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2020年2月27日 (木)

NPB、今後のオープン戦と教育リーグを無観客試合にすると決定。

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日、日本野球機構は臨時の十二球団代表者会議を開いて3月15日までに行われる今後のオープン戦と、ファームの教育リーグの試合をすべて無観客試合にすると発表した。安倍晋三首相や専門家がこの二週間がヤマ場との認識を示したことが契機になったようだ。


その一日前にジャイアンツが独自に、この週末に東京ドームで行うスワローズとのオープン戦二試合を“無観客試合”にすると発表していたので覚悟は出来ていたが、実際に聞くと衝撃的である。


今季は東京五輪への対応で公式戦の開幕を320日と早めている。公式戦に支障を来さないために泣いて馬謖を斬るといった感じなのか…。

 

 

 

東日本大震災があった年には、被災地東北地方に本拠地を持つゴールデンイーグルスが所属するパ・リーグは開幕の延期を早々と打ち出したもののセ・リーグは公式戦開幕延期の必要なし、日程変更無しと主張。当時のジャイアンツ、滝鼻卓雄オーナーの「開幕を何日にしろってのは、お上が決めることかよ? 日程は我々自身が決める」という主張には球界再編騒動における渡邉恒雄元オーナーの「たかが選手が!」発言に似た空恐ろしさを感じたものだった。それが今回は一日早く25日にはジャイアンツが直近の29日と31日に行う東京ドームでのオープン戦を無観客試合にすると発表した。最大の抵抗線力になるかもしれなかった球団が豹変したのだ。東日本大震災から9年。変われば変わるものだと安堵しているジャイアンツファンも少なくないだろう。


不特定多数の人が集まる状態を極力作らない。そんな状況下で興行が自粛に追い込まれるのは自明の理。あるいはドーム球場での興行のみを自粛し、代替えの屋外球場で観客を入れて行うかという選択肢も個人的に考えていたが、屋外であっても危険度は大差ない。全国各地で発生している状況から今後のオープン戦を一律にすべて無観客試合にするという措置に踏み切ったのだろう。


妥当な措置だとは思うが、無観客で行うということは無収入で行うということにほぼ近い。CS放送などで中継されれば球団は放映権料を手にすることが出来るが、球団が得られる収入はそれくらいだろう。観客が来ないのだからグッズ類の売り上げも見込めない。調べたら全部で72試合ある。最も主催試合が多いのは10試合を主催試合とするバファローズ。逆に最も少ないのは主催試合が4試合しか無いスワローズとマリーンズ。多いか少ないかの問題では無いが、いずれにしてもすべて入場料収入ゼロでの試合となる。


そもそもオープン戦には春季キャンプでかかった費用を回収する場という側面もある。2月からの春季キャンプは“練習”だから入場料を徴収しない。当然だろう。グッズなどの売り上げは見込めるが春季キャンプの費用の方が遙かに膨大。約一ヶ月のホテルの宿泊代を始めとする膨大な費用を少しでも回収しようという目的でオープン戦を組むという側面もあるのだ。近年、各球団が様々な取り組みで経営体質を赤字から黒字に改善していると聞いているが、無観客試合を続けることは大きな打撃になるだろう。水面下での駆け引きはあったかもしれないが今回はよく足並みが揃ったと思う。


今回、試合そのものは行われる。安倍晋三首相らが“二週間”という指針を示したことと辻褄が合うが、二週間の後に行われる公式戦を万全で迎えるにはオープン戦の実施は不可欠ということなのだろう。そもそも試合を行わずに各球団が紅白戦で公式戦開幕まで調整を続けるという選択肢も検討されたのではないかと想像する。球場までの移動の費用がかからなくなる。収入が無いのだから出費を少しでも抑えようという発想で考えたら紅白戦で調整する方が出費はかさまないだろう。しかし、ライバルチームの戦力把握など、無観客、無収入でもライバルチームとの試合の方が良いという判断になったのだろう。


そういえばまだオープン戦が本格化する前に“ジェット風船禁止”という動きがあった。この時点でもごくわずかだとは思うが過剰反応だと騒ぐファンがいた。ラッキーセブンの贔屓チームの攻撃のタイミングでジェット風船を飛ばすことがもはやひとつの風物になっているという点は認めるとしても、そういう人達も少し冷静に考えて野球の試合を観るために犠牲にせざるを得ないとしたら犠牲にするしかないものの選別を考えた方が良いと思う。2011年の東日本大震災の後に行われた公式戦で例えばファイターズの応援団が“稲葉ジャンプ”を自粛したら「稲葉ジャンプが出来ないのなら札幌ドームに行く意味が無い」とまで言い切った人がいた。試合を観る楽しさより稲葉ジャンプの方が楽しいと言う人がいるのなら「どうぞ。来ないでください」という以外の言葉が浮かばない。最小限、野球の試合さえ観られれば良いと考えたときに、ジェット風船のひとつくらい我慢できないのかと言いたい。


野球にはいろいろな楽しみ方があり、自分と異なる楽しみ方をする人を安直に否定してはいけないとは思いつつも、国を挙げて緊急事態に立ち向かおうとしている時に、野球ファンが最小限楽しみたいものは何かと考えたら、球場で野球を観られること。それ以外のことは制限されても我慢するしかないとは考えられないのだろうか?


そして今回、その最小限の生観戦すら出来なくなったのだ。そのくらい異常事態であり、緊急事態なのだと言うことを踏まえるしかないと思う。


いささか話が横道にそれるが一昨年の沢田研二のコンサートの騒動を思いだした。


沢田研二が会場への不満からコンサートをすっぽかしたため急遽コンサートが中止になったのだ。歌手による一方的な都合でのドタキャン。当然許されるはずも無く、事務所側は会場には使用料を払わなければならないし、チケット購入者には返金しなければならない。収入が無く支払いだけが発生するという大変な問題が直撃したはずだ。当時のワイドショーなどでもこの問題を取り上げ、沢田研二のわがままな対応とそれを阻止出来なかった事務所の対応に非難の声が高まる一方で、コンサートを観ることが出来なかった沢田研二のファン達はジュリーを擁護する声が少なくなかった。どこまで本当の話かわからないが、彼らファンの中にはチケットの払い戻しをしなかったファンが少なくなかったらしい。ジュリーの姿勢を擁護するのであればその動きも理解出来なくは無い。結果、払い戻しが少なくなれば収入として事務所に残り、会場使用料等の出費の一部に充てることが出来たというのだ。


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その論法からすると、今回は球団に落ち度がある訳では無い。ある意味、球団も被害者だ。計り知れない損失が発生する。ファンとして購入したチケットの払い戻しをせずにそのチケット代を球団に寄付するというのも愛する球団にしてあげられる“気持ち”になり得ると思う。自分の場合は現実には球団に対して直接では無くチケットサイトに代金を払っているので配分がどうなるのかわからないが、元々払うつもりのお金なのだから面倒な払い戻しの手続きを辞めてしまおうかなと現時点で敗戦処理。も考えているところだ。


ところでひとつ謎なのは選手に感染している可能性は無いのかということ。27日の各スポーツ紙によると機構サイドもその懸念を感じているらしく、変な表現だが安心した。春季キャンプでファンとの接触機会を避けるなど万全を期していることだろうが、検査を受けた訳ではああるまい。選手が全員無事だと決めつけて大丈夫なのだろうか?


この時期、各選手にとってアピールの時期。多少体調が悪くても空元気を出してでも監督、コーチにアピールする選手ばかりだろう。病状を隠す選手がいても不思議ではない。そんな選手が試合に出たらチームメイト、対戦相手の選手もたまったものでは無い。敗戦処理。はそう考えるがおかしいだろうか!? 選手に感染者がいないと言い切れるのだろうか?


無観客試合では報道関係者等は現地取材出来るが、球場への入場時に検温、球場でのマスク着用などを要請するという。その一方で当の選手が感染していない、報道陣などに対して選手が加害者になる事が無いと言い切れるのだろうか?


東京ドームで野球に限らず観客が入場時に受ける手荷物検査。行われるきっかけは1995年の“地下鉄サリン事件”だった。事件から一ヶ月足らずで迎えたジャイアンツ対スワローズの公式戦開幕戦では観客だけで無く両軍の選手も厳しいチェックを受けたという。ノーチェックだったのは長嶋茂雄、野村克也両監督くらいだったという。今回、選手の健康状態を球団任せにして良いのかというのは一応考えた方が良いと思う。


そして、既に一部の方も指摘しているが本当に3月20日以降、公式戦を例年通りに行えるのかということ。しかしその答は誰にもわからない。一ファンとしてはその邪魔だけはしないようにしたい。一人で出来ることには限界があるが、一人の無責任な行動が及ぼす被害は想像以上に大きいときもある。


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今はせめて、320日に例年通りに状態で公式戦開幕を迎えられることを祈りたい。無観客で行うオープン戦でそのために最善の調整をしてもらいたい。その姿を29日に東京ドームで生で観られないのは残念極まりないが、我慢するしか無い。

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