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2020年1月30日 (木)

“昭和の熱血教師がゆとり世代の子供達に指導”!?-ガッツとファイターズ

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先日、ファイターズファンの友人と話した。

「このオフ一番の補強が“ビヤヌエバ獲得”で大丈夫かな!?

「いや、一番の補強は“ガッツの復帰”でしょう」


東京時代から応援している身として小笠原道大は特別な存在。ガッツがヘッドコーチ兼打撃コーチとして指導する春季キャンプがもうすぐ始まる。

 

 

 



昨年の拙blogガッツがファイターズに戻ってくる!(20191010)の時点では小笠原道大14シーズンぶりの復帰を祝福する思いでいっぱいだった。もちろんその思いは今も変わらない。だが、離れていた13年間という歳月はあまりに長い。小笠原は2006年にパ・リーグの最優秀選手に選ばれるほどの活躍をしてファイターズを25年ぶりのリーグ優勝、44年ぶりの日本一に導いてチームを離れた。その間も四度のリーグ優勝と一度の日本一を果たしていたがチームは明らかに変わっていった。それはむしろ当然で、13年もの間、同じだったらチームは後退する。


昨年の秋季キャンプで選手を指導する小笠原ヘッドコーチ兼打撃コーチを雑誌『FRIDAY』が密着取材した。その様子は同誌の1129日号だけでなくネットにも残されている。

小笠原道大14年ぶり日ハム復帰「魅せる野球はいらない」

タイトルから想像付くかもしれないが、いかにも小笠原らしい。写真を見る限り(そういう写真ばかり選んだのかもしれないが)かなりハードだ。秋季キャンプでこれだから春季キャンプは推して知るべし。昭和の熱血教師がゆとり世代の子供達に指導しているような違和感を禁じ得ないのは敗戦処理。だけだろうか<>!?


しかも記事によると“球団と監督からは「自分が思うことを思い切りやってくれ」と言われたという。”だそうだ。やはり昨シーズンまでの指導は手ぬるかったのだろうか…。


かつての吉井理人投手コーチに象徴される“量より質”の指導法、練習方法に慣れているファイターズナインに新任の小笠原コーチの指導が効果あるのだろうか?もっとはっきり言えばついていけるのだろうか?という疑問がある。 


こういうと、ファイターズの春季キャンプなどを実際に観たことがあるファンから「ファイターズの練習はけっこう厳しい」という意見が聞こえるかもしれない。春季キャンプを一度も観たことが無い敗戦処理。としては反論しづらいが、他球団の春季キャンプを観た上でないとファイターズの練習の質なり量なりを判断するのは難しいだろう。


少なくとも確実に言えることは昨年5位だったチームなので相当レベルアップしなければ今季のペナントレースを勝ち抜けない。そのレベルアップの時期が春季キャンプなのである。もちろん他球団もレベルアップするのだから、それ以上にレベルアップしなければならないのである。


トレイ・ヒルマン、梨田昌孝、そして栗山英樹現監督と三代続けてそれまではファイターズに縁もゆかりも無かった人物を監督に就任させて“結果”を出しているファイターズ。かつての主力選手が他球団で指導していたのを退任したからといって、飛びついてコーチ就任を要請したわけでは無いだろう。


ファイターズの成功は2006年のリーグ優勝、日本一からと考えると、その成功法則に必ずしも固執しているとは思えない。昨年からの育成選手獲得のようにそれまでの成功法則に基づく習慣を必要とあれば破棄している。当たり前だ。同じ事を続けていたら、進化する他球団に水を開けられるだけだ。


その一方で昨年結果が出なかった“ショートスターター”、“オープナー”といった戦術をいささかのマイナーチェンジを加えながら続けるという報道もあり、今から頭が痛い<苦笑>が、小笠原コーチの招聘で何か新しいものが観られればと敗戦処理。は期待する。選手達が壊れなければの話だが…。


ところで小笠原コーチに関しては、現役時代にフリーエージェントの権利を行使して自ら球団を飛び出しただけに、いまだにそのことを根に持っているファイターズファンが少なくない様だ。ファイターズからFAで出て行った選手は枚挙にいとまがないが、移籍先がよりによってジャイアンツということで拒絶反応を持つ人が少なくない様だ。そういう人達によると、冒頭の写真にある、ファイターズスタジアムの外周に掲げられているこの球場から巣立った選手の中に小笠原の姿がないのは小笠原と球団の間に確執があるからだという。


この正面写真だけではわかりにくい。一覧で名前を挙げよう。

西川遥輝、中田翔、ダルビッシュ有、大谷翔平、田中賢介、中島卓也
伊藤剛、建山義紀、森本稀哲、武田久、小谷野栄一、鶴岡慎也

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小田智之、
高橋信二、飯山裕志、紺田敏正

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陽岱鋼、
吉川光夫、菊地和正、押本健彦


小笠原コーチはファイターズスタジアムがオープンした1997年の入団。いわば“鎌ケ谷一期生”だ。その小笠原コーチの写真がないのは確かに不思議だ。FAで出て行ったといっても同じくジャイアンツに移籍した陽岱鋼や、他球団に移籍した森本稀哲小谷野栄一の写真もある。他球団に所属していたからというのであれば彼らも引っかかる。特に陽は現役だ。


考えられるとしたら、社会人野球のNTT関東から入団した小笠原は入団一年目から一軍で活躍した。“鎌ケ谷から巣立った”というカテゴリーに分類されないというのはあるかもしれない。このカテゴリーでいえば武田勝宮西尚生もない。


ファイターズ時代の小笠原がイースタン・リーグに出場したのは一年目の1997年に19試合、二年目の1998年に2試合あるだけだ。その二年間、21試合の通算成績が52打数21安打で打率が.404と高打率なのはさすがと言うしかないが、確かに他の掲載選手のように鎌ケ谷で鍛えられて一本立ちしたというタイプではない。


小笠原コーチは昨年までドラゴンズで二軍監督を務めていた。ドラゴンズの二軍はウエスタン・リーグ所属なので情報がほとんど入ってこない。どんな指導者なのか、昨年のシーズン中にいわゆる口述筆記でまとめた『二軍監督奮戦記(ワニブックスPLUS新書)を今慌てて読み始めたところだ。
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小笠原の著書といえば『魂のフルスイング(KKベストセラーズ)を思いだす。書店で最初に見かけたときに、パラパラとページをめくったら当時のドラゴンズ、落合博満監督との縁を書いているページに出くわし、「FA権取ったら中日に行くのかな」と想像し、買うのを辞めた…<苦笑>。この本を出した2006年にFAでファイターズを去り、『二軍監督奮戦記』を出した年にファイターズに帰ってきた。本を出すということが節目の行動パターンなのだろうか!?


コーチの獲得が補強の目玉というのも如何なものかという気もするが<笑>、どの選手を見てもその選手の全てを出し切っていない感じがする今のファイターズナインにガッツの指導でレベルアップしてもらいたい…。

 

 

 

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