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2020年6月21日 (日)

無観客試合に“歓声”は必要なのか!?

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ついに待ちに待ったプロ野球公式戦が開幕した。個人的には6月に入ってからの練習試合をテレビ観戦していて、これから本番(公式戦)に入ったらどうテンションを高めていくのか、形式は同じ無観客試合。練習試合と公式戦とでは試合の重みが異なるのは当然なのだが、公式戦が開幕するという高揚感が果たして自分にあるのか不安であったが、開幕して最初のカードをテレビ観戦してみたが、身体が反応するというか、一ファンとして公式戦モードに自然と入って行けた。よかった。しかし…。


いくつかのカードをテレビで見たが、無観客試合に観客による歓声を流すのは必要なのだろうか!?



19日にジャイアンツ対タイガース戦のテレビ中継を観た。開幕戦をテレビで試合開始から観戦するのが何年ぶりなのか思いだせないくらいだ。ワクワクしながらテレビの前に。東京ドームのバックネット裏の最前列と二列目にダミーのファンの画像を置くのは練習試合でも行っていたが、それに加えて観客席にファンのメッセージ入りレプリカユニフォームを置くなどして観客席の空席を目立たないようにしていた。観客席にファンを置いていたのは雨の横浜スタジアムでも行っていた。球場の音響効果はいつも通り。早ければ来月上旬から再開すると言われている、観客を入れての試合開催を考えれば球場側も練習を兼ねて本番と同じ演出をするのはよくわかる。しかしジャイアンツがチャンスを迎えると、事前に録音されたファンによるチャンステーマの大合唱を再現していた。こういうのは必要なのだろうか?


選手達は口々に「ファンの皆さんに球場に来ていただけないのは残念ですが」と発言している。スタンドにファンがいるのといないのとでは選手にとっても集中力やモチベーションに差が出るというのも理解出来る。しかし、お客さんの前でプレーで魅了するのがプロだという考え方はもちろん理解する上で敢えて言わせてもらえば、たとえ応援してくれるファンが一人も観客席にいなくても、いる時と同じパフォーマンスを発揮出来るのがプロだろうとも思う。以前のインタビューで、例えば甲子園球場のタイガース戦の様なほぼ100%完全アウェイの状況下でも「プレーに集中していれば、自分を応援してくれる歓声も相手を応援する大歓声も単なる音にしか聞こえない」という選手がいた。これはある意味“本音”だろう。ファンの声援はもちろんプラスになるが、グラウンドでのプレーに集中すればそれは単なる“大きな音”になる。だがその“大きな音”の中でプレーするのが当たり前になっているから、無観客試合に違和感を覚えるというのが本当かもしれない。


ファンの立場からすれば、早晩スタンドに観客を入れるようになるにしても、収容能力の10%程度から始めるとなると、一緒に行く観戦仲間とも“ソーシャルディスタンス”を保たなければならないとか、“飛沫感染防止”のために応援が出来ない等の制約があるのであれば、野球に飢えているから一度は球場に足を運ぶにしても、次に行くのはそれらが解禁になってからで充分ということになるだろう。それこそ“飲み屋”も営業を再開し始めたから、そこで仲間と楽しめれば充分ということになるだろう。


昨今では野球の試合を観ること以上に応援という名のパフォーマンスをすることに重きを置く野球ファンが少なくない様だ。特に外野席で観戦するファンにその比率が多い様で、球団としてそのファンの存在を無視できないのだ。敗戦処理。の推測だがそうしたファンに“野球離れ”を起こさせないためにも、何とかつなぎ止めるためにも無観客試合を観客を入れている試合に可能な限り近づける必要があるのだろう。


選手達が、無観客試合であっても昨年までの試合との違和感を覚えないように球場演出を可能な限り昨年までと同じように見せているのではなくて、試合を観るファンに、無観客試合という非日常性を感じさせないようにするための演出なのではないかと敗戦処理。は推測しているのだ。来たるべき観客を入れる日のための準備を兼ねているのだろうけど、ファンに「やっぱり俺たちの応援がないと“プロ野球”じゃない」と感じさせることが最大の狙いなのではないだろうか?


実際に練習試合の時に、ホームチーム側にのみ録音によるファンの歓声が上がる演出に対して「ビジターの応援が流れないのでは選手が不利だ」とのツイートをいくつか見た。確かに球場による効果音などは元々ホームチームのためだけのものであっても、ビジターチームのファンがビジターチームに応援活動をしているのだから、録音で音声を流すのなら両チームの攻撃でやれというのはひとつの見識であろう。だからという訳ではないが、ライオンズ対ファイターズの開幕カードではビジターのファイターズのチャンス時に“チキチキバンバン”を録音した音声が流れていたが…。


つまりは無観客試合に“歓声”は必要なのか!?という問いに対しては、選手にとっては必ずしも必要ではないだろうが、ファンのために必要なのだろうというのが敗戦処理。の答えになる。


拙blog3月8日付どうなる!? “3.20”プロ野球公式戦開幕まで二週間を切った!では東日本大震災の後の嶋基宏の発言を思いだして

応援が禁止されたら“催眠術”を解かれた人の様に何が何だかわからなくなって観戦熱が下がるファンもいるだろう。

それでも選手達はファンに球場に行きたいと思わせなければならない。東日本大震災の年の嶋基宏の言葉では無いが、まさに「見せましょう、野球の底力を」という状況なのだろう。

方針転換という形にはなるのだろうけど、各球団ともに野球そのものの魅力で野球ファンをつなぎ止める努力を求められる時なのかもしれない。今はファンにさも自分が球場にいて応援しているかのように思わせる様々なサービス、演出をしているが球場に観客を入れるにしても最初は“応援禁止”だとしたら、ファンをそれでも球場に集め、満足して帰ってもらうには野球そのものの魅力を上げるしかないのだろう。


神宮球場の試合ではイニングの合間に“他球場の途中経過”を流していた。これは本番を踏まえた練習なのか、取材できている人を含めた関係者に向けての必要なサービスと思ったのだろうか?


京セラドーム大阪での開幕戦では放送席に実況アナと解説者がいるのではなく解説者がリモート中継していた。解説の野田浩司が東京ドームのジャイアンツ対タイガース戦で西勇輝が菅野智之から本塁打を放ったというニュースに驚いていたのが印象的だった。


首都東京の日々の感染者数はまだ減少傾向にならない。NPBは何とか公式戦開幕にこぎ着けたがこの先何があるか誰にもわからない。開幕カード三連戦をテレビで観て、早く球場に行きたいという気持ちが強くなった。“公式戦”という響きに条件反射した自分にホッとした反面、感じたことを長々としたためた。


今季もこんな感じでお付き合いいただければ幸いである。皆さん、プロ野球を応援していきましょう!
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コメント

少なくとも、神宮球場で問題になった放送ブースの声でキャッチャーの構えがインコースなのか、アウトコースなのかがわかってしまう問題は東京ドームではおこらなかった。

両チーム合意の上なので問題ない。

Jリーグでもジュビロなどがやっている。

白山GK様、コメントをありがとうございます。


> 神宮球場で問題になった放送ブースの声でキャッチャーの構えがインコースなのか、アウトコースなのかがわかってしまう問題は東京ドームではおこらなかった。


これは知りませんでした。他の音がないから実況放送の声が選手に届いてしまうと言うことですかね?

まぁそれを消すために“歓声”を入れるというのが有効なのかどうかわかりませんが、
大相撲で三月場所を無観客で行った時にはNHKの放送ブースの場所をずらしたと聞きました。

神宮球場の放送ブースってネット裏の中二階みたいな位置にあったと思いますがあのくらい離れていても聞こえてしまうのだとしたら、各球場、対策を立てなければならないですね。

しかし3月のオープン戦から無観客で行っていて開幕までに手を打てないというのも如何なものかと思います。

情報ありがとうございました。

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