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2019年10月12日 (土)

ドラフト会議でくじ運が強い球団は!?

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パ・セ両リーグは12日こそ台風19号の影響を考慮して中止になったものの両リーグのクライマックスシリーズ、ファイナルステージにファンの耳目が集まっているが、そんな中、17日にはドラフト会議が開かれる。


アマチュアのドラフト候補に疎い敗戦処理。だが、くじ運が強い球団はどこなのか?調べてみた。ゴールデンイーグルスが参入した2004年から昨年までのドラフト会議でくじ運が強い球団を調べてみた。これはあくまで、指名が重複して競合になった際のくじ引きの勝敗だけを調べるもので、交渉権を得て獲得した選手が活躍したか否かは関係ない。


(写真: 17日に行われるドラフト会議の目玉選手とされる佐々木朗希投手。2019年8月撮影)

 

調査は2004年以降のドラフト会議で、指名入札が重複した場合にくじ引きが行われる1位指名の抽選を対象。いわゆる“ハズレ1位”のくじ引きも含めた。


2004年に行われたドラフト会議では指名重複によるくじ引きがなく、2005年、高校生を大学生や社会人の選手と分離した高校生ドラフトの1巡目で辻内崇伸にジャイアンツとバファローズの二球団、陽仲壽にホークスとファイターズの二球団、片山博視にカープとゴールデンイーグルスの二球団がそれぞれ重複した。それぞれに入札した球団にとっては2倍の倍率に挑んだことになる。それぞれ交渉権を得たジャイアンツ、ファイターズ、ゴールデンイーグルスは2倍の倍率で1勝、逆に交渉権を得られなかったバファローズ、ホークス、カープは2倍の倍率で1敗。これが翌2006年に行われたドラフト会議での田中将大指名の重複のようにファイターズ、バファローズ、ゴールデンイーグルス、ベイスターズの四球団によるくじ引きになった場合には交渉権を得たゴールデンイーグルスには4倍の倍率で1勝、ファイターズ、バファローズ、ベイスターズには4倍の倍率で1敗とカウントする。これを昨年2018年まで繰り返すのだ。


2倍の倍率でのくじ引きには確率上、2回挑めば1回は交渉権を得られることになる。2倍のくじ引きに6回挑んで3勝3敗のベイスターズは確率通りの結果だが、確率に比べて高いくじ引き勝率を誇る球団はプラス、逆に低い球団はマイナスになるような式に当てはめる。

ベイスターズの場合、3勝-(3勝+3敗)÷2(倍率)=0となる。

確率通りだと0、確率より良いとプラスの数値、悪いとマイナスになる。


例えばホークスは2倍の倍率になったくじ引きにはベイスターズと同じ6回挑んでいるが、結果は1勝5敗。上述の式に当てはめると

1勝-(1勝+5敗)÷2=-2 となる。

ただしホークスは3倍だと3回挑んで2勝1敗と確率以上の結果を残している。これまた上述の式に当てはめると

2勝-(2勝+1敗)÷3=1 となる。

これを球団ごとに計算し、各倍率の計算結果を合計したものをその球団のくじ運指数とする。


まずは2倍の倍率での球団ごとのくじ運指数。カッコ内は○が交渉権を得た選手例、×が交渉権を逃した選手例。

3.5 マリーンズ 7勝0敗 (○石川歩、唐川侑己)
1.5 ゴールデンイーグルス 5勝2敗 (○安樂智大、×野本圭)
0.5 タイガース 4勝3敗 (○岩貞祐太、×山﨑康晃)
0.5 ジャイアンツ 3勝2敗 (○大田泰示、×菅野智之)
0.5 ドラゴンズ 3勝2敗 (○柳裕也、×岩嵜翔)
0  ベイスターズ 3勝3敗 (○山﨑康晃、×増渕竜義)
-0.5 スワローズ 3勝4敗 (○山田哲人、×高山俊)
-0.5 ファイターズ 2勝3敗 (○陽仲壽、×小笠原慎之介)
-0.5 ライオンズ 1勝2敗 (○増田達至、×増渕竜義)
-1.5 バファローズ 1勝4敗 (○辻内崇伸、×山田哲人)
-1.5 カープ 1勝4敗 (○中村奨成、×増田達至)
-2  ホークス 1勝5敗 (○岩嵜翔、×杉浦稔大)

マリーンズの7勝0敗が際立っている。二番目に指数が高いゴールデンイーグルスとの一騎打ちになったのが2015年の平沢大河。マリーンズが引き当てて、ゴールデンイーグルスはハズレ1位でオコエ瑠偉を獲得した。

 

続いて3倍での指数。

2  マリーンズ 3勝0敗 (○安田尚憲)
1.34 カープ 2勝0敗 (○大瀬良大地)
1  ホークス 2勝1敗 (○東浜巨、×安田尚憲)
1  ドラゴンズ 2勝1敗 (○高橋周平、×高橋純平)
0  ベイスターズ 1勝2敗 (○柿田裕太、×東浜巨)
0  スワローズ 1勝2敗 (○村上宗隆、×大瀬良大地)
-0.33 ライオンズ 0勝1敗 (×東浜巨)
-0.67 バファローズ 0勝2敗 (×高橋周平)
-0.67 ファイターズ 0勝2敗 (×高橋純平)
-1  ジャイアンツ 0勝3敗 (×村上宗隆)
-1  ゴールデンイーグルス 0勝3敗 (×村上宗隆)
-1.67 タイガース 0勝5敗 (×大瀬良大地)

ここでもマリーンズは3勝0敗。重複が3倍以下であれば無敵ということになる。


続いて4倍。ここからは挑んでない球団も出てくる。

1.75 ファイターズ 3勝2敗 (○中田翔、×田中将大)
1.5  ゴールデンイーグルス 2勝0敗 (○田中将大)
0.75 ドラゴンズ 1勝0敗 (○根尾昂)
0.5  カープ 1勝1敗 (○小園海斗、×有原航平)
0   タイガース 1勝3敗 (○藤浪晋太郎、×中田翔)
-0.5 ジャイアンツ 0勝2敗 (×根尾昂)
-0.5 マリーンズ 0勝2敗 (×藤浪晋太郎)
-0.75 スワローズ 0勝3敗 (×斎藤佑樹)
-0.75 ベイスターズ 0勝3敗 (×田中将大)
-1  ホークス 0勝4敗 (×中田翔)
-1  バファローズ 0勝4敗 (×田中将大)

最も指数が高いファイターズの3勝は中田翔の他に斎藤佑樹有原航平。くじ運が強いイメージがある球団だが主砲とエースを獲得できている。


そして5倍。5倍の競争率になったのは5回しかない。
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1.4 ゴールデンイーグルス 2勝1敗 (○松井裕樹、×佐藤由規)
0.8 スワローズ 1勝0敗 (○佐藤由規)
0.6 ホークス 1勝1敗 (○田中正義、×松井裕樹)
0.4 マリーンズ 1勝2敗 (○佐々木千隼、×田中正義)
-0.2 ライオンズ 0勝1敗 (×佐々木千隼)
-0.6 カープ 0勝3敗 (×佐々木千隼)
-0.6 ベイスターズ 0勝3敗 (×松井裕樹)
-0.6 ファイターズ 0勝3敗 (×松井裕樹)
-0.6 ドラゴンズ 0勝3敗 (×松井裕樹)
-0.6 ジャイアンツ 0勝3敗 (×佐藤由規)

5回しかないと書いたのに四選手しか出てこない。残る一人は長谷部康平。ゴールデンイーグルスが交渉権を獲得した。


6倍。3回しかない。大場翔太、菊池雄星、大石達也。

1.67 ライオンズ 2勝0敗 (○菊池雄星、大石達也)
0.83 ホークス 1勝0敗 (○大場翔太)
-0.17 スワローズ 0勝1敗 (×菊池雄星)
-0.17 カープ 0勝1敗 (×大石達也)
-0.17 ドラゴンズ 0勝1敗 (×菊池雄星)
-0.17 ジャイアンツ 0勝1敗 (×大場翔太)
-0.33 ファイターズ 0勝2敗 (×大場翔太、菊池雄星)
-0.33 ベイスターズ 0勝2敗 (×大場翔太、大石達也)
-0.33 ゴールデンイーグルス 0勝2敗 (×菊池雄星、大石達也)
-0.33 バファローズ 0勝2敗 (×大場翔太、大石達也)
-0.5 タイガース 0勝3敗 (×大場翔太、菊池雄星、大石達也)

タイガースは三選手全てを入札し、いずれもくじ引きで外している…。


そして期間中最大の倍率となった7倍。清宮幸太郎だけである。
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0.86 ファイターズ 1勝0敗
-0.14 ジャイアンツ、ホークス、タイガース、マリーンズ、スワローズ、ゴールデンイーグルス。各0勝1敗


そして各倍率での指数を合計した、トータルでくじ運が強い球団を順に並べると、

5.26 マリーンズ
2.92 ゴールデンイーグルス
1.48 ドラゴンズ
0.63 ライオンズ
0.51 ファイターズ
-0.43 カープ

-0.71 ホークス
-0.76 スワローズ
-1.68 ベイスターズ
-1.81 タイガース
-1.91 ジャイアンツ
-3.50 バファローズ

2倍、3倍で全勝のマリーンズが最もくじ運の強い球団ということになった。数値がプラスになった球団は理論上の確率よりもくじ運が強いということになる・冒頭にも書いたように交渉権を得た選手が活躍したか否かはここでは関係ない。例えばスワローズは斎藤佑樹を入札して外した時にはハズレ1位で山田哲人を獲得したし、清宮を入札して外した時には村上宗隆を獲得している。何が幸いするかはわからない。


最下位のバファローズと下から二番目のジャイアンツは2倍の確率でのみくじ引きに勝っている。3倍以上では全敗。ジャイアンツは2011年に行われたドラフト会議で菅野智之を外した後のハズレ1位で松本竜也を引き当てた後は、昨年の根尾昂まで7連敗。逆にこれだけ外しまくると、そろそろ高倍率でもくじを引き当てるのではないかと逆に期待する。


変な例えだが、全盛期のイチローが4打数0安打で終盤に第五打席を迎えたとする。対戦相手の立場になった時、ここで「今日のイチローは調子が悪いから打てないだろう」と思うか「そろそろイチローも打つだろう」と思うかだ。打率三割台の好打者が5打数0安打になるはずがない、本来の確率に近い期待が出来ると言うことだ。表と裏が出る確率が等しく作られたコインを10回投げたとする。理論上は表が5回、裏が5回出るはずだが現実はそうとは限らない。100回投げれば表が50回、裏が50回出るはずだが実際に投げるとその通りになるとは限らない。この実際に投げた結果のばらつきは投げる回数を多くすればするほど、理論上の数値に近づくそうだ。“大数の法則”の一環だという。


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ジャイアンツが注目の選手をくじで引き当てるか、それともまたパ・リーグのチームが交渉権を獲得するのか…!?

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