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2019年6月27日 (木)

ジャイアンツがまた謎のトレード

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26日、ジャイアンツとファイターズの間で2対2の交換トレードが成立した。ジャイアンツからは吉川光夫宇佐見真吾が、ファイターズからは鍵谷陽平藤岡貴裕がそれぞれ移籍する。吉川光は約二年ぶりの古巣復帰。藤岡は昨年のシーズン途中にマリーンズからファイターズにトレードされたばかりで在籍期間は一年弱となる。


敗戦処理。なりにいろいろと考えているが、よくわからない。


まだ今日発表されたばかりなので、両チームのファンである敗戦処理。としてもまだ気持ちの整理が出来ていない。

 

この四人の顔ぶれで、確実に移籍先で戦力になりそうなのは鍵谷陽平だけという気もする。
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ジャイアンツで右の中継ぎ投手というと宮国椋丞田原誠次が真っ先に思い浮かぶが、サイドスローの長所も短所もはっきりしている田原が交流戦後に二軍落ち。そこにとって代わるチャンスがあるだろう。一時は先発に再転向していた澤村拓一も昨年までのポジションに座ってしっくりし、ライアン・クックが本調子でなくても新しい外国人投手ルビー・デラロサを獲得。スコット・マシソンも来月の球宴前の9連戦に復帰できそうという。仮に中川皓太に多少陰りが出たとしても駒は揃っている感じで、そこにさらに鍵谷を獲得するというのはよくわからないが、今名前を挙げた投手達が揃って好調になる保証はないのでより確実にするために鍵谷に白羽の矢を立てたのだろうか。


藤岡貴裕はマリーンズで今ひとつ伸び悩んでいて、昨年、荻野貴司が長期離脱となって外野手を補充すべくファイターズの岡大海を獲得する際に交換要員とされた。
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本質的には先発要員なのだろうが今ひとつ殻を破れない。そこでリリーフの適性を試されているのだろうが、リリーフ投手としてもこれというものがない。この点はトレード相手の吉川光夫に共通するものを感じる。

 

藤岡は悪くいえば先発向きなのかリリーフ向きなのかどっちつかずの投手で、そんな投手にジャイアンツが手を出すということは今季の序盤戦に活躍して今はリタイアしている戸根千明が復帰までに相当な期間を要するのかと気になってしまったが、今日イースタンで実戦に復帰したらしい。そうなると藤岡にとってもジャイアンツの一軍で投げるには険しい壁が存在する。

 

吉川光夫は二年半でファイターズに返品されてしまった。2012年にはダルビッシュ有が抜けてどうなるのかと心配された中で突然“覚醒”したかのような大活躍で栗山英樹監督一年目のファイターズのリーグ優勝に大きく貢献。今から思えばあの一年は何だったのだろうか?その後は成績が急降下した。先発しても立ち上がりが不安定で、せいぜい6イニングしかもたない。試合を作ったとしてもその後に複数のリリーバーを必要とする。MVPを獲得した四年後に再びチームが優勝したときにはだんだん影が薄くなり、ホークス相手のクライマックスシリーズと、カープ相手の日本シリーズとどちらにも登板しなかった。そのオフに石川慎吾とともにジャイアンツにトレード。ジャイアンツからは公文克彦大田泰示が交換要員となった。ジャイアンツに移籍しても2012年のシーズンの再現はならず。移籍二年目の昨年の途中からリリーバーに転向するも、左打者を絶対的に封じるという訳でもなく中途半端な立場になってしまっていた。


宇佐見真吾は打力の良い捕手として入団一年目から一軍で存在感を示したが二年後に入団した同タイプの大城卓三が台頭し、抜かれてしまった。
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現在のジャイアンツは阿部慎之助を別にしても小林誠司炭谷銀仁朗がいて、さらに大城がいる。大城を一塁手として使うケースが増えるとして、大城以外に捕手を三人置きたいとして宇佐見が一時期一軍から呼ばれたが、すぐに岸田行倫と入れ替わって二軍落ちした。三人目の捕手として必要なのは打力より守備力。岸田の方が上と判断されたのだろう。


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ジャイアンツでは余剰戦力と見なされたかもしれない宇佐見だが、ファイターズが獲得した意図が今ひとつわからない。捕手はコーチ兼任の二人を含めると七人いる。一軍では今季故障で出遅れたが、5月で23歳になった清水優心が正捕手的に起用され、ベテランの鶴岡慎也が脇を固め、清水より一年先輩で7月に24歳になる石川亮が清水不在の間に実績を積み重ねた。さしあたって少なくとも人数的には捕手で困っているとは思えない。


年齢層で考えても、確かにコーチ兼任の二人、實松一成はいわゆる“松坂世代”で今年の1月に38歳になり、もう一人の鶴岡も4月に38歳になった。この二人はアラフォーだが脂がのりきった三十歳代の捕手は他に今月32歳になった黒羽根利規だけで後は上述した通り四捨五入すれば二十歳になってしまう若造ばかり。宇佐見で間を埋めるのかと思ったら、宇佐見は今月26歳になった。石川亮より二歳上なだけだ。謎である。強いて考えれば田中賢介引退後の左の代打を補充したということか、あるいは他球団との間で別途、捕手を放出する交換トレードを画策中なのか…。


余談だが宇佐見は昨年、背番号27をつけていた。ジャイアンツではV9時代の名捕手、森昌彦が背番号27の代名詞的存在だったが森以降に捕手で背番号27をつけた選手が代々ジャイアンツに移籍している。市川友也、實松、そして宇佐見。現在の背番号27、炭谷もいずれは…!?


このトレードはどちらが言い出しっぺなのだろうか?


交流戦が終了したが、交流戦を含めた両球団の成績を調べると、ジャイアンツはカープが交流戦でまさかの大失速をしたおかげで首位に浮上したとは言え、いわば“棚からぼた餅”的な首位浮上であり、手放しで喜べるものではない。球団の新しい社長となった今村司球団社長は編成本部長を兼務している。原辰徳監督が全権監督と言われているが“社長兼編成本部長”なのだ。着任早々、何かをしなければと考えるのも自然な流れだろう。それを感じた部下達が、何かをやらなければということで新しいリリーフの外国人投手の獲得に続き、トレードを行ったということなのかもしれない。交換トレードで実績のあるファイターズに相談すればトレードが成立し、自分たちが“仕事”をしていることを証明出来る。


新社長に限らず、この球団のドンはチームの調子が良くなく、それが現場(選手達)よりフロントに責任があると思ったら容赦しない。取り囲んだ記者達の前でフロントをボロクソに言う。二年前の悪夢の13連敗の時、打線に問題ありと見るやルイス・クルーズを突然一軍にあげて、守護神だったアルキメデス・カミネロを二軍に落として試合の中盤以降に逆転負けする愚を犯していたが、あの頃と変わっていないのではないか?


ところでこれはきちんと調べた訳ではないが、今回のようにシーズン途中で交換トレードが成立し、特に複数の選手がトレードになる場合に二度目以上のトレード回数になる選手が含まれていることが多いような気がする。今回は吉川光と藤岡が二度目のトレードになる。これは完全な推測だが、例えばある球団が必要に迫られてシーズン中に別の球団にトレードを申し込む。その相手球団から見返りを求められた場合に放出止む無しとなるのは生え抜きの選手ではない選手でというケースが考えられないか。


トレードはプロ野球選手の宿命ともいわれている。“放出”という表現を用いているが相手球団が必要とするからトレードがなり立つのであり、選手も前向きに考えて欲しいとは思うが、二度もトレードされる選手の気持ちはどうなのだろうか?特に吉川光は上述の通り2012年にパ・リーグの最優秀選手、MVPに輝いた選手だ。MVPに輝いた選手でその後二度もトレードになる選手って江夏豊木田勇くらいしか思い浮かばない。

 

どちらか一方の球団が得をするのでなく、移籍する全選手が得をした幹事のトレードこそが良いトレードという見方もある。敗戦処理。は両球団のファンであり、そうあって欲しいが、環境が変わることによるプラスアルファを別にするとそれぞれの利点が今のところあまり感じられない。どうなるだろうか…!?

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