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2020年6月29日 (月)

ゴールデンイーグルスの“進化”とファイターズの“劣化”。

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今季のパ・リーグのトピックの一つとも言える“同一カード六連戦”が23日から始まり、28日に最初の六連戦を終えた。ファイターズはゴールデンイーグルスを相手にビジターの六連戦。初陣は二勝四敗だった。


何試合かをテレビで観戦したが、昨年までとは異なるゴールデンイーグルスの強さ、いわば“進化”を感じたのは敗戦処理。だけだろうか!?


(写真:ゴールデンイーグルスを“進化”させた!?三木肇新監督。 二軍監督時代の2019年8月撮影)

 

 

 



昨年はファイターズが5位でゴールデンイーグルスは3位。ゴールデンイーグルスの方が順位は上だったのだから今年も強さを感じても不思議ではないのだが単なる“強さ”では片付けられない、“進化”のようなものを感じた。


抽象的な感覚論で申し訳ないが、負けた四敗もさることながらファイターズが勝った二勝の試合でゴールデンイーグルスの進化を感じたのだ。勝ち試合の二試合はどちらもファイターズが先手を取り、追いすがるゴールデンイーグルスを振り切る形であったが、昨年までであればどちらももう少し楽に勝てたであろう。ファイターズがいくら点を取っても、その後にすぐ食らいついてくる。得点には至らないイニングでも不思議と先頭打者が出塁する。見ていて本当に嫌な感じがする。ゴールデンイーグルスの試合をファイターズ戦くらいでしか観ていない敗戦処理。だが昨年までのゴールデンイーグルスからは感じられなかった“進化”を感じるのだ。


常に一つでも先の塁を狙おうという姿勢を見せる走塁。三木肇新監督は、名将野村克也氏の影響を受けている。『野村ノート』によれば、開幕当初の対戦では失敗しても良いからいろいろな策を施す。そうすることで相手に「今年の○○は違う」と思わせておけば、それ以降の対戦に大きく影響するという。これはノムさんが言うところの“弱者が強者に一泡吹かす”ための采配だがこの六連戦でのゴールデンイーグルスの各選手が見せた走塁は奇襲ではなく新しいゴールデンイーグルスのスタンスを感じさせる。それが幹新監督のイズムによるものなのか、石井一久ゼネラルマネージャーによるチーム作りの成果なのかまではわからないが…。


しかしこの走塁面での姿勢はかつてのファイターズが見せていた姿勢ではないか。稲葉篤紀でもターメル・スレッジでも三振して捕手が少しでも球を逸らしたら一塁に走っていた。よほど大きく逸らさない限り振り逃げが成立することなど滅多にないが、ベテランや外国人選手までがその姿勢を見せた。かといって精神論に走る訳ではない。ケガのリスクがある打者走者の一塁へのヘッドスライディングを禁止するなど安全にも配慮していた。2006年の移転後初優勝からコンスタントに優勝するようになり、いつからかがむしゃらさが薄れていったように感じる。タイトルに“劣化”というきつい表現を用いたが、逆戻りというか劣化を感じてしまう。


27日の1イニング10失点、418という大敗も屈辱的であったが、腹立たしくてはらわたが煮えくりかえる展開とはいえこういう試合は年に何回かはある。それが最初に出ただけと個人的には意外と割り切れる。この試合がどうのこうのではなく、六日間を通しての感想として昨年まで、いや、一昨年までのファイターズとゴールデンイーグルスが入れ替わった形なのかもしれない。


ただ、ファイターズにも光明はある。ひとつ前の開幕カードを二勝一敗と勝ち越せたので、トータルではまだ四勝五敗だ。悲観するほどではない。何より、開幕からの九試合に“ショートスターター”、“オープナー”を起用していないのが良い。開幕カードのライオンズ戦で加藤貴之杉浦稔大がともに4イニングで降板したが、今季は調整の仕方が例年通りにはいかず、この両投手ほどではないが各球団の主力投手でも今季初登板では早めに降板している投手が少なくない。それほどに調整が難しいのだろう。加藤は27日の先発でも40/3で降板しているがこれは40/3でKOされたというのが実態だろう。


中田翔が本塁打量産という形でチームに貢献しているのも心強い。昨年までの十二年間、中田はファイターズの主砲として活躍してくれてはいるが、敗戦処理。が個人的に願っている、四番打者らしい荒々しい活躍という点では物足りない面があった。こういう中田を見たいのだ。もちろんこれは個人的な願望なのだが。


この六連戦の感想が敗戦処理。の杞憂であればそれに越したことはないが、もしそうでないのであれば選手達にも新たなプレッシャーとしてのしかかっているのではないか…。むしろそうであって欲しい。2016年の日本一の後、三年間でBクラスが二度。ファイターズには“下克上”を起こすくらいの感覚でやり返して欲しいと思っている。ゴールデンイーグルスにも次の対戦でやり返して欲しいものだ。

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