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2020年4月30日 (木)

“緊急事態宣言”延長必至!!-NPB公式戦は本当に開催出来るのか?

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安倍首相緊急事態宣言延長の方針 自民 二階幹事長に伝える
2020430日 NHK

ある程度覚悟は出来ていたが、当初56日までとされていた“緊急事態宣言”が延長されることが確実になった。そうなるとプロ野球ファンとして気になるのは、今年、果たしてプロ野球が開催出来るのだろうかということ。


現状は“緊急事態宣言”の期間中ということで各球団はチーム単位での練習もやめている状態。選手達は感染防止に努めながら個々に練習しているという状態で“緊急事態宣言”が解除されたとしても直ちに公式戦開幕とはいかない。NPBは今年、プロ野球公式戦を開催出来るのか?出来るとしたらそのためのリミットいつになるのだろうか?敗戦処理。が素人なりに考えてみた。


(写真:日本プロフェッショナル野球組織 斉藤惇コミッショナー 20181月撮影)

 

 

 



プロ野球 交流戦中止決定 619から最大125試合目標も無観客開幕濃厚
2020418日 スポーツニッポン

NPBでは4月17日に開かれたプロ野球十二球団代表者会議で今季のセパ交流戦の中止と5月中の開幕断念を決めて以来進展がないが、5月6日までとされていた“緊急事態宣言”の延長が確実となり、ますます公式戦の開幕日決定が先延ばしにされそうだ。最大125試合といわれているが、公式戦をどういう形でなら行えるのだろうか?


最近になって報道でも拡散されているが、野球協約で年間の最低試合数が定められている。

◆ 野球協約第17章 試合
158条(ホーム・ゲームとロード・ゲーム)
年度連盟選手権試合は、同数とのホーム・ゲームとロード・ゲームによって編成されることを原則とする。
159条(ホーム・ゲームの最低数)
球団が行う年度連盟選手権試合のホーム・ゲーム数は、60試合を最低数とする。

これによると各球団はホーム・ゲームとロード・ゲーム計120試合を行わなければならないということになる。NPBは公式戦開幕を決められない中で交流戦の中止に踏み切ったが、元々の公式戦143試合から交流戦18試合を除いた125試合を目指すと言っていた。


また、野球協約では121日から131日までには試合や合同練習、野球指導を行えないと定めている。

◆ 野球協約第17章 試合
173(ポスト・シーズン)
球団又は選手は、毎年121日から翌年131日までの期間においては、いかなる野球試合又は合同練習あるいは野球指導も行うことはできない。ただし、コミッショナーが特に許可した場合はこの限りでない。なお、選手が球団の命令に基づかず自由意志によって基礎練習を行うことを妨げない。

よく言われるように球団と選手の契約は2月から11月までの10カ月間である。公式戦開幕前に東日本大震災が発生した2011年に、公式戦の開幕を延期した場合に日本シリーズが12月になっても仕方ないと当時のプロ野球選手会が表明したが、現実には11月中に日本シリーズを終えることが出来た。


今回も最悪の事態として日本シリーズ12月開催という意見もある様だが、屋外の球場を本拠地に持つ球団が日本シリーズに出場したら、現実問題として12月に試合を行えるのかという疑問がある。昭和の時代には敗戦処理。が記憶しているだけでもヤクルトスワローズが、神宮球場が大学野球の日程と重なったために使用できずにジャイアンツの本拠地である後楽園球場で主催試合を行ったり、近鉄バファローズが南海ホークスの本拠地である大阪球場で主催試合を行ったりしたケースがある。もしも12月に日本シリーズを行うとしたらその可能性も視野に入れる必要が生じるだろう。


あくまで例えばの設定だが、日本シリーズ第1戦を12月の第1土曜日である125日と設定し、そのために遅くとも1130()までに公式戦を終えるためには遅くてもいつまでに公式戦を開幕させなければならないか?を考えてみる。なお今年に限りクライマックスシリーズを廃止。公式戦の勝率1位球団が日本シリーズ進出とする。また、オールスターゲームも今年は中止として設定する。


例えば昨年は全球団が公式戦143試合を消化するのに、329日に開幕してパ・リーグは929日まで185日間、セ・リーグは930日まで186日間かかった。ここからオールスターゲーム期間の4日間と交流戦期間(予備日含む)24日間を引くと、理論上は125試合を消化するのにパは157日間、セは158日間かかったことになる。単純に比例で出すと120試合を消化するのに152日間かかることになる。クライマックスシリーズとオールスターゲームを中止して11月末までに公式戦を終わらせるとして逆算すると72日(木)迄に公式戦を開幕すれば間に合うことにはなる。ただしこれは雨天などによる試合中止(先送り)が昨年並みだとしての机上の計算だ。


昨年との比較だけでは心配だ。過去5年間に遡って、上記と同じ計算方法で120試合を消化するのに何日間必要なのかを計算で出してみる。

2018年 開幕330最終1013日、170日間⇒164日間/120試合
2017年 開幕331最終1010日、166日間⇒160日間/120試合
2016年 開幕325最終10月5日、167日間⇒161日間/120試合
2015年 開幕327最終10月7日、167日間⇒161日間/120試合

年度、開幕日、公式戦最終日、交流戦とオールスター期間を除いた必要日数、120試合に換算した必要日数の順。
計算方法
公式戦開幕日から全球団が最終戦を終える日までの日数を出し、そこからオールスターゲーム期間(フレッシュオールスターゲーム開催日を含め4日間)と交流戦期間(予備日を含め24日間)を引いた日数を一チーム当たりの公式戦試合数143で割り、120を掛けた日数。小数第1位を切り上げ。日数の計算はその年の公式戦消化により多くの日数を要したリーグを用いる。

これによると、昨年は雨天中止などが少なかった好都合なシーズンだったと思われる。過去5年間を踏まえると最も日数を要した2018年を想定して日程を組まなければならないと言うことだろう。


2017年のセ・リーグのCSの1stステージ、タイガース対ベイスターズ戦の様に雨の中とんでもないグラウンドコンディションでも試合が強行されるシーンが繰り返されるかもしれない。


あらためて、シーズン中の雨天中止の振替試合等を含めて1130日までに公式戦を終了させると考えると164日間を要し、逆算すると620()に公式戦を開幕しないと、公式戦を120試合に減らしても間に合わないということになる。引用したスポーツニッポンの記事に最短で619()開幕とあるが、最遅でもその時期という事になってしまう…。もちろん、ダブルヘッダーを組めば日数を短縮できるが…。


日本シリーズを含めて11月中に終了するとか、CSやオールスターゲームを開催するとしたらさらに公式戦開幕を早めなければならない。


全国的に“緊急事態宣言”が出されている今、全ての球団が全体練習を中断し、選手個々による、感染防止を最優先にした形での個人練習を続けている。これまでの報道だと各球団は公式戦開幕までに一ヶ月程度の全体練習期間を必要と考えているようだ。その期間にオープン戦に相当する練習試合を行って調整するとしても620日から一ヶ月遡った5月20日に“緊急事態宣言”が解除されていなければならないことになる。


もちろん、公式戦開幕にこぎ着けたとしても難題は残る。


まずは観客を入れるか入れないか。当面は“無観客試合”からのスタートというのが有力視されているが、当然ながらこれはチケット収入がゼロになることを意味し、興行としては致命的である。チケット収入だけでなく、現地観戦者の飲食による収入やグッズ販売による収入も見込めなくなる。それらを目当てに商売している人達は営業活動の機会すら奪われる。野球ファンが野球に飢えているからCS放送を中心とした放映権収入が頼りになる。それすらないと球場内の看板広告を出している企業からの広告費の削減要求も出てこよう。


観客を入れるにしても様々な問題がある。いわゆる“ソーシャル・ディスタンス”問題だ。公式戦開幕にこぎつけても、飛沫感染防止の徹底が続いているままだとしたら、観客と観客の間隔を保たなければならない。一人で観戦に来る人はともかく、複数での観戦に来る観客をどうするのかという問題もある。そしてそれよりもチケット収入の柱となる年間予約席の客にどう理解を得るかという問題も大きいと思う。これから売るチケットは指定席に関してはあらためて席と席の間隔を保って発売すればよいが、年間予約席は既に発売済み。一席単位でこの日とこの日に来て下さい。この日は来ないで下さいといって観戦制限をする訳にも行くまい。企業が接待用に年間予約席を購入している場合はそれでも理解を得られる可能性はあるかもしれないが、それでも一部費用の払い戻しは発生するだろう…。


個人的には“ソーシャル・ディスタンス”に気を遣わなければならない状況下が続くのであれば観客を入れての試合にはしないべきであると思う。球場に限りなく多くのファンを迎え入れられる状態になって初めて“有観客試合”にするべきだと思う。収入減の各球団にとっては一日でも早く、一試合でも多く観客収入を見込める試合にしたいのが実情であろうが。


また、今は野球ファンも野球に飢えているから、試合数が少なくても、無観客試合でスタートしてもプロ野球が開催さえしてくれればそれで満足するだろうが、現実に年間120試合の公式戦が、この一年だけだとしても受け入れられるのだろうかという疑問はある。例えば、拙blog3月15日付プロ野球公式戦開幕延期で厳しくなったジャイアンツの坂本勇人の最年少2000本安打達成記録!?で取り上げたジャイアンツの坂本勇人の最年少2000本安打達成は絶望的になるだろう。他にもファイターズの宮西尚生が入団一年目の2008年から続けている連続50試合以上登板記録も中断しかねない。逆に試合数が少ないがために達成される記録も出るかもしれない。


よく言われている打率四割達成があるか?だが、過去に開幕から最も長く打率四割を維持したのはセ・リーグでは1989年のジャイアンツ、ウオーレン・クロマティ96試合、パ・リーグでは1964年のホークスの広瀬叔功89試合なので試合数が120試合以上だと困難であることに変わりはない。ただ1989年のクロマティは当時の年間130試合での年間の規定打席数403に達した時点でまだ打率四割を保っていた。年間120試合での規定打席数372を超えての四割打者誕生の可能性はある。


現役選手の中で打率四割に最も近いとも言われているファイターズの近藤健介2017年に打率.413を記録したが、この年の打席数は231打席。未確認情報ではあるが、年間を通して打率四割以上を記録した選手の中で最多の打席数だと言われている。だとすると年間120試合での四割打者誕生は難しいかもしれない。


このように試合数が異なることによる悲喜こもごもも予想されるが、あくまで安全第一。球界自体が“緊急事態宣言”として野球協約そのものにメスを入れる可能性もあるだろうが、それすらも“緊急事態宣言”の延長がいつまで続くかによる。最悪の場合、今季公式戦全面中止という可能性もあるという前提で今後の推移を見守りたい。

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