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2019年8月24日 (土)

岩隈久志、二度目の実戦登板は古巣相手に1イニング無失点、しかし、その後に…

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古巣相手とはいっても、岩隈久志がゴールデンイーグルスに在籍していたのは2011年まで。このウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉はまだ存在していなかったが…。


21日に東京ドームで行われたイースタン・リーグのファイターズ戦でジャイアンツに入団後、初めて“公式戦”に登板した。それから中二日。前回と同じ1イニングの登板だったがまた無失点に抑えた。


六回裏からの登板で、場内アナウンスで岩隈の名前が告げられるとゴールデンイーグルスのファンが大半を占めるダッグアウトシートからも大きな拍手が起きた。


(写真:六回裏からマウンドに上がる岩隈久志。かつて所属していたゴールデンイーグルスの本拠地だけあって大きな拍手で迎えられた。)

古巣相手にリリーフ登板して古巣のファンからも大拍手を受けるというと16日にジャイアンツ球場で観たライオンズの内海哲也と同じ状況だが、岩隈久志は無事に1イニングを無失点に凌いだ。

 

0対2と、ゴールデンイーグルスに2点のビハインドの状態で六回裏、岩隈はマウンドに立った。
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最初に対戦する打者は不振で二軍落ちしているゼラス・ウィーラー。『六番・DH』での出場。いきなり試金石と思われる対戦は岩隈が三塁ゴロに打ち取ったかに思えたが、半身で捕球しようとしたクリスチャン・ビヤヌエバが後逸する失策でいきなり無死二塁のピンチ。


しかし下位打線に回ったのが幸いだったか、続く、野球より歌舞伎役者に向いていそうな名前の松本京志郎に送りバントをさせずにスリーバント失敗の三振に仕留めると、石原彪、西巻賢二も打ち取って、21日のファイターズ戦に続いて1イニングを無失点という内容で降板した。


前回は対外試合初登板ということもあって試運転的な1イニングなのかと勝手に想像していたが、中二日で再び1イニングの登板ということはチームとしては岩隈にリリーフ要員として期待しているということなのだろうか?


旧大阪近鉄バファローズ時代やゴールデンイーグルス時代の様に先発投手として期待しているのなら、別の起用方法がある様に思える。


例えば、この試合でのジャイアンツの先発、ライアン・クック
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元々はクローザーとして期待されて入団した新外国人投手だったが、今一安定感に欠け、7月30日の登録抹消後の再調整では先発投手に変わるべく調整が続いている。


敗戦処理。が生観戦した3日のファイターズ戦で初先発。この試合では2イニング投げた。ここから徐々にイニングを長くする予定だった様だがその後、気の毒なことにお父さんが急逝されて一時帰国したため、再来日後にあらためて先発して2イニング投げ、それから中五日あけてのこの日の先発だ。先発投手として充分な実績のある岩隈とでは条件が異なるだろうが、岩隈も病み上がり。先発ローテーション投手として再起を目指しているのであれば、クックの様なプログラムになるのではないかと素人考えながら思う。もちろん次回以降、イニング数を伸ばしていくのかもしれないが…。


試合をフルで生観戦したので試合を振り返ろう。


このところファームの試合の観戦記を書く時には試合開始時のスコアボードの写真を添えてメンバー紹介をしているが、ゴールデンイーグルスのファームの本拠地、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉にはメンバーを表示するスコアボードが無い。あるのはイニングごとの得点表と“BSO”表示と“HEFc”の表示だけ。
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新しい割には西武第二球場やロッテ浦和球場並みだ。仕方ないので両軍のスターティングメンバーを手書きで書く。


ジャイアンツ
(左)松原聖弥
(遊)湯浅大
(右)山下航汰
(三)ビヤヌエバ
(一)中島宏之
(指)炭谷銀仁朗
(捕)田中貴也
(二)マルティネス
(中)村上海斗
(投)クック


ゴールデンイーグルス
(中)小郷裕哉
(三)藤田一也
(一)今江年晶
(左)内田靖人
(右)卓丸
(指)ウィーラー
(二)松本京志郎
(捕)石原彪
(遊)西巻賢二
(投)安樂智大

※ 
青文字は左打者緑文字はスイッチヒッター


敗戦処理。が前回生観戦した16日のジャイアンツ対ライオンズ戦の試合前に患部の右手に包帯などをしていない炭谷銀仁朗を発見したが、その二日後の18日からDHで炭谷が出場している。まだマスクはかぶっていない。出来ることからということなのだろうか!?


ゴールデンイーグルスでは上述のウィーラーだけでなく藤田一也、今江年晶といったところが出場している。


ジャイアンツの先発、クックは初回と二回を無難に抑え、先発転向後、初めて体験する三回のマウンドでつまずく。


先頭の西巻に渋く中前に運ばれると、続く小郷裕哉が投手前にバント。意図としては送りバントだったと思えるが、クックの打球処理が緩慢で一塁もセーフになる内野安打。
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無死一、二塁となって藤田は打球を強く叩きつけてワンバウンドで三塁手のビヤヌエバがどこにも投げられないという感じでこれまた内野安打に。 クックはあっという間に無死満塁のピンチを背負うことに。


藤田には早くも代走が起用された。ネクストバッターズサークルにいる時点で三木肇監督と打ち合わせをしていたので予定通りなのだろう。一軍に移動<!?>かと思って一軍の予定を調べたらメットライフドームでの試合だったので、あるにしても翌日以降だろう。代走にはバスケットボールの八村塁が起用された、と思ったらオコエ瑠偉だった。
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ここで今江が中前に弾き返してゴールデンイーグルスがまず1点。さらに無死満塁から内田靖人にも左中間に大きな当たり。抜けていたら走者一掃かもという打球だったがセンターの村上海斗が好捕。犠牲フライとなって1点のみとなった。
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なおも一死一、三塁で何点入るかわからない感じだったが、この2点のみに収まった。クックはこの次の四回裏まで投げて降板。4イニングで失点、自責点ともに2点という内容だった。


五回裏はサムエル・アダメスが抑え、六回裏は上述の様に岩隈が無死二塁のピンチを招きながら無失点に抑えた。


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ゴールデンイーグルスの先発、安樂智大に六回まで中島宏之の1安打のみに抑えられていたジャイアンツ打線だったが、七回表に一死から山下航汰が四球で出ると、ビヤヌエバが振り切った打球はセンターの後方に。
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途中出場のオコエ瑠偉が追い付いたかに見えたが捕球出来ず二塁打になって一塁から山下が一気に生還。ようやく1点を返すと、ゴールデンイーグルスはここで投手を安樂から寺岡寛治にスイッチ。


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今季途中に支配下選手登録を勝ち取った寺岡はけっこうこういうピンチに出てきて抑えているイメージがあるが、二死から炭谷にレフトの頭上を超える二塁打を浴び、2対2の同点となった。

 

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なお同点打の炭谷に代走、立岡宗一郎が起用された。炭谷はこの日もDHのみでの出場となり、マスクをかぶる場面は見られなかった。


この回は同点止まりだった。しかし六回まで好調安樂に手も足も出なかったことを考えると、安樂からよく同点にしたという印象だ。


高校野球で最近話題になる球数制限の話になると、必ず名前が挙がる安樂。その影響があるのかどうか、なかなか一軍で雄姿を見ることが出来ない。クローザーの松井裕樹は別格にしても藤平尚真、森雄大ら高校時代に大活躍して入団した投手が今一つ殻を破れずにいるのが残念なところなのだが…。


同点の八回表、ゴールデンイーグルスのマウンドには三番手の西口直人が登板。ジャイアンツは先頭の村上が右中間に二塁打を放ち、松原聖弥が送って一死三塁とすると。このところ二番・遊撃での出場が続いている。湯浅大が右前に運んで3対2と勝ち越した。
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ショートの守備では左右に転がった難しい打球を上手く捕ったと思ったら悪送球するなど何となく安定感に欠けている。昨年は“増田大輝と湯浅の区別が付かない”等と揶揄されたがその増田大が今では一軍に定着している。湯浅も決して焦ることはないと思うが、こういう場面で着実にアピールして欲しい。


この試合で初めてリードして迎えた八回裏、ジャイアンツは七回裏に登板した池田駿が続投。先頭の内田に中前に運ばれると、無死一塁から卓丸の送りバントを池田が二塁に送球するもセーフ。内田の代走、南要輔の足が早く無死一、二塁に。ここでウィーラーを迎えるところでサウスポーの池田から右投げのサイドスローの田原誠次にスイッチ。ツーナッシングまで追い込むも左中間に逆転本塁打を浴びてしまう。3対5。Cdsc_5609v


この後もゴールデンイーグルスは攻撃の手を緩めず岡島豪郎山下斐紹を代打に送って二死満塁と攻めるがさらなる追加点は奪えなかった。


因みに山下は途中出場の吉持亮汰の代打だったが、ネクストバッターズサークルで準備していたのを見て森口壽樹球審が、三木監督が選手交代を告げる前に放送席に「バッター、山下」と伝えていて、後から三木監督が代打と伝えていた。三木監督は「ごめん」と言っていた感じだったが森口球審のフライング<!?> 森口球審は育成審判員だ。


九回表、ゴールデンイーグルスのファームではクローザーとして起用されることが多い小野郁が登板。ダッグアウトシートのファンが急に席を離れ出すのでもう勝利を確信したのかと思ったら、降板した岩隈がファンにサインをし始めたらしい。岩隈にサインをもらった色紙を宝物の様に持ち歩いて席に戻ってくるファンが後を絶たなかった。


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ファンサービスは素晴らしいことだが味方がまだ戦っている最中に球場の片隅で即席サイン会を行うとはどういうことなのだろうか?ざわつくネット裏をよそに吉川大幾の安打と二つの四球でジャイアンツは二死満塁と粘ったが、そこまでだった。タイトルの最後に“しかし、その後に”と書いたのは岩隈降板後に逆転されたということもあるが、この即席サイン会対応のこと。古巣の新しい球場で暖かく迎えられたことへの感謝だと思うが、いくら何でも…。


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【24日・ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉】
巨)クック、アダメス、岩隈、●池田、田原-田中貴、
楽)安樂樂、寺岡、○西口、S小野-石原。
本塁打)ウィーラー1号3ラン(田原・八回)、入場者数422人。


しかし、打たれたから言う訳ではないが、何故ウィーラーがファームの試合に出ているのだろうか?
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ウィーラーは21日に出場選手登録を抹消され、前日の23日からファームで試合に出ている。


本塁打のあと、「ウィーラー選手、今シーズン第1号のホームランでございます」との場内アナウンスが流れると、ダッグアウトシートのファンから「二軍では1号なのね」との声が。余談だが11日に観戦した横須賀スタジアムのベイスターズ対スワローズ戦で梶谷隆幸が本塁打を放って「梶谷選手、今シーズン第12号の…」と場内アナウンスが流れると、スタンドから「12本も打ってるのか…」、「早く一軍行けよ」と皮肉られていた。


ウィーラーは現時点で一軍の規定打席に達しており、打率.239、17本塁打、63打点。打率はパ・リーグで下から三番目(23日現在。以下同じ)。併殺打がリーグ最多の20で、得点圏打率が通算打率とほぼ変わらない.241。これではシーズンが山場になる前にファームで再調整を命じられるのもわかる。


一方、打たれた田原は6月24日に出場選手登録を抹消されてからなかなか一軍に戻れない。
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ジャイアンツのリリーフ陣では高木京介宮國椋丞も一度二軍に落ちているが再び一軍に戻っている。田原だけが戻ってこない。現在一軍では右の中継ぎというと大竹寛鍵谷陽平が味のある投球で試合を引き締めてくれているが、今季の投手起用の傾向として、調子が良いと思われる中継ぎ投手は徹底的に起用されるので調子を落とすのも早い。大竹や鍵谷らが調子を崩した時、その時期を見据えて岩隈のリリーフ調整なのかもしれないが、経験豊富な田原にも何とか復調して欲しい。


一軍は今日、優勝までのマジックナンバーが点灯したがまだまだ楽観視出来ない面がある。その時のために、ファームでの戦いが重要になると思う。今日は逆転負けという悔しい結果ではあったが、いろいろな選手の“今”を観ることが出来たよい生観戦になったと思う。

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