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2020年4月 1日 (水)

ファイターズの誤算-2020年公式戦日程変更問題異聞

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一応プロ野球の公式戦開幕は4月24日を予定しているがまだ予断を許さない状況だ。日本に限定しても新型コロナウイルス感染渦は終息の気配すらない。パ・リーグは既に4月24日からの再変更止むなしで意見が一致したとの報道もある。タイガースの選手から陽性反応の患者が出た。こんな状況下で話題にすべきレベルの話ではないが、一連の日程変更で我らのファイターズも計算が狂う可能性が出てきた。

 

 

 

◆ パ・リーグ「4・24開幕難しい」社長会で認識一致
(3月31日 日刊スポーツ)


プロ野球公式戦の開幕が延期になるのは東日本大震災が起きた2011年以来だ。あの年は開幕から5カードが延期され、金曜日でなく火曜日の開幕となった。延期した分の5カードは終盤に組み込まれ、日本シリーズも開催時期をずらして当初の試合数を完了した。しかし開幕カードが延期になったことが問題視され、パ・リーグは翌2012年の開幕カードを、2011年に開幕カードの主催権を持っていた三球団にそのまま繰り越した。2011年のパ・リーグ開幕戦はその二年前の2009年にAクラスになったファイターズ、ゴールデンイーグルス、ライオンズに与えられていたが、2012年の開幕カードもそのままファイターズ、ゴールデンイーグルス、ライオンズが主催した。たった三試合ではあるが開幕カードを主催出来ると言うことは選手達のモチベーションはもちろんのこと、営業政策的にもオイシイのだ。


パ・リーグは2012年から、三年前にAクラスになった球団に開幕カードの主催権を与えてきた。今年は2017年にAクラスに輝いたホークス、ライオンズ、ゴールデンイーグルスが開幕カードを主催することになっていた。残念ながら予定していた3月20日には開幕が出来なかった。延期の幅でいえば今年は2011年を上回る。4月24日に開幕したとしても、10カード分の延期だ。これによって2011年の例に倣うと、来年2021年に再度ホークス、ライオンズ、ゴールデンイーグルスが開幕カードの主催をし、以後四年前のAクラスのチームが開幕カードを主催するようになる。


これでファイターズが何故、計算が狂うかというと、新球場がオープンする2023年の公式戦開幕を新球場で迎えられなくなるからだ。2023年の四年前となると2019年、つまり昨年だ。昨年ファイターズは5位だった。今回の延期がなく、開幕戦のサイクルが変わらなければ今年2020年にAクラスになることによって2023年に新球場で開幕戦を行えたのだ。


もちろん、今年普通に公式戦が行われていたとしてもファイターズがAクラスになるとは限らない。だがファイターズは北海道に本拠地を移転してからは二年続けてBクラスに甘んじたことはない。その法則通りであれば今年はAクラスになる可能性が高い。今年Aクラスになってさえいれば、極端な話、来年と再来年連続Bクラスでも新球場がオープンする2023年にファイターズは開幕戦を新球場で迎えられるのだ。


ファイターズファンの中には、予算の制約が厳しいファイターズは他球団に比べて戦力補強がままならないから毎年優勝争いをすることはおろか、毎年コンスタントにAクラスに入ることすら難しく、それ故に年によっては最初から順位より育成重視の年を設定していると考えている人が少なくない。そういう思考の人の中には最初から2023年に開幕カードを主催出来るように逆算して2020年の好成績のために昨年は無理をしなかったとの説を唱える人すらいるのだ<>


まあ吉村浩ゼネラルマネージャーが以前に語ったところによると自前の新球場がうまく稼働すれば、高年俸の選手を手放さずに済むようになるというのだから、シーズンの開幕をホームで迎えられるかなんて小さな事だと思うが。


日本ハムファイターズになってから本拠地球場が変わるのは三回目。後楽園球場から東京ドームに変わったのが1988(昭和63)、東京ドームから札幌ドームに変わったのが2004(平成16)。後者は本拠地の移転というより球団の移転。分岐点という意味では大きかったが東京時代の晩年はAクラスには入れず札幌ドームに本拠地を移した2004年は開幕をビジターで迎えた。


後楽園から東京ドームに変わった時は立地こそ目と鼻の先だが当時、日本初のドーム球場のオープンということで注目度は高かった。もちろんジャイアンツと同居だったが、それ故にジャイアンツ戦のチケットが手に入らなかった人がファイターズ戦に流れるという需要もあった程だったが、当時のファイターズは高田繁監督以下の現場に、Aクラスを確保して東京ドームで開幕をという厳命を下していた。ファイターズは後楽園球場最後の年に当たる1987(昭和62)にAクラス入りを果たしたが、ジャイアンツもAクラスだったため、開幕戦はジャイアンツがデーゲーム、ファイターズはナイトゲームだった。


元々開幕戦の主催は前年にAクラスを獲得した球団に与えるものだった。ただ、開幕戦を含めた球場確保を考えると二年前に日程を決めたいという考えがあり、2002年に前年の順位と関係なく日本各地で分散開催をし、翌2003年から二年前のシーズンの順位に基づいて開幕カードを決めるようになった。その状態が続いていたが2011年に公式戦の開幕が延期になって変わった。ただし翌年に開幕権を持ち越したのはパ・リーグだけでセ・リーグは翌2012年も二年前のAクラス三球団に開幕権が与えられた。以後今季までパ・リーグは三年前、セ・リーグは二年前のAクラス球団が開幕カードを主催している。


2011年の開幕延期を境に方式がパとセで異なる様になったのは幻となった2011年の開幕カードの主催球団の事情が異なるからと思われた。パ・リーグは二年前の2009年にゴールデンイーグルスが球団創立して初めてAクラスに躍進し、この年に初めて開幕戦を本拠地で迎えるはずだった。それが幻になったのだ。翌年に繰り越そう、ましてや震災からの復興の象徴として開幕戦を行う意義があったのだ。一方のセ・リーグは2009年にAクラスとなってこの年の開幕をホームで迎えるジャイアンツ、ドラゴンズ、スワローズ主催による開幕カードが幻になったが、翌2012年には2010年のAクラス三球団、ドラゴンズ、タイガース、ジャイアンツ主催による開幕が行われることになった。セ・リーグにはゴールデンイーグルスに相当する球団が存在しない。


この時のセ・リーグの例でいえば、来季の開幕は今季の開幕カードが幻になっても影響なく、パ・リーグは引き続き三年前の順位で開幕カードを決めることとなり、ファイターズも2023年の開幕カード主催を今季の戦いにかけることになる。まずは今季がどうなるかが先決で、来季以降のことはその先の問題だがファイターズにとっては重要なシーズンになるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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