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2020年5月 5日 (火)

“緊急事態宣言”5月31日まで延長決定!!-で、NPB公式戦は本当に開催出来るのか?

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4日、安倍晋三首相は“緊急事態宣言”を今月いっぱいまで延長することを表明した。5月14日を目処に、期間を見直す可能性も示唆したもののNPBにとっては今季の公式戦をいつ開幕するかというより、公式戦の開催そのものに暗雲が漂ったと言えるかもしれない。

◆ 緊急事態宣言 今月31日まで延長決定 対象は全国 新型コロナ 
5月4日NHK

あくまで敗戦処理。の個人的な見解ではあるが、拙blog430日付緊急事態宣言延長必至!!-NPB公式戦は本当に開催出来るのか?で立てた仮説の通りだと、野球協約で定めた最小限の120試合での公式戦を開催するにしても5月末まで“緊急事態宣言”が解除されないとなると11月中に公式戦を終了することが困難になると思われるからだ。

 

 

 

写真週刊誌『FLASH512日・19日合併号(光文社)が“三木谷浩史&孫正義 本心は「今季中止」で巨人・阪神が孤立!”という記事を載せ、先月の十二球団代表者会議での方針とは裏腹に両オーナーの球団が今年のプロ野球公式戦全面中止を訴え、他球団も巨人、阪神を除いて歩調を合わせる…と物騒な事を書き、NPBが記事の訂正を求めるなど不穏な動きが出ているが“緊急事態宣言”の延長で現実問題として今年の公式戦開催が難しくなってきたと思われる。


NPBでは“緊急事態宣言”が解除されるまではチーム全体での練習を自粛。そして解除されてもチーム全体としての調整が公式戦開幕までに約一ヶ月を要すると言われている。野球協約で定めている最小限の公式戦日程である一球団あたり120試合を消化しきれるのかという疑問が残る。日本シリーズを12月の第1土曜日開幕まで遅らせて、公式戦を11月末までに終了させるためには逆算すると620日までに公式戦を開幕したいという仮説を立てたが、準備期間が一ヶ月かかるとなると520日には全体練習を開始しなければならない。そのためにはこの時点で全国的に“緊急事態宣言”が解除されていなければならない。4日の安倍晋三首相の会見では5月14日の時点で解除の前倒しがなされる期待を持たせたが、まだ何とも言えない状況だ。ましてやゴールデンイーグルスの石井一久ゼネラルマネージャーに至っては3日の日刊スポーツでは個人的見解と断りながらも開幕までの調整に一ヶ月半必要だと言っている(ゴールデンイーグルスは十二球団で唯一球団施設を利用しての自主調整を認めていない)。


もちろん、新たな“緊急事態宣言”では経済体制への配慮からあらゆる業界に対して要請している自粛要請が段階的に緩和される。NPBというプロ野球興行に対しても追い風になる可能性はある。だが、決して楽観視できる状況ではないだろう。


球界自体も緊急事態なのだから野球協約の見直し等の措置が講じられる可能性もあるだろう。来週11日に行われるJリーグとの対策連絡会議と十二球団代表者会議の翌12日に臨時のオーナー会議を開くというから、120試合に満たない公式戦の開催が検討されるかもしれない。5日の報道では今季は7月19日と20日に予定されているオールスターゲームの中止が濃厚だという。選手の選考が困難というのもあるが、オールスターを中止にして公式戦を行える日を確保したいというのもあるだろう。そのくらい日数が足りないのである。


ただ、いくら緊急事態とは言え、あまりに少ない試合数での公式戦をファンが公式戦と理解して例年通りに一喜一憂してくれるとは限らないだろう。そうであれば通常の公式戦を開催出来ないことを逆手にとってファームのような地域別対戦を今季限定で行うのも一考だろう。既に五月場所の開催中止を発表した日本相撲協会は七月場所も名古屋での開催を東京・国技館に変更して無観客で行う旨を表明した。七月であっても移動のリスクを考えていることになる。大相撲の名古屋開催とNPBの球団単位での遠征を同じ次元では考えられないにせよ、参考には出来るだろう。


因みにNPBの逆鱗に触れた『FLASH』の記事より約二週間早く発行された『週刊アサヒ芸能423日号(徳間書店)が“プロ野球「今季完全中止」で噴出する「大問題」”と題して今季の公式戦が完全に中止された場合のシミュレーションを行っている。年俸は全選手据え置き、フリーエージェント権に関してはまる一年の間一軍にいたものとしてカウントする等と能天気なシミュレーションがなされている。


アメリカ大リーグでは試合数に比例して年俸の一部をカットできることが労使協定で定められていると言うが、NPBではそれに相当する協定はない。したがって今季の年俸に関しては試合無しでも減額することは出来ないのだろうが、同誌の記事にある様に“今季中止なら判定材料がないため、全選手が据え置きでしょう”などということにはならないだろう。球団としては今季の経営面でのマイナスを少しでも取り返すべく、全選手に対して減額制限いっぱいの減額をしたいくらいではないか。ましてやFA権を取得するための登録日数を全員にカウントする等というのは全く筋が通っていない。ただ、全選手、一年分年齢を取ることは避けられない現実だ。今季FA権を取得して行使を目論んでいた選手には大打撃となろう。これまで球団の赤字を補填してきた親会社も軒並みコロナウイルスのせいで大打撃を受けている。即身売りで手放すことはないにしても相当な緊縮財政を余儀なくされるのは間違いないだろう。


また、今季が完全中止になったとしても秋にドラフト会議で新人選手を指名するためにはその分選手を解雇しなければならない。試合もしていないのに何を基準に戦力外通告をするのかという問題が起きる。もっとも、アマチュアの各大会も軒並み中止になるとスカウティングも材料がなくなるが…。これに関しては来季限定で支配下選手登録の人数制限を廃止もしくは拡張すべき等と既に意見が出ているが、仮にそうしたところで来季以降に元に戻すときに大量解雇をしなければならないのであまり意味はないと思う。さし当たっては拙blog18日付無駄金!?必要経費!?-一軍枠4人を超えて外国人選手と契約するリスクで指摘したような、全球団が一軍外国人枠の4人を超える外国人選手と契約しているのはコストとしては無駄なので見直されるのではないか?また、日本人選手に関しても即解雇とはならない代わりに育成選手への契約変更を余儀なくされる選手が多数出るかもしれない。決定は先送りにされそうだが懸案の“現役ドラフト”に近い形でのトレードがシーズン終了後になされるかもしれない。


NPBとしてはタイガースの藤浪晋太郎をはじめとする三選手以外に、ジャイアンツから嘱託の職員に感染者が出たくらいで、他には十二球団から感染者が発生していない。これはスタッフを含めた細心の注意が奏功しているのだろう。素晴らしいことだ。これからも継続してほしいものだ。これが崩れると、これから議論される公式戦開催が絵に描いた餅になってしまう恐れがある。1112日の会議だけで全ての方向性が示されるかは不透明だが、安全第一の原則はこのまま続けてほしいものだ。


一ファンとしては可能性がある限り、公式戦を開催して欲しいと切望するが、そうならない可能性もあることを覚悟するしかあるまい。このところこんなエントリーばかりになって、それでもお付き合いいただいている方には申し訳ない限りだが、現実に目を背ける訳にも行かない。ご容赦いただければ幸いである。

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