こんなオーダーが見たい-2020年パ・リーグ篇
毎年行っているので今年もやってみる。現時点で敗戦処理。が妄想する各球団の今季のオーダーを一球団ずつ書いてみる。まずはパ・リーグ篇。全球団が外国人選手を、一軍登録の上限である四人を超えて在籍しているので一軍枠を考えて野手の外国人選手を考えてみた。なお、毎年断りを入れているが、これは願望であって予想ではない。
早速、昨年の下位チームから順に見ていく。
バファローズ
(二)福田周平
(右)西浦颯大
(左)吉田正尚
(指)ジョーンズ
(三)中川圭太
(一)ロドリゲス
(中)宗佑磨
(捕)若月健矢
(遊)安達了一
※ 青文字は左打者、緑文字はスイッチヒッター。以下同じ。
いい選手がいるのである。最初に考えたときには昨シーズンの途中にトレードで加入して64試合で打率.244、10本塁打、35打点を記録したスティーブン・モヤを加えた打線を考えたが、期待の新外国人、アダム・ジョーンズとアデルリン・ロドリゲスに加えてモヤまで一軍に登録すると外国人投手で一軍に登録できるのが一人だけになる。その場合例えば抑えのブライアン・ディクソンひとりにすると、先発要員としてのアンドリュー・アルバースも、セットアッパーとしての新外国人投手タイラー・ヒギンスも一軍で同時に使えない。モヤに泣いてもらう形か。昨年のモヤは一塁手として56試合、指名打者として6試合に出場している。新外国人によもや…があった場合のバックアップ要員として二軍でモチベーションを下げさせないような配慮が欲しい。ここに挙げた選手以外にも杉本裕太郎、頓宮裕真、小島脩平、西村凌らがいる。少なくとも野手の層に関しては昨年の順位はアテにならないと思う。
ファイターズ
(中)西川遙輝
(右)大田泰示
(左)近藤健介
(一)中田翔
(二)渡邉諒
(指)王柏融
(三)ビヤヌエバ
(捕)清水優心
(遊)中島卓也
何とも面白くない願望オーダーになってしまった。清宮幸太郎の名前がないのは期待していないのではない。来月からのキャンプも手術した右肘の回復具合を考えて二軍スタートになるが、この際ファームで三塁の練習をして欲しいのだ。リハビリ期間が必要なことを考えるとかなりの遠回りになるおそれはあるが、クリスチャン・ビヤヌエバが通用している間にファームで三塁の練習をしっかり積んで欲しい。清宮を中田翔の次の一塁の最有力候補だとは認識しているが、まずはひとつのポジションを獲れと。それは今まで経験が浅いだろうけど三塁しかないのかなと考えている。
注目は渡邉諒。五番に定着してかつてのスワローズ、土橋勝征の様な勝負強くていやらしい選手になって欲しい。近年では岡大海、松本剛がレギュラーを確保したと思ったら翌年に伸び悩んで逆戻りというパターンが続いている。渡邉にはそうはならないで欲しい。
マリーンズ
(中)荻野貴司
(左)角中勝也
(二)中村奬吾
(指)井上晴哉
(右)マーティン
(三)レアード
(一)安田尚憲
(捕)田村龍弘
(遊)藤岡裕大
フリーエージェントで獲得した福田秀平の名前がない。申し訳ないがスターティングメンバーに入れないと思う。獲得した以上は使うとは思うが、上のメンバーを見ると可能性があるとしても一塁くらいか。ホークスと同様、福田がスーパーサブ的な位置づけになったらマリーンズは本当に怖いと思う。
ゴールデンイーグルス
(遊)茂木栄五郎
(三)鈴木大地
(二)浅村栄斗
(指)ブラッシュ
(左)島内宏明
(一)銀次
(右)和田恋
(捕)堀内謙伍
(中)辰己涼介
福田とは対照的に鈴木大地には三塁のポジションがあてがわれるのではないか?ゼラス・ウィーラーは残留出来たのが不思議なくらいに思える。個人的にはウィーラーから内田靖人への移行を楽しみにしていたが、鈴木の加入であぶれてジャイアンツ球場で今年もウィーラーの応援歌の替え歌で応援される内田を観ることになるかも。
和田恋を入れたのは完全に好みでだが、田中和基はどこに行ってしまったのだろうか!?
ホークス
(遊)今宮健太
(中)柳田悠岐
(三)グラシアル
(左)バレンティン
(指)デスパイネ
(右)中村晃
(一)内川聖一
(捕)甲斐拓也
(二)牧原大成
自由契約になっているキューバ勢の残留が決まった様だ。両外国人と、スワローズから獲得したウラディミール・バレンティンでクリーンアップを組めば柳田悠岐があぶれる。柳田を二番に置けば恐ろしい打順になる。
「熱男―っ!」がいない。バレンティンの獲得で松田宣浩か内川聖一か、どちらかがベンチを温めることになりそうだ。どちらも本来なら欠かせない戦力だが中村晃も棄てがたい。右の長距離砲三人が並んだ後に左の巧打者。相手としては嫌な打線になる。
ライオンズ
(中)金子侑司
(遊)源田壮亮
(右)外崎修汰
(一)山川穂高
(捕)森友哉
(三)中村剛也
(左)スパンジェンバーグ
(指)栗山巧
(二)山野辺翔
秋山翔吾が抜けた穴は果てしなく大きいが、新外国人のコーリー・スパンジェンバーグが前評判通り内野も外野も守れて、ルーキーイヤーだった昨年は今一だった山野辺翔がしっかりと二塁を守れれば格好はつく。1990年代にはライオンズでファーストネームがカタカナで7文字以上の外国人選手は期待外れになるケースが多かった(ホセ・トレンティーノ、マイク・パグリアルーロ、アーキー・シアンフロッコ)が9文字。どうなるか?
冒頭の写真の様に八番に中村剛也がいて九番にエルネスト・メヒアがいる打線は反則に近いと思う<苦笑>が、この打線でも破壊力は脅威。昨年はレギュラー7人が規定打席に到達して、それに次ぐ木村文紀も年間の規定打席にわずか2打席足りなかっただけと完全にスターティングメンバーが固定されていたが、それだけレギュラーと控えに差があるというのも事実。1998年に優勝、日本一になったベイスターズもその年に7人が年間の規定打席に達するほどメンバーが固定されていたが次世代の選手に出場機会が無く、その後の低迷に間接的につながった。山野辺をきっかけに少しずつ新しい芽をつないでいきたい。
う~ん、ファイターズ以外、皆強力打線。昨年のような小手先の投手起用では抑えられそうもない。だとするとファイターズも打線で打って返すしかないのだが…。そもそも田中賢介の抜けた穴をどうやって埋めるのかまだわからない。どうなることやら。
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