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2019年7月10日 (水)

高橋由伸前巨人軍監督がCMで稲垣吾郎&香取慎吾と共演

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昨年までジャイアンツで監督を務めていた高橋由伸前監督が自身17年ぶりとなるCMに出演。サントリーのノンアルコール飲料『オールフリー』のCMで元SMAPの稲垣吾郎香取慎吾と共演している。


何回もテレビで見ているはずなのに気付かず最近になって「あれ、由伸?」と気になって調べたらやっぱり高橋由伸だった。CM出演は17年ぶりとのことだから2002年以来。何のCMだったか思いだせないが現役時代、松井秀喜清原和博らとジャイアンツ打線の中軸を担っていた頃だ。


稲垣吾郎&香取慎吾と!高橋由伸氏、17年ぶりCM出演「緊張…」

 

この引用記事だけでは高橋由伸がCMに起用された理由がわからない。昨シーズン限りでジャイアンツの監督を退任し、時折日本テレビ系列で野球中継の解説者を務めている様だが、その一方で完全にジャイアンツから離れた訳ではなく、“球団特別顧問”という役職に就いている。原辰徳現監督も監督退任時には特別顧問を務めていたから、関係をつなぎ止めるための措置なのかもしれない。


出演しているCMは“サントリー”。今月29日に行われる年一回のイベント“サントリードリームマッチ2019”への初出場も発表されている。高橋由伸は現役を引退してそのまま監督に就任したのでフリーになるのは初体験。解説者や日本テレビ系列『NEWS zero』の出演などを精力的にこなし、今までとは異なる立ち位置で野球を勉強しているのだろう。そんな中でのCM出演。(敗戦処理。が知らないだけかもしれないが)それほど話題になっているとは思えない。監督時代、ましてや現役時代に起用するのならともかくタイムリーな起用とも思えない。商品である『オールフリー』と直接関連性のある人選だとも思えない。


CMで共演している稲垣吾郎香取慎吾は言わずと知れた“元SMAP”。突然の解散表明による大騒動は記憶に新しいところだがこの二人に加えて草彅剛の三人が脱退した様な形になって、三人は所属するジャニーズ事務所から離れた。


芸能界の事情に疎い敗戦処理。でもジャニーズ事務所の強大ぶりくらいはわかる。過去にもジャニーズ事務所の庇護の元、人気者になったアイドルが意を決して独立したところ仕事を得られなくなった話がいくつもあるという。もちろんそれらはジャニーズ事務所以外の芸能事務所からの独立組に対してもなされた、この世界では日常茶飯事なのかもしれないが国民的人気アイドルだったSMAPの元メンバーと言ってもやはり独立後は茨の道を歩んでいるという。SMAP時代に個々で出演していたレギュラー番組は次々に終わり、それに取って代わる新しい仕事をテレビ局からは証されなかったという。


解散の理由も当時いろいろと報道された。木村拓哉、中居正広とは異なる選択をした三人はその過程で独立後の芸能活動に様々な障壁が待ち受けることくらい想像出来たはずだが、それでも三人は芸能界に多大の影響力を持つジャニーズ事務所を飛び出すという選択をした。


高橋由伸はどうか?


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慶應義塾大学から当時の“逆指名”制度を利用して自らの意思でジャイアンツのユニフォームを着ることを選んだがその決断をするに至る過程に関しては様々な憶測が飛んだ。そして本当の意味でのスーパースター的な活躍を出来ないまま全盛期を過ぎ、晩年を迎えていたが自らの意思とは無関係に監督就任を定められ、そのために現役生活にピリオドを打たざるを得なくなった。就任早々に野球賭博問題の発覚があり、一軍経験豊富な投手の退団などがある一方でフロントによる戦力補強も不十分ななかで戦わざるを得ず、三年間で一度も優勝できないままユニフォームを脱ぐことになった。ジャイアンツは十二球団で最も“アンチ派”が多い球団だと思うが、そのアンチの一部ですら高橋由伸には同情。退任が発表されたのが昨年のレギュラーシーズン後とはいえ、出場するクライマックスシリーズの前だったために、当てつけで日本シリーズまで行けと冷やかし半分で応援するアンチも少なくなかった。


それでも退団後に日本テレビやスポーツ報知で解説をし、なおかつ球団には特別顧問という形で籍を置く。人によっては“ポスト原”の最有力候補と呼ぶ人もいる。そんな状況でもまだジャイアンツ、読売の庇護にいるのだ。これが高橋由伸という人間の生き方なのだろうと個人的には思っていた。推測ではあるが、これに近い感情を抱いているファンも少なくないのではないか。


そこで稲垣吾郎、香取慎吾との共演である。普通に考えれば真ん中に立つのは高橋由伸より草彅剛の方がふさわしい。しかしこのCMで稲垣吾郎と香取慎吾の間に立っているのは草彅剛ではなく高橋由伸なのである。


これは、まだ44歳にして、ある意味プロ野球人としてのゴールである監督の座を降りてフリーになった人間への強烈なエールなのではないか?44歳なんて、現役選手としては難しくてもまだ引退して評論家活動を始めたばかりか、コーチ業を勉強しながら始める年齢である。今の十二球団の監督で最も長く続けて監督を務めているのは今季で監督八年目となったファイターズの栗山英樹監督だが、栗山監督がファイターズの新監督になったときの年齢は50歳だった。つまり、高橋由伸の野球人生はまだまだこれからなのだ。これから先の野球人生を考えたら少なくとも一度、巨人軍から完全に卒業した方が良いのではないか。ネットで囁かれているような関係で、本当に巨人軍から一生卒業できない関係だというのならまだしも、そうでないのなら“脱巨人”、“脱読売”を実現すべきではないのか。そこに踏み切れない高橋由伸を踏み切らせるために稲垣吾郎、香取慎吾というジャンルこそ違うものの巨大なバックボーンを持つ所属先から敢えて飛び出した二人の元人気アイドルとの共演が実現したのではないか?


上述したように巨人軍監督としての最後の舞台となった昨年のクライマックスシリーズではファイナルステージまでは進んだもののカープの前に敗れ去った。


カープに引導を渡された日、敗戦処理。はラジオでカープ戦の経過を追いかけつつ、あるイベント会場に向かっていた。その日は10月19日。あの“10.19”からちょうど三十年後にあたり富士通スタジアム川崎と名を変えた旧川崎球場で行われるイベントに向かっていた
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“10.19”にはいろいろな出来事があったが、当時のオリオンズ監督、有藤道世による審判への抗議が物議を醸した。その日に高橋由伸が監督としての最後の望みを絶たれたからか、普段はパ・リーグの話題しかツイートしない、敗戦処理。のツイッター初期から相互フォローしている知人が高橋由伸監督のことを

これで辞めたら有藤の二の舞になるのではないか。現役時代は生え抜きのスター選手だったのが運命のいたずらで現役引退即監督就任を受けざるを得ず、それで結果を出せずに首になる。まるで有藤だ。有藤はその後再びユニフォームを着ていない。野球殿堂入りも果たしていない。高橋由伸を第二の有藤になる!?

といった感じのツイートをした。


高橋由伸と有藤をダブらせたことはそれまでなかった。だが現役引退から監督就任、監督退任までの流れは確かに共通点がある。高橋由伸がそうならないためにはまずは“脱巨人”、“脱読売”が先決で稲垣吾郎や香取慎吾との共演を機にそのことに気付いて欲しいのだ。CMの商品名ではないが球団から『オールフリー』になって欲しいのだ。


巨人ブランドの価値はユニフォームを脱いでからあらためて痛感すると言われるが、野球人としての“新しい地図”を描いて欲しい。


最後になりましたが、ジャニー喜多川さんのご冥福をお祈りします。


P.S.
7月11日追記
敗戦処理。のツイッターにフォロワーさんから指摘がありました。草彅剛はノンアルコールとはいえ、お酒に近い品目のCM出演はNGなのでしょう。もっとも、その件の後にリリースしたSMAPのアルバムで『帰って来たヨッパライ 』を歌っていましたが…。

 

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