フォト
無料ブログはココログ

« 新年明けましておめでとうございます。 | トップページ | 元日のスポーツ報知の1面 »

2020年1月 2日 (木)

これ以上ない歓喜。優勝する瞬間を間近で観る幸せ。【回想】敗戦処理。生観戦録-第46回 2019年(令和元年)編

Acsc_9826 敗戦処理。が初めて日本のプロ野球を生観戦した1974年(昭和49年)から、その年の生観戦で最も印象に残った生観戦を選んで書き起こすこのコーナーも、一通り書き上げたので年に一回、その前年の生観戦を振り返って書くスタイルになっている。今回は昨年2019(令和元年)の生観戦の中から最も印象に残っている試合をあらためて振り返る。敗戦処理。が生観戦したプロ野球- my only one game of each year


1974(昭和49)に初めてプロ野球を生観戦した敗戦処理。はその後毎年、途切れることなく数試合から十数試合を生観戦しています。そこで一年単位にその年の生観戦で最も印象に残っている試合を選び出し、その試合の感想をあらためて書いていきたいと思います。


【回想】敗戦処理。生観戦録- my only one game of each year46回 2019(令和元年)


(写真:五年ぶりのリーグ優勝を決め、ナインから胴上げされる原辰徳監督。 2019年9月撮影)

 

 

 

昨年も決して多くの試合を生観戦したと言えるほどではなかったが、そんななかから一試合を選ぶとしたら、贔屓のジャイアンツがセ・リーグ優勝を決めた試合。ビジターとなる横浜スタジアムの試合だったが、幸いにも生で観ることが出来た。


横浜スタジアムは今年行われるオリンピックでの野球の試合に使用されるとあって拡張工事が続いている。昨年のオフにライト側にウイング席を新設し、今オフはレフト側にもウイング席を新設した。3月のオープン戦でライト側だけ拡張された状態のスタジアムを訪れてはいたが、公式戦で生観戦したいなと、ジャイアンツとの休日の試合を探し、921()のナイトゲームに狙いを絞り、チケットの前売りを開始した7月13日にすかさず購入した。


座席数が増えたといっても競争率の高さは相変わらず。しかし発売初日に入手したこともあってか、三塁側のジャイアンツベンチのほぼ真上。前から数列目というナイスな席を確保出来た。そしてその時点では想像するしなかったが当日が近づくにつれて、ジャイアンツのリーグ優勝をかけた試合になる可能性が出てきた。一週間くらい気が気でなかった<苦笑>


実はこの五日前の16日に東京ドームでの対タイガース戦を生観戦したが、ちぐはぐな選手起用が目に付く試合運びで惜敗したこともあって星勘定がわかりにくくなったが、対戦相手のベイスターズが優勝マジックの対象チームであったこともあって、チケットを入手した試合が優勝のかかった試合になった。
試合の展開に関しては拙blog921日付ジャイアンツが5年ぶりにリーグ優勝!を参照されたい。


ジャイアンツは7連戦のど真ん中でローテーションの谷間になり、抜擢された先発投手がドラフト6位で高校卒入団のルーキー、戸郷翔征だった。戸郷はこの試合で公式戦初登板を果たした。ベイスターズの先発は上茶谷大河。高校卒と大学卒の違いはあるが、この時点で既に7勝を挙げているローテーション投手。戸郷の抜擢は数日前から報じられていたから、たまたま優勝がかかった試合になってしまったのだろうが、普通に考えてジャイアンツが有利とは思えない…。案の定、戸郷は三回裏に乙坂智に本塁打を打たれ、2点を先制される。この2点が意外に重く、0対2のまま試合は進む。


戸郷は五回裏二死一、二塁で再び乙坂を迎えたところで降板したが、この大一番での力投が評価された様で、優勝決定後に行われた阿部慎之助の実質的な引退試合でロングリリーフを託されてプロ入り初勝利を挙げた。ポストシーズンでもマウンドに上がった。力不足は明白だったが“ラッキーボーイ”が必要な台所事情もあってかクライマックスシリーズ、日本シリーズでも重用された。


ジャイアンツ打線は七回表にようやく上茶谷をとらえ、一死一、三塁と攻め立てて上茶谷をマウンドから引きずり下ろす。代打阿部の場面でエドウィン・エスコバーが登板するも、阿部の打席で捕逸があって1点差に。


それでも1対2で迎えた九回表にZombie Nationの『Kernkraft400』とともにヤスアキジャンプに迎えられて山﨑康晃がマウンドに上がり、それだけでも敗色濃厚なのに先頭の岡本和真、途中から五番に入っている増田大輝が倒れて二死になって「さすがに今日はダメか」と諦めた。ジャイアンツはこの試合を落としたとしてもまだ残り5試合ある。優勝に近づいていることに揺るぎはないが、ここまで来たら生で優勝が観たいのだ。だがさすがに諦めかけたところから“奇跡”が起きたのだ。


重信慎之助、若林晃弘という、山﨑から見たら赤子の手を捻るように打ち取れそうな、逆にジャイアンツファンとしてはあまり期待薄な若手が粘って連続四球を選んで二死一、二塁。ジャイアンツにとってはチャンスなのだが打席には途中出場の小林誠司。もうベンチに捕手が残っていないので代打を送れない。そもそも代打を送ろうにも野手でベンチに残っているのはこの時点で陽岱鋼山本泰寛だけ。小林に託すしかない局面だったが小林がまさかの右前安打でジャイアンツが土壇場で2対2の同点に追いついた。
Cdsc_9712_20191230232401


それでも同点止まりだったので九回裏にベイスターズに1点取られたらサヨナラ負けになるところだったが、九回裏のマウンドを託された大竹寛が先頭打者こそ出塁を許したが後続を断って延長戦にもつれた。


十回表も三嶋一輝に対して亀井善行、坂本勇人の連続四球で作ったチャンスを、丸佳浩、岡本凡退で沈みかけたものの増田大の打球がワンバウンドで三嶋の頭上を抜け、二遊間を破った。
Cdsc_9777_20191230232501
カメラとスコアシートを両腕で抱えた状態のままで座席から思わず飛び上がった。再び椅子に着いた時の感触はあれから三ヶ月経った今も忘れない。


十回裏には抑えのルビー・デラロサが登板。三者連続三振に切り抜けて劇的にリーグ優勝を決めた。


【9月21日・横浜スタジアム】
G 000 000 101 1 =3
B 002 000 000 0 =2
G)戸郷、高木、マシソン、中川、澤村、○大竹、Sデラロサ-炭谷、小林
B)上茶谷、エスコバー、山﨑、●三嶋-戸柱
本塁打)乙坂2号2ラン(戸郷・三回)


上述した観戦記のエントリーを参照いただければわかる通り、ジャイアンツは七回の反撃機に一塁手として出場している捕手の大城卓三に代走を送り、スタメンでマスクをかぶっている炭谷銀仁朗に代打を送った。七回裏から“最後の捕手”小林にマスクをかぶらせた。捕手経験のある阿部もこの回に代打で登場したが代走を送られて退いた。「この回で何とかするぞ」という気合いの入った積極的采配とはいえ残りのベンチ入りメンバーを考えていないかのような選手交代。しかもそこまでしたのに逆転どころか同点にすら出来なかった。もはやこれまでかと思ったら、代打を送れない小林が同点打を放ち、代走から守備に付いた増田大が勝ち越し打を放つ。こんな、ジャイアンツファンのためにある試合を観ることが出来たのはジャイアンツファンとしてこの上ない幸運だった。


ジャイアンツのリーグ優勝を生で観たのは2009年以来十年ぶりだが、その時は鎌ケ谷からの転戦で試合途中からの観戦だった。試合開始からの生観戦での優勝目撃は初めて。ジャイアンツファン歴45年を超えて最高のプレゼントとなった。

« 新年明けましておめでとうございます。 | トップページ | 元日のスポーツ報知の1面 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新年明けましておめでとうございます。 | トップページ | 元日のスポーツ報知の1面 »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック