合数が120試合で公式戦をこれ以上減らすことが出来ないのだから今季に関してはCSを諦めざるを得ないと思う。はたから見るとパ・リーグの往生際の悪さが理解できない。


そもそもNPBは上述の公式戦120試合制にしろ、日本シリーズを1121日スタートにして11月中に全日程を終わらせるということにしろ、この緊急事態下において野球協約の範囲内で行っている。ここに来てようやく外国人枠の拡張など野球協約を見直す措置に踏み切っているが、野球協約で選手の年俸を削減する規定がないから、大リーグのように試合数に応じて比例的に減額するということもしない。少なくとも今季の年俸に関しては、選手は稼働数が少なくても保証されるのだ。だから贅沢を言うなとは言わないが、ここは機構と選手会、お互いに歩み寄って欲しいと願うのは敗戦処理。だけではないだろう。


この問題は機構側と選手会のどちらかが、あるいは双方が歩み寄ることでとりあえず解決するかもしれない。619日からの公式戦開幕に支障なくまとまるかもしれない。だが“無観客試合”がいつまで続くのかわからない、収入大幅減状態は各球団の懐を容赦なく襲う。そしてそんな時に頼りになるはずの親会社も多くは大打撃を食らっているはずで2004年の時のように球団を抱えきれなくなる企業が出てこないとは限らない。


ああいうことは二度とあって欲しくないが、コロナウイルス禍が経済に与える影響は決して小さくない。だからといってファンに何が出来るというものでは無いが、今日613日という一日だけはあの悪夢を思いだす一日にしたい。


二度とあって欲しくないが、風化させてはいけない。
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