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2019年4月 6日 (土)

ファイターズ、被安打19、16失点の大敗よりも心配なこと。

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6日のファイターズは大敗した。2日に雪の仙台で先発して3イニング、46球を投じていた加藤貴之を中三日で先発させたから、いわゆる“ショートスターター”で最初から早めの継投を考えていたのだろうが二番手の金子弌大以下のリリーフ陣がライオンズ打線の餌食になり、終わってみれば被安打19、16失点という有様。入場者全員にプレゼントされるオリジナルのフリースブルゾンに釣られて集まった37,058人の前で3対16と大敗した。


試合に関してはいろいろと言いたいことがあり、これから書くが、今日の試合内容とは別に心配なことも…


(写真:五回表、猛攻を続けるライオンズ攻撃中のスコアボード。五回表の途中で2時間近く。ほとんどがライオンズの攻撃… )

 

 

 

今シーズンのファイターズはアメリカの大リーグで新しいトレンドになっているもの、なりつつあるものに果敢に取り組む方針だそうだ。既に何試合か実施している“ショートスターター”や打球方向に顕著な傾向が出ている打者に対する極端な守備陣形などが挙げられる。

日本ハム栗山監督は常識日々更新、信念が新戦術生む
4月6日、日刊スポーツ

個人的には半信半疑というか懐疑的に思っているので今日の試合結果に関してはそら見たことかという感じだ。今日でファイターズは開幕から3勝4敗1引き分けだが、4敗のうち3敗が“ショートスターター”で臨んだ試合だ。当たり前のことだが今行っているのは公式戦だ。勝てば勝率が上がり、負ければ下がる。そして年間の成績に反映される。たぶん今日の結果に関しても好意的な報道は“今も様々な試行錯誤を重ね…”みたいに擁護する書き方をするだろうが、試行錯誤ならオープン戦で終えて本番である公式戦に臨んで欲しい。昨日の試合途中に今日の予告先発が加藤貴之と発表されたときから嫌な予感がしたが、悪い方に的中してしまった。


加藤は2日の対ゴールデンイーグルス戦に先発した。雪が降る中で厳しい条件での投球になったが、それとは無関係に“ショートスターター”としての務めを果たし、3イニング、46球を投げ、無失点で降板。二番手のバーベイトが登板直後の四回裏に失った1点が決勝点となりチームは敗れた。それ以来の中三日での登板。今日は間隔的には一週間前の土曜日、3月30日に先発した金子弌大が中六日で先発できるはず。前回の金子は5イニング、88球で降板した。別に先発ローテーションの谷間である訳ではない。


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ファイターズの先発、加藤は初回と二回表、それぞれ1本ずつ安打を打たれたものの2イニングを無失点。味方の二回裏の攻撃中にはベンチ前での投球練習を開始していたのでもう1イニングくらい行くのかなと思ったが2イニングで降板。打者7人に対して31球で降板。三回表のマウンドには金子が上がった。
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前回の登板では五回限りで降板した金子。単純計算でこの回から5イニング投げたら七回まで投げることになり、その後の投手起用は楽になるのかもしれない。しかし栗山英樹監督の思惑通りには行かない。金子は一死から安打と二つの四球で満塁とすると、第一打席で打率二割を切った秋山翔吾が(この日のスコアボードには打撃成績の表示が復活)右翼線に二塁打を放ち、ライオンズが2点を先制。
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そして二死から森友哉が左中間に3点本塁打を放ち、あっという間に金子が5失点。
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金子は続く四回表もマウンドに上がって無失点に抑えたがファイターズ打線にとっては重い5点差となった。


今回は二番手の金子が火だるまになったが、例えば“ショートスターター”にしろ“オープナー”にしろ、短いイニングを投げる先発投手がいきなり火だるまになったらどうするのだろう?


通常の先発投手でもいきなり初回に5失点とかたまにある。この場合、救援投手の消耗を考えて5失点した投手を五回や六回まで続投させるケースがある。投手も自分が失点した責任感からその後のイニングでリカバリーしようと考えるかもしれないが、“ショートスターター”や“オープナー”が5失点し、5点のビハインドでも二番手でロングリリーフする本来の先発投手が投げるのだろうか?その場合、自分の失点ではないのにただイニング稼ぎのために勝ち目の薄い試合にモチベーションを保って投げ続けられるのか?ちょっと考えただけでも疑問点はすぐに浮かんでくる。だが大半のメディアはメジャーで成功した球団があるとかプラス面だけを報じる。どんなものにもプラスとマイナス、メリットとデメリットが存在してそれらはそれこそ表裏一体なのだろうが、新しいもの好きなメディアの独走でどんどん流布されていくが、今日のファイターズはそのマイナス面がもろに出た。


二日前の4日のゴールデンイーグルス戦でも“ショートスターター”的なニュアンスで見られた先発の斎藤佑樹が初回に3失点し、二回途中で降板。二番手の上原健太がよくリカバリーしていたが4イニング目となる六回裏に集中打を浴び、この回の途中で投入された三番手の鍵谷陽平と合わせて1イニングで8失点。結果として2対11と大敗した。栗山監督の志に選手がついて行けてないのか、そもそも栗山監督がやろうとしていることがおかしいのか…!?


加藤の2回降板は予定通りだったのかもしれないが金子にはもっと長く投げてもらうつもりだったのだろう。
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五回表に登板した三番手の西村天裕は準備不足だったのか、それとも単に力不足なのか火に油を注ぐ結果となり、1イニングもたずにKO。この回7失点だった。

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冒頭の写真はこの回の途中でのスコアボード。この時点で四番手の吉田侑樹がマウンドに登っているがこういう展開になると、九回を終わるまでいかに勝ちパターンのリリーバーを使わずに済ませるかがポイントになる。明日も同じ対戦がある。試合を締めるにはレベルの高いリリーバーを投入する手もあるが、明日、勝ちパターンになったら投げてもらう投手に無理をさせたくないと監督は考えるだろう。


吉田侑は前日、5日に一軍登録された。ファームでは先週の日曜日、3月31日に先発して5イニング、87球を投じている。ロングリリーフにはうってつけだ。五回表の途中から八回まで3回1/3を投げた。4失点したが既に12点取られていたのだから大した問題では無い。最終回は堀瑞輝が三者凡退に抑えた。前日5日に出場選手登録された西村、吉田侑、堀の三人でビハインドの5イニングを賄った形になった。吉田侑は入団四年目。過去6度の一軍登板はいずれも先発で一軍では初めてのリリーフ登板になったがいい経験になっただろう。


ファイターズファンとしてはブルゾンをもらった以外、悪夢のような試合だった<苦笑>。だがこのブルゾン、たぶん次に着るのは来年の新入団選手歓迎式典・交流会だろう。そして、試合の終盤に敵味方関係なくほっこりするシーンがあった。


四回の守備から中村剛也に代わって三塁に入っているドラフト7位ルーキーの佐藤龍世が七回の第二打席で三塁手の前で高く弾む内野安打を放ったがこれがプロ入り初安打だった。一塁でのクロスプレーとなったが判定はセーフ。相手選手のプロ入り初安打とは知らぬ中田翔が投手にボールを返すと、一塁コーチの佐藤友亮が記念球を回収しようと頼み、ボールは中田を経由して佐藤コーチに。グラウンドボーイに渡された。この後、佐藤の手元に渡ったであろう。
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佐藤はライオンズでは成功例が多い富士大学の選手。山川穂高外崎修汰多和田真三郎に続けるか。


また、13点リードで迎えた最終回にライオンズは前日に続き廖任磊を投入。二死から王柏融と対戦し、台湾対決が実現した。
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結果は一塁ゴロで王は最後の打者となった。王は4打数2安打2打点。敗戦処理。の生観戦試合での成績は10打数8安打となって打率を.800と下げた。


“ショートスターター”にしろ“オープナー”にしろ、大リーグで奏功した例があり、注目されるトレンドになっているのだろうから、敗戦処理。もその全てを否定するつもりはない。だが何でも新しいものに飛び付けば良いとは思えない。試みるならオープン戦などでシミュレーションし、用意周到に本番である公式戦で使って欲しい。先にも書いたが今日の敗戦を含めて3勝4敗のファイターズで、3敗が“ショートスターター”を試みた試合。斎藤佑樹先発試合に関してはああするしか勝ち目がなかったのかもしれないが、加藤の二度の先発は疑問。

 


そもそも加藤は先発しても五回か六回が精一杯のイメージが強かった。だから“ショートスターター”なのかもしれないが、加藤に求められるものはより長いイニングを投げられるようになってリリーフ陣に負担をかけすぎなくすることではないのだろうか?そして今日は普通に中六日で金子を先発させていたら、ああはならなかったのではないか。


3月21日にオープン戦を生観戦した時の観戦記のタイトルに策士、策に溺れた感じの引き分け劇。そして横浜スタジアムで39年ぶりに見たもの…と付けたが、まさに今日も同じ事を感じた。斎藤先発で大敗した4日のフジテレビONE『プロ野球ニュース』で司会進行の大久保博元「日本ハムはこういうことをフロントとして主導でやりますから」と言っていた。だとしたら栗山監督はその方針に従っているだけで“犯人”は別にいることになるが…。今日はたまたまマイナス面、デメリットが前面に出ただけなのか?根本的に“ショートスターター”や“オープナー”の効用が認められないのか、それとも監督采配として“ショートスターター”や“オープナー”を使いこなせていないのか、検証が必要だろう。こんな試合はもうたくさんだ。


“こんな試合”と書いたが、13点リードされた九回裏の時点でもファイターズファンが集まる一塁側内野席はこんな感じ。
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まだまだぎっしりである。ファンとはありがたいものだ。飲み会の予約を19時に設定したからと言う説もあるが。最近のファン気質をとやかく言う向きがあるが、こういうファンが球団を、いや、プロ野球界を支えているといって過言ではないだろう。


ファイターズは投手起用の他にも、引っ張る打球が多い右打者の山川の打席では二塁手を二塁ベース後方に守らせて一、二塁間には一塁手だけになったり、逆に左打者の森の打席では遊撃手を二塁ベース後方に守らせる、かつての“王シフト”に近いシフトを取っていた。
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最後に、タイトルの“ファイターズ、被安打19、16失点の大敗よりも心配なこと。”だが、これである。
もう一度この写真を見て欲しい。
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今季から一軍投手チーフコーチに就任した木田優夫コーチのお腹。昨年までGM補佐時代にスーツ姿で球場にいるところやイベントなどで見かけたがこんな体型だったろうか?こんな試合ばかりやっていたら自ずと痩せるだろうが、そういう次元では無いような気がする。前任の吉井理人コーチと同じく、ピンチではマウンドに小走りで行く姿勢には好感を持てるが、一年間もつだろうか、心配である。

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