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2019年11月29日 (金)

FA戦線異常あり…

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今オフにフリーエージェント権を行使した選手の動向に決着がついた。今オフのFA戦線のトレンドは、超大物の移籍ではなく、より出場機会を求めてのFA移籍と、“勝ち組”の常連、ジャイアンツの惨敗と言っても過言ではないだろう。


マリーンズから鈴木大地がFA権を行使してゴールデンイーグルスへ。そのゴールデンイーグルスからは美馬学がマリーンズへ移籍してあたかも交換トレードの様な形になった。マリーンズはさらにホークスでFA権を行使した福田秀平を獲得。美馬とのW獲得になった。また、ライオンズの十亀剣はFA権を行使した上でライオンズに残留した。


昨オフの丸佳浩、浅村栄斗の様な主軸選手のFA権行使がなく、鈴木、福田といった、より出場機会を得ようとしての移籍願望が叶ったのが今オフのFA傾向と言えよう。これは“移籍の活性化”を願うファンにとっても溜飲を下げる結果となったが敗戦処理。にはいささか引っかかる点がある。


(写真:FA権を行使してゴールデンイーグルスに移籍する鈴木大地。ゴールデンイーグルスの条件は“4年総額7億円以上”とも言われている…。 写真は2017年のマイナビオールスターゲーム第二戦で本塁打を放つ鈴木大地)

 

 

 

NPBでは力がありながら出場機会に恵まれない選手に移籍で出場機会を与えようという趣旨での“現役ドラフト”の導入が検討されているが、そのFA版のような移籍が実現した。


レギュラー選手でありながら毎年の様にチーム事情でポジションが変わり、あげく今季はレギュラーを外されての開幕となった鈴木大地はチームの構想通りに行かない部分を埋める形で出場を続けて存在感を示した。だがやはり、ポジションを固定して出場できる場を求めたのだろう。FA権を行使した。


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福田秀平
はレギュラーポジション奪取こそならなかったものの、いわゆるスーパーサブとしてホークスにはなくてはならない存在となっていたが、やはりレギュラーとして戦える職場を求めたのだろう。FA権を行使した。


どちらも移籍を決定した球団以外にも複数の球団が獲得を目指した。その結果、福田には4年総額48000万円という金額が推定されている。鈴木は4年総額7億円と言われている。上述した様に昨年の丸佳浩、浅村栄斗といった主軸選手のFA移籍とは趣が異なる、より多くの出場機会を求めてのFA移籍と言うことで“移籍の活性化”を好むファンからは喝采されている。だが、4年総額4億8000万円だの4年総額7億円とかいう数字の報道を目にすると、いくら競争の原理で相場が跳ね上がるものだとわかりつつも、その選手本来の能力とかけ離れた数字と思わざるを得ない。個人的には福田は今のように“スーパーサブ”的にベンチに控えているから嫌らしい選手なのであって、仮にレギュラーになったら普通の選手になってしまうように思える。もちろんホークスの戦力ダウンという点では賛成だが…<冗>。


選手名鑑による今季推定年俸では福田は3600万円、鈴木は1億円の選手である。もしも移籍がなく純粋に今季の成績で所属球団が査定したらとてもこんな数字は出ないだろう。


福田や鈴木の移籍成立を受けて、来季以降第二、第三の福田、鈴木的な移籍が成立すればプロ野球も面白くなると思うのだが、年俸がまるでバブルの様に跳ね上がるのであれば個人的には全面的に賛成とはいかなくなる。


一応フリーエージェント規約の上ではFA移籍した選手の移籍先での初年度の年俸は移籍前の年俸を超えてはならないことになっている。例えば年俸1億円の選手がFA宣言して移籍先と“3年総額6億円”という契約を結んだ場合、一般的には移籍一年目には現状維持の年俸1億円として、残る二年間で計5億円になるような調整をしているのでこの規制は形骸化している。なおかつ移籍一年目に年俸を据え置くこともコミッショナーの了承を得られれば例外が認められる。例えばジャイアンツでは山口俊が移籍一年目に不祥事を犯した時に本当の年俸が明らかになり、一年目から前年より多い金額を得ていることが明らかになった。それで開き直ったのか、山口以降のFA新加入選手の年俸は移籍前より軒並みアップしている。


移籍の活性化は素晴らしいことだが、そのために年俸が鰻登りする選手がいると、別に敗戦処理。の懐が痛む訳ではないが、ちょっと違うんじゃないかと思ってしまう。


もう一つ、今オフのFA戦線の特徴というとジャイアンツが本気で獲得に行った美馬学、鈴木大地を二人とも獲れなかった点だろう。


首尾良く二人とも獲得できていれば

美馬・ジャイアンツ~ 輝ける男たちよ~

美馬・ジャイアンツ~ 美しき男たちよ~

光る“大地”を駆け抜けろ~

という替え歌を拙blogエントリーのタイトルにしようと暖めていたのだが<苦笑>


原辰徳監督は美馬との交渉に自ら出向いた。
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原監督が選手との入団交渉に自ら出馬したのは小笠原道大、丸佳浩に続いて三人目。過去の二人に比べると美馬に対して何故!?と思いがちだが、その後に山口のポスティング移籍の報道が出た。それならばさもありなんという感じだ。今季15勝を挙げた先発ローテーションの柱が抜けるのだ。その穴を埋めるべく何としても獲得したい美馬を口説き落とすためなら…“全権監督”の面目躍如といった感じだったがそれでも美馬を口説き落とせなかった。


その美馬を獲得したマリーンズは福田をも獲得。一気に二人のFA選手を獲得した。一年に二人(以上)のFA選手を獲得したのは、ジャイアンツが9回で最多。ホークスの3回が超えに続く。この両球団はFA補強をお手のものにしている双璧だが、この二球団以外だと2010年オフのタイガース(小林宏之、藤井彰人)、翌2011年オフのベイスターズ(鶴岡一成、小池正晃)、2014年オフのスワローズ(大引啓次、成瀬善久)の例があるのみ。


マリーンズがFA戦線で“勝ち組”になれたのは昨年、丸佳浩獲得のために用意した“M資金”が残っていたからとも言われている。“M資金”だけに実在しない資金で、丸がジャイアンツ移籍を選択してくれてホッとした等と言う揶揄も聞かれたが一年を経て奏功した。


FA戦線でまさかの“負け組”となったジャイアンツがこのまま手をこまねいているとは思いがたい。“勝ち組”マリーンズから退団必至のマイク・ボルシンガーに食指を動かすのではとの見方もある。


このオフはFA戦線が決着付いても熱い!?

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