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2019年9月15日 (日)

恋の恩返し

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14日にジャイアンツ球場で行われたジャイアンツ対ゴールデンイーグルス戦。今季途中にジャイアンツからゴールデンイーグルスに交換トレードとなり、ゴールデンイーグルスでは一軍で四番にも抜擢された和田恋だったが残念ながら再び二軍落ち。移籍後初めてとなるジャイアンツ球場での古巣との対戦。ジャイアンツファンからも大きな拍手をもらったが、ジャイアンツとしてはいわゆる“恩返し”をされた。


(写真:移籍後初めてのジャイアンツ球場での試合前。解説の仕事で訪れた昨年までのジャイアンツ二軍監督、川相昌弘氏に挨拶するゴールデンイーグルスの和田恋)

 

7月8日付の公示でジャイアンツからゴールデンイーグルスに移籍した和田恋。13日後の同月21日に一軍入りを果たすと、その十日後の31日のファイターズ戦では四番打者としてスターティングメンバーに名を連ねるなど移籍先で高く評価されている事がうかがえたが今月4日に登録を抹消された。一軍での成績は31試合の出場で107打数27安打、2本塁打、11打点、打率.252。この数字だけを見ると極端に悪い数字ではないのでどこか故障したのかと思ったが翌5日からイースタンの試合に出場しているので仕切り直しなのだろう。ゴールデンイーグルスのファームは14日からジャイアンツ球場に乗り込んでジャイアンツと三連戦を行うが和田恋にとっては移籍後初めての古巣との対戦となった。


敗戦処理。が午前11時前に着いた時には小雨が降り出した。ジャイアンツの打撃練習が終わる時間だったがゴールデンイーグルスはグラウンドでの打撃練習を行わなかった。ジャイアンツの室内練習場を借りて打撃練習を行う選手や、内野の土の部分を避けて外野の芝生の上で軽い練習を行う選手に分かれていた。冒頭の写真は、ジャイアンツの一塁ベンチに日テレG+の解説の仕事で来ていた川相昌弘前二軍監督に和田恋が挨拶しているところ。CS放送、日テレG+は“ジャイアンツ球場で行うイースタン公式戦を全試合中継”と謳っているが、この日のように一軍の試合と時間帯がほぼ重なった場合や、他の番組との兼ね合いで生放送できない場合には誰が視るのか?という時間帯に録画中継を行う。この14日のジャイアンツ対ゴールデンイーグルス戦は今月20日の午前4:45から川相前監督の解説で録画中継される。興味のある方は録画してご覧いただきたい。まだ間に合います


室内練習場を見物できるようになっていたのでのぞいてみた。練習しているのはゴールデンイーグルスの選手ばかりで打撃練習を行っていた。
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西巻賢二は打撃練習を始める前にジャイアンツの丸佳浩の“ツイスト打法”の物まねをしてコーチに茶化されていた。ツイスト打法が未完成だからか<!?>西巻は試合には出場しなかった。


その和田恋は『四番・左翼』でスタメン出場。ジャイアンツ時代と同様、チームに同姓の選手がいないにもかかわらず“四番レフト和田恋”とフルネームで紹介されるとジャイアンツファンばかりの一塁側スタンドからも大きな拍手が送られた。スコアボードの表記ももちろん“和田恋”。その和田恋を含めた両軍のスタメンはこちら。
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和田恋がジャイアンツに入団した2014年には和田凌太という先輩がいたため、“和田恋”、“和田凌”と表記された。和田凌太はこの2014年を最後に退団して和田姓の選手は和田恋のみになったが和田恋は“和田”にはならず“和田恋”のままだった。


和田恋が“和田恋”であり続けた理由は諸説あるが、2015年にファームがウエスタン・リーグのタイガースとの交流戦を行うことになり、相手の一軍監督“和田不倫”と区別するために“和田恋”のままにしたというのが有力説だ。


高田萌生塩見貴洋、両先発による落ち着いた立ち上がりが一段落した感じの三回表、ゴールデンイーグルスは小郷裕哉の右翼フェンス直撃の二塁打で無死二塁のチャンスを拓くも走塁の判断ミスで二死一塁となり、四番和田恋の第二打席。見逃し三振に倒れた第一打席も名前がアナウンスされた際には大きな拍手と歓声が贈られた。
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和田恋は三遊間を破る安打で二死一、二塁とチャンスを拡げた。続く一塁手として出場している山下斐紹の左前安打でゴールデンイーグルスは1点を先制。
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さらに『六番・捕手』としてマスクをかぶっている嶋基宏も左前安打で二死満塁とするもこの回は1点止まり。


ゴールデンイーグルスの追加点は五回表。一死から和田恋が左前安打で出て二死後に嶋が四球。二死一、二塁となって内田靖人が左中間を真っ二つに破る二塁打で二者生還。0対3となった。ジャイアンツの先発・高田はこの回限りで降板。
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この日は三塁側のスタンドに例のだみ声で終始大声の応援を続けるいつものあのお兄さんが来ていた。内田には思い入れが強いのだろう。ゼラス・ウィーラーの応援歌の替え歌で内田を応援している。

♪戦うのさ いざたくましく ぶっとばせ さぁウチダー!

ゴールデンイーグルスの選手の個人テーマの中でも特にノリが良い曲で覚えやすい曲なので替え歌でもなじんでしまう。


内田は和田恋の加入前にはファームでは四番が指定席だった選手。内田が伸び悩んでいるから和田恋や下水流昂をシーズン途中にトレードで獲得しているのだろうが、内田にも目を覚まして欲しいところだ。ジャイアンツ戦で打たなくても良いが…。


ジャイアンツの打線はゴールデンイーグルスの先発、塩見の前にきりきり舞い。
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一回裏に二本の安打で一死一、二塁のチャンスを作ったが四番の北村拓己が二ゴロ併殺打に倒れ無得点に終わると、その後は最後のイニングとなった六回裏に岸田行倫が右前安打を打つまで一人の走者も出せなかった。


ゴールデンイーグルスのファンはこの塩見と同じく14日に一軍で先発した辛島航の両サウスポーを合わせて“塩辛コンビ”と呼んでいるらしい。そうであるなら昨秋のドラフト会議では東洋大学の甲斐野央(現・ホークス)の交渉権を獲得して“イカの塩辛トリオ”を結成して欲しかった。


結局塩見は6イニングを投げて被安打3の無失点と好投。7月20日に腰痛で登録抹消されて以久しい。Aクラスを目指してラストスパートの一軍がどう評価するだろうか…?


ゴールデンイーグルスは六回表にも追加点。この回から登板した二番手の池田駿に対して吉持亮汰卓丸の安打で一死一、三塁として『三番・DH』で出場している今江年晶の三ゴロの間に吉持が生還(記録は三塁手・若林晃弘による野選)。0対4となった。
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写真でもわかるように今江はバットを投げている。打球処理に影響を及ぼさなかったものの投手の池田の後方まで飛んだ。今江はこうしたシーンをよく見る。鎌ケ谷では今江が打席に入った時に“今江、一軍の球場と違って狭いんだからバット投げるなよ”というヤジが飛んだことがあったがある意味確信犯。しかしジャイアンツ球場ではそういうヤジは飛ばない。


好走塁で生還した吉持は支配下から育成契約になった選手。今季での復帰はならなかった。同じポジションの西巻がツイスト打法に取り組んでいるのが刺激になったか、この日は足の他に2安打とバットでもアピールした。


因みに野選で一塁に生きた今江に代わり、これまた元ジャイアンツの橋本到が代走で起用され、ジャイアンツファンは大きな拍手を送っていた。DH今江の代走で出た橋本は八回表に打席が回ったが大江竜聖の前に見逃し三振に終わった。


ゴールデンイーグルスは九回表にジャイアンツの四番手、田原誠次から内田の代打、育成選手二年目の中村和希が2点適時打を放った。
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ジャイアンツは0対6とされた。塩見から寺岡寬治、高梨雄平、小野郁とつながれてジャイアンツは完封負け。


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モ)○塩見、寺岡、高梨、小野-嶋
G)●高田、池田、大江、田原-岸田
本塁打)両軍とも無し
入場者数)852人


ゴールデンイーグルスの四番・和田恋は5打数3安打。移籍後初となる古巣本拠地での試合で痛烈な“恩返し”をした。


和田は2013年に行われたドラフト会議で2位指名されてジャイアンツに入団。今季が六年目だった。今季は一軍での出場がなく、イースタンでは45試合の出場で154打数45安打、6本塁打26打点、打率.292。右打ちの外野手というカテゴリーでは石川慎吾を超えられなかったのだろう。昨年限りで一歳上の辻東倫が戦力外通告を受けた。和田恋も危機感を持っての今季だったろう。シーズン途中でのトレードと言うことでいろいろと考えることもあったろうけれど、求められた球団で活躍するしかない。ファイターズ戦では打たないで欲しいが…。


一方でジャイアンツの四番を打ったのは二年目の北村。こちらも外国人助っ人や中島宏之を差し置いて四番に定着しているがこの日は精彩を欠いた。首にピップエレキバンのようなものを貼っていて、気にしているようだった。
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九回裏の打席ではすべて剥がして打席に向かったが、三振に倒れて最後の打者となった。4打数0安打と和田恋とは対照的な成績に終わった。
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スタメンの写真でもわかるように若林晃弘山本56もとい泰寛が二軍落ちしている状況を考えると物足りなく感じた。


ジャイアンツ球場入口付近にあるボードによるとジャイアンツはイースタン・リーグで現在4位。2015年からイースタンで四連覇を続けているが五連覇は難しそうだ。
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これは試合前に掲示されたものなので、この日の敗戦でジャイアンツとゴールデンイーグルスのゲーム差は14日終了現在で5.5差になった。和田恋が所属しているゴールデンイーグルスが首位を走っている。優勝すれば球団創立以来初のイースタン制覇となる。和田恋自身は“五連覇”となるがファーム日本選手権に過去四年連続出場している訳では無く、2015年と昨年だけ出場している。


四番打者の差で負けたというつもりはさらさらない。安打数の違いを見てもわかるように完敗な試合だった。試合後、恒例の“エールの交歓”でジャイアンツファンから“頑張れ頑張れ和田恋”と振ると、だみ声で帰ってきたのは“頑張れ頑張れ古川”だった。トレードによって選手が出場機会を得るのは良いことだが、ジャイアンツはボランティアでは無い。入ってきた選手をきちんと活かして欲しい。

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