フォト
無料ブログはココログ

« ジャイアンツ、65人目の支配下登録選手は誰に!? | トップページ | 杉浦稔大はあれでいいのか? »

2019年6月 1日 (土)

11残塁で1点差負けでも何故かそれほど悔しくなかった今日の鎌ケ谷。

Adsc_6362
タイトルの通り。今日(1日)は鎌ケ谷で対スワローズ戦を生観戦し、11残塁という拙攻の見本市の様な試合だったが、不思議と負けた悔しさや怒りが沸いてこなかった。勝敗を超えた好ゲームというわけでは無い。相手のスワローズの一軍が連敗地獄にはまっているからでも無い。負け試合を観るのに慣れたから…それはあるが、そうでもない。


(写真:勝利の直後、喜びを噛みしめ合うスワローズナイン)

 



今季、スワローズのファームの試合を観るのは今日が初めて。イースタン・リーグに所属する7球団の中で唯一ここまでは観戦の機会が無かった。そんな状況で、なおかつスワローズが昨秋のドラフト会議で指名して獲得した支配下の8選手のうち、5選手が出場してフレッシュな感じがした。


先発はファイターズが田中瑛斗でスワローズが育成選手の日隅ジュリアス。スターティングメンバーはこんな感じ。
Cdsc_5795
万波中正
は5月16日以来、11試合ぶりのスタメン。スコアボードの背景色がピンクなのは今日と明日、二日間“レディースデー”に因んで。明日2日にはつばみちゃんが来鎌するそうだ。


試合開始直前にスタメンの最終確認を行う両監督。
Cdsc_5797
荒木大輔高津臣吾。1990年代前半、野村克也監督の下でリーグ優勝、日本一に貢献した先発投手とクローザー。スワローズファンにはたまらない二人なのではないか?


始球式は、今日の“スタジアム婚活”に因んで最も早く手をつけたカップルかと思ったがそうでは無く、スポンサーさんだった。


初回は両投手ともに相手の先頭打者に二塁打を打たれるが、後続を断って無失点。田中瑛はその後徐々に調子を上げていくがジュリアスは二回裏にも先頭打者に二塁打を打たれ、無死一、三塁、さらに一死満塁のピンチを招くが難波侑平姫野優也を力の無いフライに打ち取って無失点。
Cdsc_5848
ジュリアスを“育成選手”と書いたが、元々は2015年に行われたドラフト会議で支配下として4位指名された投手。二年目の2017年5月に左肘を手術して昨年から育成選手に回っている。ジュリアスはこの回限りで降板。今日で今季13試合目の登板だが初先発。リリーフでのこれまでの12試合の防御率が9.45だから1イニングに1点取られる計算だが今日は無失点。まだ本格的な復帰ではないのか!? 


因みにジュリアスが4位で指名された2015年のドラフト会議でのスワローズの指名選手を振り返ると、1位が原樹理で、2位が廣岡大志、3位が高橋奎二、5位山崎晃大朗、6位が渡邉大樹。原と山崎は大学生だったが他の四人は高校生。今年大学四年生になる計算で、そろそろ兆しを見せて欲しいところだろう。ジュリアスはひとつ順位が上の高橋と同じ左投手ということで比較されるだろう。それがマイナスにならず、飛躍の糧になって欲しいが、今日は個人的には特に目を引くところを見つけられなかった。


そしてここからスワローズは小刻みな継投に入る。


 
三回には同じくサウスポーの村中恭兵がマウンドに。こちらも二つの四球と内野安打で二死満塁のピンチを招くが万波を中飛に仕留めて無失点。
Cdsc_5993
万波はバットに当たりさえすればと期待したが、当たってもダメだった。四回裏には先頭の白村明弘が中前安打で出るが続く難波の打席で二盗失敗。ベース手前でアウトに。サインミスだったかもしれない。村中も2イニングを無失点。


Cdsc_5968
村中ももう14年目。昨年は腰痛などの影響で一軍で3試合しか登板できず、オフには野球協約の制限以上の減俸を飲んだ。巻き返した今季だがようやく3試合目の登板。過去2試合での防御率が13.50とパッとしない。


一方のファイターズの先発、田中瑛は安定した投球を続けていたが五回表に内野手の間をゴロで抜かれる安打を続けて打たれて無死一、二塁。井野卓のバスターエンドランが進塁打となった一死二、三塁から九番のドラフト8位ルーキー、吉田大成が放った打球はレフトの白村明弘の前方への飛球。
Cdsc_6024
ファウルフライだったが三塁走者のドラフト2位ルーキー、中山翔太が果敢にタッチアップ。元投手のレーザービームに期待したが送球が三塁走者と重なったか、捕手の田宮裕涼が捕れずホームイン。後ろにそらす間に二塁走者も三塁へ。


Cdsc_6026


この回は何とかこの1点にしのぐが、続く六回表にも先頭の三輪正義に一、二塁間を破られ、バントで送られた後の二死二塁から大村孟に中前に運ばれてまた1点。0対2とされた。
Cdsc_6086


打たれる田中瑛が悪いのだろうが、二塁を守る森本龍也が一、二塁間にせよ二遊間にせよ追いつけそうな打球に追いつけない。今日に限った話では無いがいわゆる“球際に弱い”印象を受ける。
Cdsc_6089 
前で止めれば、アウトには出来ないまでも二塁走者を三塁で止めることが出来る。タイムリーになった打球には必死で飛び付いていたが、普段からそういう姿勢を見せて欲しい。抜かれる打球を、十回に一回で良いから止めて欲しい。そのためには抜かれたらタイムリーになるという打球だけで無く、先頭打者とか、普段から打球を後ろに抜かれない守備に取り組むべきなのでは無いか?こう書くと精神論で言っている様に感じるかもしれない。だが今季ファイターズに来た谷内亮太は昨年までのスワローズ時代、鎌ケ谷やジャイアンツ球場で観た試合でそれをやっていた。「よし、抜けた!」と思った打球を何度止められたことか。
Cdsc_5756
ファイターズは今年初めて“育成選手制度”を活用。昨秋のドラフト会議では初めてとなる育成ドラフト1位、海老原一佳を指名するとともに、戦力外通告をした森本を育成選手として再契約した。海老原はともかく、森本は今年の7月31日までに支配下選手として再登録されなかったら、シーズン終了を待たずにその時点で…ということになるのかもしれない。だとしたらあと二ヶ月。アピール出来るだろうか?


スワローズはジュリアス、村中の後に五回裏にはドラフト3位ルーキー、2001年3月生まれ、そう、21世紀生まれの市川悠太が登板。
Cdsc_6057
一死から野村佑希に四球を与えたものの1イニングを無失点に切り抜けた。


六回裏にはついこの間まで一軍で、それも勝ちパターンの局面で投げていた中尾輝が登板。貫禄の三者凡退。
Cdsc_6112


ファイターズの先発、田中瑛も六回で降板。五回と六回の失点はややスタミナ切れの印象もあったが85球。被安打5ながら与四球が1と二年目の成長を見せてくれた様に思う。
Cdsc_5910
5月から先発ローテーションに加わって良かったり悪かったり。今日は良かった方だと思うがこれを続けて欲しい。


そして二番手には柿木蓮。3月のイースタン開幕戦で初登板初勝利と幸先の良いデビューを果たしたが5月に入ってからは5試合で3度失点。防御率14.09とプロの壁にぶち当たっている感じ。二死から連続四球と危なっかしかったが何とか1イニングを無失点に抑えた。


“継投策は人数が多くなればなるほど調子の悪い投手が含まれる確率が高くなり、ひとりでも調子の悪い投手がいると台無しになる”が敗戦処理。の持論。スワローズの継投にも隙があるはずと思って観ているのだが七回裏、ついに調子の悪い投手が出てきた。一軍で通算173試合に登板している中澤雅人が登板。
Cdsc_6212
難波、姫野にあっさりと連打されて無死一、二塁。今井順之助に教科書に載りそうな丁寧な送りバントを決められて一死二、三塁となったところで降板。この試合初めてイニング途中での投手交代。二年目の蔵本治孝にスイッチ。


Cdsc_6057
高津二軍監督が現役時代につけていた背番号22。この場面で起用されるということは信頼度も高いのだろうと観ていたが野村を一塁ゴロ。この間に1失点するも続く四番・横尾俊建を一球で二塁フライに仕留めた。1対2。


Cdsc_6240 
横尾はブランドン・レアードが抜けて三塁のポジションを奪うかと期待されたが5月10日に二軍落ち。その後はイースタンで中軸を担っている。今日は右飛、右飛、二飛、二飛と四打席すべてフライアウト。写真を見ても天井に向かって打っている様なスイング。豪快な一発が持ち味の選手ではあるが、スタンドで観ている限り反っくり返っている様なスイング。ここまで徹底しているとMLBを席巻しているフライボール革命にひとりで取り組んでいるのではないかという気がする。


打点を挙げた野村も同期の柿木と同様に5月に苦しんだ。3、4月の打率.200に対し、5月は.189。打点も3、4月には13を挙げたが5月は3打点にとどまった。交流戦期間に一軍デビューが予想される吉田輝星ばかりがマスコミに取り上げられているが同期生達は5月に入ってプロの壁に苦しんでいる。吉田輝が一軍で好発進をしたとしても焦ることは無い。ひとつひとつ吸収して自分の財産にして欲しい。


八回表のファイターズのマウンドにはジョニー・バーベイト
Cdsc_6246
写真ではわかりにくいだろうが髭を剃ってスッキリした印象。1イニングを三人で片付けた。バーベイトをイースタンの試合で観るのはこれで三度目。一軍は今週もそうだが来週からセ・リーグ相手の交流戦で六連戦が三週続く。“ショート・スターター”とかいって一試合に先発級の投手を二人つぎ込んで、しかも負けるという無駄な選手起用をしている場合では無い。登録を抹消されたのが5月26日だから最速でも一軍復帰は6月5日になるが早く戻って欲しい。


九回表には井口和朋が登板。先頭の代打、川端愼吾に渋く左前に運ばれてバントで送られて一死二塁のピンチを招くが、代打川端の時よりさらに大きな歓声で迎えられた代打の畠山和洋を二飛に打ち取るなどで無失点に切り抜けた。
Cdsc_6304

Cdsc_6322


スワローズは八回裏には大下佑馬、九回裏には坂本光士郎とともに今季一軍で投げている投手をつぎ込み、1点差のまま逃げ切った。
Cdsc_6273

Cdsc_6347


【1日・ファイターズスタジアム】
S 000 011 000 =2
F 000 000 100 =1
S)ジュリアス、○村中、市川、中尾、中澤、蔵本、大下、S坂本-井野、松本
F)●田中瑛、柿木、バーベイト、井口-田宮、黒羽根
本塁打)両軍とも無し


ビジターチームのファンに常々気を遣うDJチャス。五回終了時のラジオ体操の最中には「スワローズファンの皆さん、横浜スタジアムも気になるでしょう。連敗を止めてください」と声をかけた他、試合後にファイターズが勝っても負けても行う一本締めでは「苦戦しているようですが、スワローズ頑張れ」と締めくくっていた。


出口が見えない感じの一軍の連敗地獄。素人目には先発投手をはじめとする投手陣の乱れで常に相手チームに主導権を握られている様に思える。こんな時こそファームから救世主が、と期待したいところ。今日はそのオーディションだった訳では無いだろうが8人の投手による継投を行った。だが、この8投手の今日を含めてのイースタンでの防御率を挙げると、

ジュリアス9.45→8.22
村中13.50→6.75
市川8.10→6.23
中尾7.71→6.97
中澤1.17→1.72
蔵本4.76→4.58
大下10.38→8.44
坂本1.83→1.74
※ 左が登板前の防御率。右が登板後の防御率。

失点した中澤を除いて今日の登板で各投手とも若干防御率を良くしているが、皮肉にも失点した中澤以外では最後に投げた坂本のみがまともな防御率で、他の投手は防御率の数字だけを見るととても一軍に推薦できる投手ではない。


スワローズの一軍はDJチャス。のエールも虚しく今日も敗れて16連敗。明日のベイスターズ戦に敗れることになると1998年にマリーンズが記録した日本プロ野球記録の18連敗にあとひとつとなってしまう。その場合、ワーストタイ記録がかかる試合の相手は交流戦最初のカードになるファイターズ。日本記録に並ぶのは何とか免れそうではある。


新元号“令和”になった最初の一ヶ月が過ぎ、6月になった。ファイターズの新人達、特に高校から入団した柿木と野村が5月に苦しんだと書いたが、もうひとりの万波も苦しんだ。万波に関しては3、4月も打率.173と散々だったが5月はさらに酷く打数が3分の1弱の22打数に減って2安打で.091。三振の数は相変わらずで3、4月が75打数37三振で三振率.493だったのが5月にはさらに悪化して22打数12三振、三振率は.545と半分以上が三振という事態。トータルでも97打数49三振、三振率.505。とにかく空振りが多い。
Cdsc_5990
「一年目だし、首脳陣もいじらないのでは…!?」と最初は好意的に見ていた鎌ケ谷のファンも今日は呆れている人が少なくなかった。


田宮に関しては捕手という成果を見極めにくいポジションなので判断しかねる…。


最初に“不思議と負けた悔しさや怒りが沸いてこなかった。”と書いたが何故だろう?


「野球の試合は8対7が一番面白い」と言ったのは元オリックス・ブルーウェーブのルーズベルト・ブラウンだが個人的には7対8で敗れるとストレスがたまるだろうがロースコアで敗れても、相手が上だったと割り切れる。だがそれは相手の好投手に好投された場合。今日の様に継投策でどの投手も打てないで負けるのは普通ならイライラする。後方の席の酔っ払いジジー軍団が終始目の前の試合と無関係な話ばかり大声でわめき散らされて集中力が散漫になりかけたが、それとも無関係だろう。負けることに慣れてしまったのだろう。それはあると思うがそれが要因では無いだろう。たぶん、ミスらしいミスが少なかったからだろう。物足りない面はあったが試合として締まっていたからであろう。


スワローズファンは明日もし敗れても、火曜日からの三連戦、早ければ火曜日に連敗から脱出できるはず。今日の鎌スタのスタンドにはろくにスワローズやセ・リーグの試合を観ていないと思えるのにスワローズをバカにしているファイターズファンが散見されたが“明日は我が身”という言葉を知らないのだろう。連敗脱出。その時は冒頭の写真の様にナインが勝利の味を噛みしめるだろう。その瞬間は遠くないと思う。

« ジャイアンツ、65人目の支配下登録選手は誰に!? | トップページ | 杉浦稔大はあれでいいのか? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ジャイアンツ、65人目の支配下登録選手は誰に!? | トップページ | 杉浦稔大はあれでいいのか? »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック