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2019年9月28日 (土)

茶番-観ないでよかった…。

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昨日(27日)は東京ドームに着いたのが七回表で阿部慎之助の本塁打も生では観ることが出来なかったが、序盤にこんな茶番があったと後で知って呆れた。いくら“ありがとう慎之助”と謳って、今季限りで現役を引退する阿部をリスペクトするいわば引退試合であるとはいえ公式戦。もしも生で観ていたら2013年の神宮でのオールスターゲームで中田翔らが乱闘の真似事をしたときと同様の不快感を持っただろう。


(写真:27日の今季最後の東京ドーム主催試合で八回表に一度守備に付いてからベンチに退く阿部慎之助。スタンドのファンに感謝の意を示す。)

ここ数年ずっと生観戦しているジャイアンツの東京ドーム最終戦。今季は5月21日に茨城県のひたちなかで行われる予定だった対ベイスターズ戦が中止になった振替試合が平日である27日に組まれた。それが今季限りでの現役引退を表明している阿部慎之助へのリスペクトを込めて“ありがとう慎之助”と謳った試合となった。敗戦処理。は半期末にあたる9月の最終金曜日ということでバタバタしながら東京ドームに駆けつけたが、既に七回表だった。
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幸いにも七回裏の東京ドームでの最後の打席に間に合い、試合後のセ・リーグ優勝セレモニーも堪能した。


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試合後のセレモニーに加え、最寄り駅のJR水道橋駅まで粋な計らいをしているのを見て感動して帰宅したのだが、問題視したいのは敗戦処理。乃球場到着前に起きたシーン。『プロ野球ニュース』で確認して唖然としたシーンである。


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“四番・捕手”で出場した阿部が一回表にスコット・マシソンとバッテリーを組んで無失点に抑え、二回表には澤村拓一がマウンドに上がった。先頭打者のホセ・ロペスの初球のサイン交換が合わず、見かねた阿部がマウンドへ。澤村にげんこつを与えるフリをして握手し、そのまま交代。阿部は一塁に回り、一塁を守っていた大城卓三がマスクをかぶって試合再開というシーン。阿部はこの回はこんな茶番コントをするためだけにマスクをかぶり、一塁に回ったのだ。


2012年の日本シリーズ第2戦で阿部が出した牽制球のサインを澤村が見落としてしまったことに業を煮やした阿部がマウンドに行って澤村の頭にげんこつをしたシーンの再現だ。阿部は引退会見でもう一度澤村の頭を叩きたいとジョークっぽく言っていたので、阿部がタイムを取ってマウンドの澤村に歩み寄った時点で東京ドームのスタンドから笑いが起きたという。原辰徳監督も阿部がマウンドに歩んでいる途中に交代を告げにグランドに姿を見せている。原監督とも打ち合わせ済みのコントだったということだ。


公式戦の試合途中にこんな茶番をはさむことを許して良いのだろうか?個人的に球場着が遅れ、阿部の本塁打を生で見ることが出来ず残念な思いをしたが、このシーンに関しては逆に観ることが出来ずに良かったと思っている。


近年とみに増えた、シーズン終盤に行われる“公式戦での引退興行”に関しては豊浦彰太郎氏や広尾昂氏らが強く否定している。敗戦処理。はそこまで強く否定しないが、最近の誰にでも引退セレモニーを行う傾向には辟易している。そうした風潮の延長線上にこの試合での阿部と澤村による、公式戦の試合途中での茶番コントというとんでもない行為を産んだように思える。写真は日刊スポーツだが、お膝元のスポーツ報知も心温まる演出かのように書いている。


豊浦氏や広尾氏が公式戦での引退試合を否定する事情の一端は、引退する選手の出番で相手も忖度するからというのがあろう。真剣勝負であるべき公式戦の試合に“演出”が加えられるのは如何なものかということだろう。今回の阿部と澤村による茶番コントは相手球団の忖度こそ無いものの試合途中であのようなおふざけは許されるべきではないだろう。試合で許される茶番はせいぜい試合開始直前の始球式くらいまでにして欲しい。


NPBでは2017年に“引退選手特例”という登録方法が制定され、公式戦での引退セレモニーを正当化というか後押ししているようなものだ。どんどん拍車がかかる。試合後に行われたある選手の引退セレモニーで、相手側のファンがほとんど帰ってしまったことにマナー上の批判をしていた人がいたが、帰ろうとしている相手側のファンが足を止めるほどにその選手のことをリスペクトしていなかったのだろう。レギュラーでもない選手に“ムードメーカーとして数字以上の存在感”があったにせよ、そんなものを理解して引退を惜しむのはせいぜいそのチームのファンくらいであり、相手のファンが義理だけでスタンドに残る事すらしない程度の選手にまでセレモニーが行われるのが現実だ。その選手が試合に出場しなかったことがせめてもの良心だったと思うが。


広尾氏が指摘するように順位のかかった試合であっても引退演出が優先され、それをメディアが美談化する風潮を考えれば、阿部と澤村の茶番コントは心温まるシーンとなるのだろう。


ただいろいろな考え方はあるかもしれないが、敗戦処理。は反対。ジャイアンツファンとして、阿部慎之助のファンとして優勝セレモニーを含めた試合後のセレモニーに感動した。球場を後にしたのだが、観ないでよかったと心から思う。
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最後に、引用した広尾氏の文章の文末のように“どこかで歯止めをかけるべきだと切に思う。”は心に刻みたい。

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コメント

敗戦処理。さま、おはようございます。のんきです。

シーズン終盤になると、この手の話題がかなりありますね。

そもそも、順位の決まっている、巨人 vs DeNA の試合を観戦されるみなさまの目的はなんなのだろう?と個人的には、思っています。

もちろん、タイトルを取れる個人記録がある選手には大切な試合かもしれませんし、1軍定着を狙う、若手の選手にはチャンスかもしれません。

個人的には、プロ野球は、セリーグが144試合戦い、一番勝率の良いチームが巨人だったらうれしいというスタンスで応援していますので、この試合はやる必要はないと考えています。(タイプ1)

ただ、会社でお話を聞くと、野球ファンには色々なタイプがいて、首位でなくても、負けても応援するチームの試合が見たいとか。(阪神ファンにこのタイプが多いです)(タイプ2)

この選手を応援しているのでチームの勝敗に関係なく、その選手を見るために球場に行くというファンもいます。この手は女性に多いです。(タイプ3)

というわけで、色々なファンがいるなかで、どのような構成で試合をするのかが監督の仕事だと思います。

予想するに、割合としてはタイプ3がタイプ2、タイプ1に比べて多いのではないかと思います。

特にあの試合は阿部ファンが圧倒的だったかも。

なので、あのような茶番をやらざるを得ないのではないかと。選手も好きでやっているわけではないような気もします。

これは私の単なる予想なので、はずしていたらすいません。

巨人のリーグ優勝おめでとうございます。
5年ぶりですので、巨人ファンとしてはとてもうれしいです。

その後は、個人的にはおまけですので、勝ったほうがうれしいけどというスタンスです。

それよりも、リーグ連覇のほうが難しいと思い、気持ちはもうそちらに行っています。

頑張れ巨人軍
のんき

のんき様、コメントをありがとうございます。


> そもそも、順位の決まっている、巨人 vs DeNA の試合を観戦されるみなさまの目的はなんなのだろう?と個人的には、思っています。


私はジャイアンツの本拠地最終戦を可能な限り生観戦しています。それと、この試合は雨天中止分の振替開催ですがチケット前売り発売時点ではまだ順位は確定していません。

ジャイアンツ主催試合のチケットを確保するには前売りの時点で確保するのが確実なので、この試合を観たいと思ったら前売り初日に確保を試みます。この試合のチケットを購入したのは8月14日でした。

他の来場者の方々がどういうスタンスで購入、来場したのかはわかりかねますが。

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