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2019年8月16日 (金)

内海哲也を知らない若手達。

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今日(16日)は昨日まで行っていた涼しい東京ドームとは打って変わって蒸し暑いジャイアンツ球場でイースタン・リーグ公式戦、ジャイアンツ対ライオンズ戦を観てきた。

 

0対0で迎えた六回裏、ジャイアンツファンを含む大勢のファンから、おそらくこの日一番の大歓声を受けながら内海哲也がマウンドに上がったが、打者8人と対戦して被安打5、与四球2でひとつもアウトを奪えずに降板。ジャイアンツのエースとして活躍していた全盛期をともに戦っていない若手達に右に左に乱れ打ちされた。内海をリリーフした南川忠亮も打たれ、内海ひとりで8失点。


フリーエージェントの権利を行使してジャイアンツに移籍した炭谷銀仁朗の人的補償として今季からライオンズの一員となった内海。開幕前の左腕の肉離れが尾を引き、いまだに一軍に上がっていない。今日の内容ではまた遠のいたかもしれない。


(写真:六回裏からマウンドに上がったものの打者8人に対し、一死も奪えずに降板する内海哲也)

敗戦処理。も長くジャイアンツファンをしている。ジャイアンツ時代の内海哲也にはいくら感謝しても感謝しきれない。“人的補償”という制度で移籍して他球団の選手となった今でもその動向は気になる。だが、対戦相手となれば別だ。内海に限ったことではないが、直接対戦する時にはその相手チームの選手として、投手であれば、打者陣に攻略して欲しいと思う気持ちは他の投手と対戦する時と変わらない。


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今日(16日)内海と対戦した8人の打者の入団年と対戦結果を書いてみよう。


松原聖弥(2017年) 中前安打 無死一塁
湯浅大(2018年) 遊ゴロ敵失 無死一、二塁
山下航汰(2019年) 右前安打 無死満塁
中島宏之(2001年) 四球(1打点) 無死満塁
田中俊太(2018年) 一塁線安打(2打点) 無死一、三塁
立岡宗一郎(2009年) 左前安打(1打点) 無死一、二塁
岸田行倫(2018年) 四球 無死満塁
マルティネス(2017年) 中越二塁打(2打点) 無死二、三塁
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ここで南川忠亮に交代。直後に高山竜太朗に左中間二塁打が出て内海が残した二人の走者が生還。内海は8失点となった。


内海がジャイアンツで最後に年間の規定投球回数に達したのが2014年。それまでに入団していたのは生え抜きではない中島宏之立岡宗一郎だけ。


敗戦処理。が子供の頃に『戦争を知らない子供たち』という曲が流行った。今から約五十年前の大ヒット曲だが、その頃、第二次世界大戦後に生まれた、戦争を知らない子供たちが大人になって社会に出始めた状況を歌った曲だ。今ならさしずめ『“戦争を知らない子供たち”を知らない子供たち』という曲にしなければならなさそうだが…。

 

上述したが、六回裏に内海の登板が告げられると、ジャイアンツファンを含めておそらくこの日一番の大拍手、大歓声で迎えられた。それはジャイアンツファンが内海に長年にわたり、良い思いをさせてもらったからだ。“エース”的に大車輪の活躍をした時期もあった。移籍の経緯が経緯だけに中には同情的な感覚でエールを送るファンもいるだろうが、内海の全盛期を知るファンが熱いエールを送ったのだろう。


もちろん、今日内海と対戦したジャイアンツの打者達も内海の全盛期を知ってはいるだろう。だがそれは我々ファンと同じレベルでの認識であり、実際に全盛期の内海を知っているのは2008年の日本シリーズで対戦した中島くらいだろう。上述のかつての大ヒット曲のタイトルになぞらえれば『内海哲也を知らない若手達』ということになろう。


もちろん、若い選手達に少しは遠慮しろ、空気を読め等と言うつもりではない。だが、いくら個人的なスタンスとして“相手チームの選手として、打者陣に攻略して欲しいと思う”といっても今日の様にものの見事に粉砕されてはさすがに寂しい思いも胸をかすめた。


先週の日曜日に敗戦処理。は横須賀スタジアムで同じイースタン・リーグのベイスターズ対スワローズ戦を観た。たまたま前の列に座っていた家族連れのお父さんがファーム観戦好きらしく、ナゴヤ球場で行われるドラゴンズのウエスタン・リーグの試合をよく観ていたとのことだったが、かつてはエースとして一時代を築いた今中慎二が晩年に若いチームにめった打ちを食らって引退が近いことをまざまざと見せつけられた試合が忘れられないと奥さんに語っていた。横須賀スタジアムの試合には名前を挙げないが本来一軍で試合に出ていなければならない中堅どころの選手が何人か出ていて、その選手を見て「一軍で待ってるぞ」等と言われているうちがハナだ。選手生活なんて短いものだという意味で今中の例を挙げていた。


また、敗戦処理。も晩年を迎えていた山本昌がウエスタン・リーグで対ホークス戦に先発して三回に一挙9失点する大炎上を生で観たことがある。その時点で48歳。観てはいけないものを観てしまったかの様な衝撃を受けた。


もちろん、これらの例と今日の内海を同じ次元で語るつもりはない。戦いである以上、たまたま調子が悪いだけでもちょっとでも隙を見せればそこに一気呵成で攻め込むのがプロである。内海にしても二人目の打者、湯浅大の三遊間寄りの遊ゴロを山田遥楓が正確に二塁に送球してアウトをひとつ取っていればその後の展開は変わったかもしれない。それでもチャンスが拡がったと一気に攻めるのがプロだ。自分のペースをつかむ間もなく内海がその後乱れ打ちされても、それは内海とライオンズの問題であり、同情するつもりはない。内海が交代を告げられ、ひとり三塁ベンチに戻る時、今度はおそらくジャイアンツファンだけかもしれない、一塁側から登板時に負けず劣らずの拍手が起きた。
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マウンドを降りる選手に惜しみない拍手を送る。そんな趣旨で拍手を送ったのかもしれないが正直、スタンドにいて大きな違和感を覚えた。「どんまい」という意味での拍手なのかもしれないが、見るも無惨に打ち込まれ、ひとつもアウトを奪えずに無念の降板となった選手が拍手を送られてどんな気持ちになるのだろうか…!?


「ファンの皆さん温かいな、次はしっかり投げよう」


と気持ちを切り替えるのだろうか?


三塁ベンチに近い三塁側のスタンドに陣取るライオンズファンからは厳しい言葉が飛んだかもしれない。最近は選手に聞こえる距離でのヤジは憚られる風潮もあるが、信賞必罰の原則からすると、良い時には絶賛される一方で期待外れな時には程度にもよるが罵声でも甘んじて受けざるを得ないのがプロ野球選手ではないのか?


一死も奪わせずにマウンドから引きずり下ろした相手投手がたまたま元ジャイアンツの投手だというだけ、と割り切ろうとしていた敗戦処理。だったがこの拍手には腹立たしい思いすらした。


「ち・が・う・だ・ろ!」 ちょっと古いか<苦笑>。


内海が三塁側のブルペンで投球練習を始めたあたりから、三塁側スタンドのブルペンが見える場所にファンが突然集まりだした。内海目当てで一塁側から回った人もいた。
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ライオンズファンはもちろん、ジャイアンツファンにとっても内海哲也が今も特別な存在だということは凄くよくわかる。


しかし、内海の前にリリーフ登板した廖任磊も二年間とはいえ昨年までジャイアンツにいた投手。しかも二年間で一軍には上がれず、主戦場はこのジャイアンツ球場だったはずの投手なのだがジャイアンツファンからほとんど拍手すら起きなかったのは気の毒だった。
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「ねえ、この人何て読むの!? “わんぼーろん”と違って読めないね」とまで言われていた…<苦笑>。


内海と対戦したジャイアンツの選手の中で全盛期を知っているのは2008年の日本シリーズで対戦した中島だけと書いたが、今日は他にも2008年の日本シリーズを思い起こすシーンに出くわした。ライオンズの一塁ベースコーチが平尾博司二軍打撃兼守備・走塁コーチだった。平尾でなく“チャラ男”といった方がピンと来る人もいるかもしれない。攻守交代で、ジャイアンツで一塁ベースコーチを務めた片岡治大ファーム内野守備・走塁コーチとすれ違うかの様な場面があった。
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片岡コーチと平尾コーチ。ともに2008年の日本シリーズではライオンズの選手としてジャイアンツに立ちはだかった。勝った方が日本一という第7戦。2対1とジャイアンツが1点リードで迎えた八回表、先頭の片岡が死球で出塁するとすぐに二盗。送りバントで一死三塁となると、今はジャイアンツに所属する中島の三塁ゴロで片岡が“神スタート”を切り、小笠原道大のバックホームより一瞬早く同点のホームイン。そしてその後に二死一、二塁から中前に決勝安打を放ったのが平尾だった。敗戦処理。にとって初めて(かつ、今のところ唯一)日本シリーズ第7戦を生観戦した試合なので鮮明に覚えている。因みにその試合のジャイアンツの先発投手が内海で、ライオンズでは登録名が“銀仁朗”だった炭谷銀仁朗が先発マスクをかぶっていた。


脱線ついでにもうひとつ書くと、右手人差し指骨折で戦列を離れている炭谷が試合前の練習中に姿を見せた。
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見た感じ、骨折した右手人差し指を保護している様には見えない。回復が進んでいるのだろうか?敗戦処理。が前回ジャイアンツ球場に来た8月3日には炭谷からサインをもらったと言っているちびっ子が複数いた。指を骨折している選手にサインを求めるなんて…という趣旨のツイートをしたら、炭谷はサインを左手で書くと教えて下さった方がいた。他には炭谷より長く戦列を離れている吉川尚輝の姿もあったが、試合直前のシートノックにはいなかったのでまだ復帰には時間がかかるのかもしれない。
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若林晃弘の活躍で忘れてしまった人もいるかもしれないが今季の開幕から二塁を守っていたのは吉川尚だ。吉川尚の打力の成長を見込めたからこそ、二番・坂本勇人、三番・丸佳浩という強力な上位打線を開幕から組めたのだ。いや、吉川尚が忘れられることはないだろう。少なくとも今日のジャイアンツ球場では“背番号0”のレプリカユニフォームやTシャツを着たファンが一番多かった様に思える。


今日は敗戦処理。にとってはお盆休みの途中。休み中の最後の野球生観戦ということで昨日までの空調の行き届いた東京ドームとは正反対のジャイアンツ球場に足を運んだ。今日は“平日”なので京王よみうりランド駅からの無料シャトルバスが出ないのはわかっていたが、駅を降りたら何やら告知している男性がいた。
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強風のため、よみうりランドの入口までのゴンドラが運休だという。歩くのには根気がいる距離だ。タクシーかバスでの代替えをすすめていた。『巨人への道』は強風には無関係。しんどいが歩いた。


開門前の12時過ぎに着いたが、さすがに客足はまだ鈍い。
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CLUB GIANTS会員など無料入場者の列は前に5人(5組)だけだ。その後、しばらくして“開場13;30”と表示される。普段観戦している土日は試合開始時刻の3時間前に開場するが平日は2時間半前の開場であることを忘れていた<苦笑>。


そしてこれは初めてなので知らなかったのだが、その後にスタッフが出てきて、チケットを購入する人と無料入場者を一列に並ぶ様に指示した。
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結果的に早い時間帯から無料入場者の列に並んでいた人が、来たばかりのチケット購入者の列の後ろに並ぶことになった。貼り紙か何かで表示しておけばこういうことにならなかっただろう。
写真の様にその時にいなかった人はさらに後ろに並ばされたのだろう。鎌ケ谷スタジアムではさすがにこういうことはないだろう。ジャイアンツ球場のサービスはやはり足りない面がある。そもそも鎌スタでこんな対応をしたら怒り出す客が後を絶たないだろうが、さすがは紳士の球団のファン、理不尽な指示にも黙って従っていた。


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2時間半前の開場でもジャイアンツの打撃練習を観ることが出来た。上述の吉川尚の姿を発見したのはこの時。そして何よりも、来月72歳になる内田順三巡回打撃コーチが熱中症にならないか心配なのだが、お元気そうで何よりだ。


ライオンズの打撃練習ではケージの後ろで打撃練習をチェックするコーチがいない時間帯があった。
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選手名鑑で見ると、ライオンズのファームに打撃コーチは二人いるのだが、上述の平尾コーチは内野守備コーチを兼務しており、もう一人の嶋重宣コーチは外野守備コーチを兼務している。専任の打撃コーチがいないのだ。打撃練習の時間に空いたスペースでノックなどをしていると打撃練習を見るコーチがいないのだ。写真の奥に映っているのは取材を受けている松井稼頭央二軍監督で遠巻きながらチェックしているのかもしれないが。


選手名鑑といってもスマートフォンで球団公式HPを見ていたのだが、コーチ一覧に載っていない背番号81のコーチの姿があった。
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誰だろうと調べたら、捕手不足対策でシーズン途中の5月7日付で育成選手となった星孝典だった。育成選手になったので三桁の背番号となり、背番号181になっていたため最新の選手名鑑ではわからなかったのだ。さすがに試合中には登録上の“背番号181”のユニフォーム姿だった。
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余談だが同じような経緯でコーチから育成選手契約になったベイスターズの靏岡賢二郎は背番号が87から087に変わった。


先発はジャイアンツがテイラー・ヤングマンでライオンズが今井達也。今井はライオンズで開幕第二戦に先発した投手。8月6日の対ゴールデンイーグルス戦に先発して2イニングで4失点して敗戦投手になると翌日に登録抹消された。明日17日から一軍に再登録が可能になるが、試運転ということだろうか?
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ジャイアンツ打線を相手に3イニング、打者11人と対戦して岸田行倫に打たれた被安打1のみ、6奪三振で無失点。格の違いを見せつけた。
ライオンズは昨日15日にバファローズ相手に20失点という大失態を犯した。今井はこんなところで投げている場合ではないだろう。


一方のヤングマンは6イニングを投げて無失点だったのだから、こちらも“格の違い”と言いたいところではあるがそうとは思えなかった。ボールが先行することが多く、捕手の岸田が三度の盗塁企図を全て刺してくれるなど助けられた面が少なくない。
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ジャイアンツ打線が内海と南川から六回裏に9点を奪った直後、七回表には大江竜聖がマウンドに上がって山野辺翔のタイムリー二塁打で1点を返されるが八回表にはスコット・マシソンが登板。右内転筋軽度肉離れから7月6日に一軍再登録をされたものの本調子には程遠く7月26日に再び登録を抹消されていた。その後は初の登板。
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八番からの打順だったが二者三振、三者凡退とこちらはさすがという投球。最終回は鍬原拓也が抑えて9対1で快勝した。


【16日・ジャイアンツ球場】
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L)今井、藤田、廖、●内海、南川-牧野
G)○ヤングマン、大江、マシソン、鍬原-岸田
本塁打)両軍ともなし


二軍と一軍の違いはあるが、三日間ひいきチームが惨敗するのを観た直後なので素直に喜べた。マリーンズとの三連戦を三日続けて生観戦すると、レフトスタンドが真正面になるため、あの大音量が耳に焼き付いて午前中は幻聴の様に ♪しょうご、しょうご、なかむらしょうご~ ♪らららら~かくなか~らららら~かくなか~ 今日が出勤日でなくて本当に良かったがこの快勝で解消されることだろう。このところジャイアンツ球場でジャイアンツの勝利を観ていなかったこともあり、お盆休み最後の生観戦を快勝で締めくくることが出来て良かった。

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