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2019年7月20日 (土)

吉田輝星、2点のリードを守れず

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今日(20日)は約一ヶ月半ぶりに鎌ケ谷に行ってきた。今日は恒例の“鎌スタ祭”で、さぞかし大勢のファンで賑わい…と思ったがいつもの土日並みだった。


ファイターズはジャイアンツから戻ってきた吉川光夫が先発し、二番手には吉田輝星だった。タイトルに書いた通り、リリーフの吉田輝が打たれてしまった。


(写真:勝ち越しの本塁打を浴び、呆然と打球方向を見る吉田輝星)

 

明日(21日)は参議院選挙の投票日。各候補者にとっては選挙運動の大詰めになる。ファイターズスタジアムに向かう途中の朝の西船橋駅のバスロータリーでも某候補者の演説が始まるところだった。東京都民である敗戦処理。には直接関係ないので、試合中とか大丈夫かなと心配したが、幸いなことに試合中に大音量の演説が聞こえてくることはなかった。ファイターズスタジアムに入る門のすぐ手前には候補者の掲示板があったが…。


関東地方はまだ梅雨が空けていない。着いたときには妙にじとじとと蒸し暑い感じだった。正面の広場にプールが特設され、ちびっ子達が楽しそうに遊んでいるのを見ると、やっとそういう時期になったかと安堵するが、開場の時刻にはわずかながらポツリポツリと雨が降ってきた。変な天気だ。
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今日のもう一つの目玉は“スコールタイム”四回裏終了時に大放水をやるらしい。
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開場前から並ぶファンが少なかったので敗戦処理。はお気に入りの席を確保できたがその場所は幸いにも濡れない。

 

両チームの先発はともにシーズンが始まってからトレードとなった左投手。ファイターズはジャイアンツから帰ってきた吉川光夫で、ベイスターズはゴールデンイーグルスとの間で熊原健人との1対1のトレードで移籍してきた濱矢広大だ。
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因みに吉川の成績は15試合の内、14試合がジャイアンツ時代。ファイターズに来てからは15日のゴールデンイーグルス戦にリリーフで1イニング投げた。濱矢の成績は18試合の内、4試合がゴールデンイーグルス時代のもの。


その後に発表されたスターティングメンバーはこちら。
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球宴明けから実戦に復帰している平沼翔太がスタメンを外れているのが残念ではあるが、野村佑希、万波中正という二人の高校卒ルーキーが揃ってスタメンに名を連ねているのはありがたい。余談だがファイターズファンからはベイスターズのスタメンの顔ぶれに対して「ずるい」という声も出ていた<苦笑>。


先制したのはファイターズ。二回裏、一死一、三塁から万波がおっつけた、というか体勢を崩されながらも右前に運ぶタイムリーを放ち、1点を先制。
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とにかくやたらに振り回す印象で、三振ばかりしている感じの万波だが、この一打はバッティングのヒントになるのではないか?豪快なスイングは長打力を長所と考えて今はいじらないのかもしれないが、体勢を崩されても野手が捕れないところに打球が飛ぶのである。因みに今日の万波は見逃し三振が一つあったが、他は三安打。一ヶ月半観ない間に改善しているのだろうか?


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四回裏は、この回の攻撃後に“スコールタイム”があるのでスタッフが準備を始めて三塁側のスタンドも慌ただしくなっていたが、難波侑平がその三塁側スタンドにやたらにファウルボールを打ち込んできた。


敗戦処理。は四十年以上も球場で野球を観ているがホームランボールはもちろん、ファウルボールが直撃したことも、選手が投げ入れたサインボールなどを捕球できたこともない。だがここ数年、あわやという感じのファウルボールなどが近くに飛んでくるのでいつかファウルボールが直撃する運命なのだろうと感じているが、難波のファウルが何回か跳ね返った上で転がってきた。すっとぼけて隠したい気持ちを抑えて係員に丁重にお返しした<笑>。


その難波が四球を選んで出塁したものの二盗に失敗してチェンジ。いよいよ“スコールタイム”。大放水に濡れてもOKな服装をしているファンは意外に少なく、(敗戦処理。も他人をとやかく言えないが)その瞬間だけ“スコールシート”に空席が目立った。
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この時間帯には暑いくらいのピーカンになっていたから観ているだけでも清涼感があった。


先発の吉川は5イニングを投げて無失点。
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シーズン途中のトレードが決まったときに“返品”と揶揄していたファンがいたが、残念ながらジャイアンツでは戦力といえるほどの活躍は出来なかった。


移籍二年目の昨年の途中からリリーフに回った。ジャイアンツでは長年セットアッパーとしてチームの危機を救った山口鉄也の衰えが顕著で、フリーエージェントで獲得した森福允彦も期待外れだったので吉川に白羽の矢が立ったと推測するが、先発でダメだからリリーフにという安直な考えがうかがえた。


リリーフもクローザーだろうがセットアッパーだろうが今では専門職。それ相応の再調整が必要だろうと素人の敗戦処理。でも想像付くが、当時ジャイアンツで二軍落ちしていた吉川はファームでも一試合リリーフ登板しただけで一軍のリリーバーとなった。昨年のジャイアンツでは野上亮磨もシーズン中に先発からリリーフに転向したが同じくファームで一試合にリリーフ登板しただけだった。


昨季終了後、吉川には来季、つまり今年もリリーフで起用するとの方針が告げられていたのでオフの間、リリーバーになるべく調整したのであろう。移籍時にもらった、投手としては準エース格が付ける背番号21こそ新加入の岩隈久志に取られたが、前年まで山口鉄也が付けていた背番号47を引き継いだ。期待はされていたのだろう。今季はリリーバーとして開幕一軍入りを果たしたが振るわずに4月25日に二軍落ち。6月に一軍に返り咲くが二日間で再び二軍に落ちていた。


ファイターズが吉川をどう再生させるか注目しているのだが、移籍早々に先発させてライオンズ打線に捕まって三回途中にKOされている。翌日に二軍落ち。


今日の5イニング、打者17人に対して被安打1の無失点という結果に光明は見えるが、それなら五日前、15日のリリーフでの登板はどういう意図だったのか?という疑問が残る。4月に31歳になったかつてのMVPをどう再生するか?簡単ではないようだ。


ファイターズは五回裏に岸里亮佑が打った瞬間にわかる本塁打を放って1点を追加。2対0として六回表には吉田輝星がマウンドへ。


腰の張りで一軍を離れて調整している吉田輝。先日のフレッシュオールスターでの先発登板が一軍で敗戦投手になった6月23日以来の実戦マウンドだったが、それ以来の登板になる。
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敗戦処理。は吉田輝の登板予定を知らずに来場したが、事前に情報はあったのだろうか?あったのだとしたらもっとスタンドがいっぱいになっても不思議では無いが…。


吉田輝は桑原将志、梶谷隆幸といった一軍経験豊富な打者に安打を打たれて二死一、二塁のピンチを招くがものの四番の伊藤裕季也を一飛に打ち取ってこの回を無失点。


ただし2イニング目に吉田輝は捕まる。山下幸輝の安打と戸柱恭孝の四球で再び二死一、二塁のピンチを招くと大河の代打、百瀬大騎にセンターの頭上を越される三塁打を打たれ、2対2の同点に。
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追いつかれたら再び突き放したいファイターズだが、直後の七回裏にはこの回からマウンドに上がったベイスターズの三番手、中後悠平にクリーンアップの三人が三者連続空振り三振に倒れて2対2のまま。
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右投げの平田真吾と対戦した前の回、六回裏から五者連続空振り三振…。

 

吉田輝は3イニング目となった八回表、二死から伊藤裕にレフトオーバーの勝ち越しソロ本塁打を打たれてしまう。
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伊藤裕の本塁打は11号。イースタン・リーグでは前日まで伊藤裕を含む三選手が10本塁打で本塁打王争いのトップに並んでいたから、他球場の選手次第だが単独トップに立った可能性がある。立正大学から入団のドラフト2位ルーキー。頼もしい長距離砲が育っている。


1点を追うファイターズは八回裏に中後を攻めて万波の三安打目となる安打などで一死一、三塁と攻めるも難波が二ゴロ併殺打。
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九回裏には砂田毅樹を攻めて一死一、二塁とするが四番の森山恵佑が三ゴロ併殺打に倒れ逆転負け。


ファイターズ打線は8安打のベイスターズ打線を上回る11安打を放ちながら1点差負け。終盤の2イニング連続の併殺が痛かったが、九回裏には岸里を一塁に置いた無死一塁から郡拓也との間でのバスターエンドランが決まって打球が三遊間を破ったが三塁を狙った岸里がレフトの楠本泰史の好返球に刺されたのがより痛かった。
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【20日・ファイターズスタジアム】
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横)濱矢、平田、○中後、S砂田-戸柱
日)吉川、●吉田輝、福田-郡
本塁打)岸里2号ソロ(濱矢・五回)、伊藤裕11号ソロ(吉田輝・八回)


敗戦処理。の席の後方の老人達は珍しく勝てそうな展開だったのを逆転されて負けたことに不愉快だったのか、吉田輝をボロクソに言い始め、しまいには最後まで再逆転を信じて応援を続ける応援団に八つ当たりをしていた。そりゃ、負けるのは悔しい。だが吉田輝は鳴り物入りで入団したとはいえ高校卒で一年目の投手。こういう時もあるだろう。何事も勉強、何事も経験だろう。ファイターズの選手は鎌ケ谷で失敗を繰り返しながらいつしかそれを乗り越えて成長し、鎌ケ谷を卒業して一軍の戦力と巣立っていく。その循環が続くことで近年の上位に安定した成績を残せるチームの土台となっているのだ。


鎌スタの口うるさい老人連中は方々でいろいろ言われているが、老人達も代替わりがある。敗戦処理。が鎌スタに足繁く通い始めた頃の老人達も聞くに堪えないヤジを飛ばしてはいたが、根底に選手達への愛情があったように思う。代替わりにより、老人達が劣化したような気もする。鎌スタの風物の一つが変わっていくのは仕方ないとは言え残念だ。


八回終了時に発表されたこの日の入場者数は1,507人だった。
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“鎌スタ祭”初日の土曜日、吉田輝星登板の割には今一つな人数に思えた。だが今季、ここまでのファイターズスタジアムでの主催試合での入場者数は敗戦処理。の集計だと36試合で55,503人。土日祝日の15試合に31,087人で一試合平均2,072人。それ以外の平日21試合に24,416人で一試合平均1,162人。この休日平均2,072人、平日平均1,162人というのは敗戦処理。がこの集計を始めた2013年以降では平日は最多。休日も過去最多入場者数を記録した2013年の平均2,141人に次ぐものでその年以来の2千人超え。


2013年という年はスコアボード“鎌スタビジョン”がお目見えした年。ファームの球場としては立派すぎると言われた設備が集客を大きく増やした年だったが、その後は伸び悩んでいた。吉田輝星人気だけではこれだけコンスタントに多くの入場者数を集められまい。何が変わったのだろうか?


逆転負けという結果は極めて残念だが、吉川と吉田輝という新旧のドラフト1位の共演でワクワクする生観戦になった。何度か書いているが吉田輝はほんの一年前に甲子園で投げ過ぎかといわれた投手。個人的には早く一軍に上がって欲しいというより、まず故障しない身体作りを優先させ、出来上がった状態になってから一軍で投げて欲しいと思っている。


吉川にはジャイアンツで輝いて欲しかったのだが残念ながらそれは叶わなかった。上述した“返品”呼ばわりは失礼な話だが言い得て妙な一面も否定できないのが悲しいところ。自分で立ち直るしかないだろう。2012年の再現とは言わないまでも…。


老人達を否定した敗戦処理。自身も今日は勝てるかと期待したので負けたのは残念だが、吉田輝を3イニングも観ることが出来た。こういうありがたみがあるから、また鎌ケ谷に行こうと思うのだ。

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