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2019年8月13日 (火)

総力戦、大竹寛が好リリーフ!苦手マツダスタジアムで先勝するも手放しでは喜べない一勝!?

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3位でありながら2位のベイスターズよりも不気味だと多くのジャイアンツファンが怖がっているカープとの、苦手マツダスタジアムでの三連戦の初戦にジャイアンツが辛勝した。故障明けで不安定だった先発の山口俊を四回の途中で見限ると、次々とリリーフ陣を投入。最後には宮国椋丞をひとり残すのみという総力戦で8対7、辛くも逃げ切った。マツダスタジアムでの連敗も5で止めた。


テレビで観戦していた敗戦処理。も辛勝に安堵したが、手放しでは喜べない一勝と言えるかもしれない。それは試合内容ではなく…


(写真:鬼門のマツダスタジアムでの三連戦の初戦に勝利した原辰徳監督。2019年3月撮影=※本エントリーで掲載する写真はすべてエントリーで取り上げる試合とは別の試合で撮影したものです。)

 

3.5ゲーム差のある3位との対戦とはいえ、この三年間苦汁を飲まされ続けているカープが相手。しかも現在5連敗中という鬼門のマツダスタジアムでの三連戦。その初戦に右肘の張りで戦列を離れていた山口俊をぶつけ、三戦目には本調子ではないとはいえ“エース”の菅野智之を中5日でぶつけるという。ジャイアンツファンも気合いの入るこの三連戦の初戦をジャイアンツが辛勝ながら取った。


昨日のTBSチャンネル1の中継で触れていたが、ここまでジャイアンツを支えてきた新守護神、中川皓太がこの試合のベンチ入りメンバーから外れていた。
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中川は10日の対スワローズ戦でもルビー・デラロサとともにベンチから外れていたがこの時は登板過多を防ぐための積極的“休養”だった様だが今回はコンディション不良と報じられた。情報開示の考え方は素晴らしいが、チームの危機を正直に明かす必要があるのか?と疑問に思うが、この試合でベンチから外すのに“休養”といっても説得力がないだろう。今日(13日)の報道では宮本和友投手総合コーチが「(中川は)元気だよ。いろいろなコンディションがあるからね。明日戻って来てくれることを待っている」と語っている。本当に軽傷であって欲しい。


先発の山口以下、8人の投手をつぎ込み、残っていたのは宮国椋丞のみだったことが当日のテレビ中継でも言われていたが、野手を含めて24人のベンチ入りメンバーで残っていたのが宮國と、大城卓三、北村拓己の3選手のみだった。実はジャイアンツはこの試合に先立ち、12日付で一、二軍の入れ替えを行っていた。この試合に先発した山口と、好リリーフで勝利投手になった大竹寛に加え、ファームで四番を打つ内野手の北村を登録して代わりに高田萌生、岸田行倫、クリスチャン・ビヤヌエバの登録を抹消した。強力なカープ打線に対抗するために投手を増員して野手を減らしたが、その減らされた野手が捕手の岸田だった。


その結果、試合に出られる捕手が小林誠司と大城だけとなった。一般的には捕手は代わりが利くポジションではないので最後のひとりとなる捕手を試合終盤でも極力ベンチに残しておくという考え方がある。スタメンでマスクをかぶった小林に代打を出すと最後の捕手、大城を使わざるを得ない。また、同じ考え方では大城を代打の切り札として起用するのも難しい。今のジャイアンツで捕手二人制を採用するのはかなりハイリスクだと敗戦処理。は思う。


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いざとなれば阿部慎之助にマスクをかぶせるという選択肢も残っているが12日のこのカープ戦では阿部は『五番・一塁』でスタメン出場。試合途中で代走を送られて途中交代している。ベテランの阿部は打力はともかく脚力に不安があり、勝負所で阿部に代走が送られるのは常套策となっている。小林、大城に不測の事態が起きたときに阿部が代役になるとは限らないのである。この三連戦の重要さは言わずもがなとしても、目先の投手増員に目がくらんで抹消してはならない選手を抹消してしまった感じが否めない。岸田の再登録が可能になるのは22日からなので、それまでは田中貴也を登録してしのぐのが現実的だろうが、そのためには誰かの登録を抹消しなければならない。


シーズンの開幕時には阿部を別にしても支配下選手登録されている捕手が6人いたのだが、炭谷が骨折、宇佐見真吾をトレードで手放したので今現在で登録可能な捕手が田中貴ひとりしかいないのだ。ジャイアンツはシーズンに入ってから3人の育成選手を支配下登録したが、そのなかに捕手はいなかった。


もちろん、中川の方がより心配だ。ベンチ入りメンバーから外れたのは10日の様に“休ませた”のではなく“投げられなかった”のだろうからだ。とりあえず登録抹消をせずチームに帯同すると言うことなので数日での復帰を望むが…。

 

ただ12日の対カープ初戦では中川不在にもかかわらず、山口に代わって四回途中から田口麗斗を投入したのが不可解だ。序盤とはいえ猛追してくるカープ打線をせき止め、かつ出来ればロングリリーフもと考えての田口投入だったのだろうが、それでいて八回裏に澤村拓一ひとりでは抑えきれないと考えて高木京介をつぎ込んでいる。普通に考えて田口と高木の出番は逆だろう。


先発の山口を含め、イニングの途中で降板した投手が3人と、カープ打線の恐ろしさを痛感したが、勝負所となった、2点リードで迎えた六回裏の二死満塁で登板した大竹がこのピンチを切り抜けると続く七回裏を三人で片付けてリードを保ったのが大きかった。
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大竹は勝利投手となり、日本プロ野球史上137人目の通算100勝を達成した。余談だが大竹は通算の敗戦が99で、これで100勝99敗になった。


戸根千明が二死満塁のピンチを招き、たまらずにジャイアンツベンチがリリーフを告げた感じだったが、場内アナウンスで大竹の名が告げられるとカープファンからのブーイングがテレビを通じても聞き取れた。もう大竹がジャイアンツに来て6シーズン目だ。にもかかわらず、FA流出した選手に対するお約束、ルーチン・ワークをこの勝負所での場面でも忘れないカープファンの執念<!?>も如何なものかと思うが、決して慣れているとは思えないこうした局面でのリリーフで良い仕事を大竹がしてくれた。そして大竹が投げ終えた七回裏の直後にカープで八回表のマウンドに上がった一岡竜司からジャイアンツは貴重な追加点を奪ってジャイアンツは試合を優位に運んだ。単なる偶然かとも思えるが、ジャイアンツにとって大切な試合で、結果的に大竹にとっても節目の白星を挙げられた試合で一岡がカープから見たら手痛い失点を喫したというのは、野球の神様がカープファンに意地悪をしたのかもしれない。試合の勝負所で熱くなってルーチンを忘れても不思議でない状況でもルーチンを忘れずに六年前の因縁を蒸し返すファンに神様がへそを曲げたのかもしれない。


敗戦処理。は大竹に限らず、田口や野上亮磨といった先発型の投手を安直にリリーフに回すジャイアンツの起用法に疑問を感じているが、この試合では大竹のリリーフが見事にはまった。


12日には昼間にファイターズのいかにもファイターズらしい負け試合をテレビで見てしまっただけに、その夜に内容は関係なくジャイアンツが勝ったことが嬉しかった。この三連戦は一勝二敗でも良いという楽観論もある様だが、一勝二敗が精一杯ということにもなりかねない。その意味では初戦にしてノルマを達成したことになるが上述した様な理由でジャイアンツに関して個人的には楽観視できない。この日は2位のベイスターズも痛い一敗を喫したが、たまたま同じ日に重なっただけであろう。まだまだ手放しでは喜べないのだが…。

 

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