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2019年5月19日 (日)

原辰徳監督公言、二試合連続好救援の澤村拓一の抑え起用は…「流動的にいく」 

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ジャイアンツの原辰徳監督は17日に一軍に再登録した澤村拓一を二日続けてリードした試合の九回裏に起用。澤村も起用に応えてともに無失点に抑えた。17日の登板では981日ぶりとなるセーブも記録した。


昨年はチーム最多となる49試合に登板した澤村だったが、今季は原監督の意向もあって先発投手として再チャレンジしていたがここに来てリリーフに再々チャレンジ。


そんな澤村を原監督は「まだ、本当の意味でのクローザーではなく、流動的にいく。左打者、右打者、その中で責任の一端を担ってくれるようなスタートを沢村もしてくれている。ありがたいですね」とコメントしたそうだ。ネットのニュースでこれを読んだ敗戦処理。は苦笑いするしかなかった。


(写真:リリーフ要員として一軍に復帰を果たした澤村拓一。 2018年3月撮影)



◆ 巨人沢村2戦連続好救援、原監督「流動的にいく」
2019年5月18日・日刊スポーツ


原辰徳監督が「流動的にいく」と言った背景には中川皓太の存在があるからだろう。澤村拓一が勝ち試合の最終回を締めた二日間、中川は澤村の前の八回裏に登板した。18日の登板で自責点が付き、開幕からの防御率0..00状態はストップしたが絶好調の左のリリーバーと使い分けたいのだろう。


敗戦処理。が苦笑いしたのは原監督が澤村をクローザーに固定しないことを“流動的にいく”と表現したと理解しつつも、そもそも流動的なのは澤村の起用方針ではないのかとツッコミを入れたかったからだ。


原監督は今季の澤村に、本人は前年の様にリリーフでいきたい意向なのに先発投手としての起用方針を告げた。新守護神と期待したライアン・クックが右肘の違和感を訴えて離脱して以来“勝利の方程式”が定まらないジャイアンツにあって経験者の澤村に白羽の矢が立つのは時間の問題だと敗戦処理。も思っていたが、澤村は対ドラゴンズ戦で981日ぶりのセーブを挙げるほんの二日前、15日にはイースタンで先発して3イニング、49球を投げていたのだ。


澤村ももう31歳。少なくとも若手ではない。ファームでは15日に限らず先発での登板が続いていた。急遽リリーフへの再転向が決まったのは明らかでこのことの方がよほど“流動的”ではないのか<笑>!?


原監督はリードした局面での終盤に投げる投手が不安だからか、本来なら先発で投げるであろう投手をリリーフ要員として増強する傾向がある。澤村が登録される前日に登録抹消になってしまった野上亮磨は4月24日にロングリリーフも可能なリリーバーと期待されて一軍に登録されたが、今季、イースタンではすべて先発での登板だった。


野上は一昨年のシーズン終了後にFA権を行使して昨年からジャイアンツに加わったが基本、先発ローテーションの一角に入ることを期待されての獲得だったはずだ。残念ながら先発ローテーション投手として期待通りの投球が出来ず、昨年二軍落ちし、夏場にリリーフ要員として一軍に戻ってきた。昨年も二軍落ち期間に4試合に登板したがリリーフ登板は一度だけだった。


投手の分業制が明確になり、先発、中継ぎ、抑え、それぞれに別のスキルが必要で例えば先発で結果が出ないからリリーフに回す等という安直な考えでは通用しないのが最近の投手起用のトレンドと言って差し支えないと思うが、原監督は野上に限らず、開幕ローテーションに入っていた畠世周や昨年まで先発ローテーション投手だった田口麗斗をリリーフ要員として一軍に招集している。


ジャイアンツは4月27日から5月6日までに10連戦を行ったが、この間8試合で先発投手が中五日で登板した。菅野智之、クリストファー・メルセデス、山口俊、高橋優貴の四投手は二度続けて中五日で先発した。


先発投手を通常より短い登板間隔で投げさせる分、投球数に配慮し、リリーフ陣を増強して継投で凌ぐという発想で先発投手を続々とリリーフ要員としてつぎ込んだのだろうが、そんなのだったらリリーフに回っている先発投手を一人でも先発ローテーションに加え、10連戦期間でも先発投手を中六日で回した方が各投手のパフォーマンスは質が上がったのではないか?


澤村のリリーフ再転向を前提に一軍復帰を決めた時の原監督は「リリーフに入ってもらう。やっぱり専門職で頑張ってもらおうと。彼とも話をして納得してもらった」と語った。専門職というなら野上も田口も先発が専門職だ。適材適所を考えて欲しいし、新しい職域に挑戦させるのなら、ファームで経験を積ませることも考えるべきだろう。


ジャイアンツは現在セ・リーグで首位。目くじらを立てる程のことはないかもしれないが、ペナントレースは長い。15日の対タイガース戦で大量失点の菅野に関しては昨年の総投球数が3000球を超えていることから疲労の蓄積を危惧する声も挙がっている。投手陣からパンクする人が出る前に役割分担と投手起用法を見直した方が良いのではないか?

 

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