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2020年2月15日 (土)

巨人ファンが見た『阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~』

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阪神タイガースが球団創設85周年を記念して公式ドキュメンタリー映画を作成した。封切り早々見てきた。敗戦処理。はタイガースファンになったことは一秒もないが、ジャイアンツの宿命のライバルである。その歴史を振り返るとなると、気になる。


思えば、昨年のちょうど今頃には北海道日本ハムファイターズ誕生15thプロジェクト ドキュメンタリー映画『FIGHTERS THE MOVIE Challenge with Dream』を見た。昨年のファイターズのドキュメンタリー映画がファイターズの、ファイターズによる、ファイターズファンのための映画だったのと同様に“タイガースの、タイガースによる、タイガースファンのための映画”である。それを知りつつ映画館に足を運んだ。


(写真:映画の封切りを記念して配布された、1985年にタイガースが日本一に輝いた試合を報じるデイリースポーツの復刻版)

 

 

 



まだ公開したばかりなのでネタバレになるようなことは極力書かない。最初にそれをお断りしておく。


敗戦処理。が日本のプロ野球に興味を持ち始めた昭和の時代、巨人のV9時代の終わり頃、阪神タイガースは読売ジャイアンツのライバルだった。現在の様に伝統の二球団だからという以上に、実際に優勝争いのライバルだった。


その頃に入団し、1985年(昭和60)の球団唯一の日本一の年に中心打者として活躍した掛布雅之がナビゲーターとして聖地甲子園球場のグラウンドから語り始める。掛布は2016年、2017年の二年間務めた二軍監督を退任した後、オーナー付きシニア・エグゼクティブ・ディレクターという、およそ昭和の野球人には似つかわしくない名称の役職に就いていたが今季は“HANSHIN LEGEND TELLER”(ハンシン・レジェンド・テラー〈略称:HLT〉)に就く。テラーだからなのか、この球団創設85周年記念公式ドキュメンタリー映画のナビゲーターに指名されたのだろうか?


掛布の若手時代を含め、冒頭から敗戦処理。が日本のプロ野球に興味を持ち始めた時代のタイガースの話題の映像などが流れ、懐かしさにあふれる構成になっている。もちろん、それより昔のレジェンド達も白黒の映像で登場してくる。


掛布のナビゲートの他、俳優の石坂浩二がナレーションを務めている。長年のタイガースファンだそうだ。石坂浩二のナレーションが流暢過ぎて『やすらぎの刻~道』を見ている様な錯覚に陥るのが玉に瑕だが。


85年間の歴史をいくつかのテーマに分類して取り上げていく。


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ただ映画のパンフレットにある、松村邦洋が語る“オールドファンが楽しめるのはもちろん、若いファンにもタイガースの歴史を知ってもらえる作品になっていると思います。”はどうだろうか?若いファンにどう映ったか?敗戦処理。の様なオールドファンにはやや物足りなさがあるものの一定の満足感を得るだろうけど。


その物足りなさは何だろう?と考えてみた。敗戦処理。の阪神タイガース感が普通でない可能性はあるが、阪神タイガースを語るに欠かせないカテゴリーが少なくとも三つ欠けていると思う。ネタバレになるかもしれないがそれを挙げる。

熱狂的なファン
打倒巨人
1985年以降の暗黒期

これから見る人、ごめんなさい。


それと、ジャイアンツの長嶋茂雄が持っていた新人選手の年間安打数記録を昨年ぬりかえた近本光司のインタビューで近本が長嶋の一年目の成績を完全に勘違いしているのがそのまま流されているのが気になった。長嶋氏に異様に気を遣う必要がないからそのままでも構わないと思うが、DVD化されるときにカットされるかどうか見ものだ。


余談だが敗戦処理。が鑑賞した映画館では他に侍ジャパンのドキュメンタリー映画『侍の名のもとに 野球日本代表 侍ジャパンの800日』を上映していた。だがそれを見ずに『AI崩壊』を見た。主演の大沢たかおが苦境に陥った場面を見ると鳥谷敬はまだ去就がはっきりしないなと思い起こすが、“AI”といえば、侍ジャパンの監督のイニシャル。縁起でもない作品を同時期に上映するとは…。


閑話休題。あくまで巨人ファンとしての感想である。もちろんタイガースのファンが映画を見て満足し、また球団の伝統に触れて新たな感慨を持てる作品であればいうことはない。

 

 

 

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