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2019年3月21日 (木)

策士、策に溺れた感じの引き分け劇。そして横浜スタジアムで39年ぶりに見たもの…

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ファイターズのオープン戦を新装なった横浜スタジアムで観てきた。両球団とも8日後に控える公式戦開幕日に開幕投手を務める予定の上沢直之、今永昇太が先発。ロースコアで締まった試合になった。


横浜スタジアムは来演の東京五輪で野球の会場に使用される。二年かけて外野の両翼にスタンドを増設するが、このオフにはライトスタンド後方にウィング席を増設。そのスタンドもほぼ埋まって満員御礼。30,992人が入場した。


また、この試合では10日に試合開催が予定されていたものの雨天中止になったベイスターズの前身、大洋ホエールズ発祥の地、下関市での試合で着用する予定だった当時の復刻ユニフォームを着用することでも話題となっていた。


(写真:八回裏二死走者無し。打席に筒香嘉智を迎えたファイターズの守備体系。三塁手の横尾俊建を二塁ベース後方に守らせる。この前の打席では三塁手に外野を守らせて外野四人シフトも実施。)


以前はファイターズもかつての本拠地、東京ドームでオープン戦を主催していたが近年は行わなくなり、その代わりなのか鎌ケ谷のファイターズスタジアムで行うこともある。ファイターズのオープン戦を生観戦出来る機会は限られる。今年は春分の日の祝日に横浜スタジアムでの試合が組まれたので、新装されたスタジアム見物を兼ねて生観戦に行った。


横浜スタジアムでの生観戦は2016年のオールスターゲーム以来。JR関内駅を訪れるのもその時以来だが、関内駅の階段がベイスターズ色に染まっていた。

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早めに着いたので外周を一回り。このオフに増設されたライトスタンド後方のウィング席を外から見るとこんな感じ。


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いかにも付け足した感じだ。スタンドに入って中から見るとこんな感じ。レフト側は今季終了後に新設するので現在は左右非対称。後楽園球場のジャンボスタンドみたい、と言ったら年齢がバレてしまうか<笑>!?

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冒頭にも書いたように、今日(21日)のベイスターズ対ファイターズ戦は10日に残念ながら雨天中止になった下関での試合で着用予定だった球団創立当時の復刻ユニフォームをベイスターズナインが着用する。
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試合開始前にはアレックス・ラミレス監督から下関市長と、当時の親会社大洋漁業、現マルハニチロ社長に復刻ユニフォームがプレゼントされた。選手達のサイン入りのようだ。
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そして、山口県下関市出身の歌手、山本譲二がゲストとして来場。BGMが流れて嫌な予感がしたが、何故か下関とも横浜とも関係のない『みちのくひとり旅』をグラウンドで熱唱。
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横浜スタジアムで試合前に歌手が歌うのを聞くのは個人的には六年ぶり<笑>。申し訳ないが笑ってしまった。『みちのくひとり旅』は昭和56年(1981年)の大ヒット曲。今日のメンバーで生まれていたのは實松一成田中賢介くらいか。


試合は冒頭に書いたように“開幕投手”を予定している上沢直之今永昇太が先発。


Cdsc_8658上沢は一回裏、一番の桑原将志の打席登場曲が『みちのくひとり旅』だったせいで気合いが乗らなかったのか、桑原こそ三振に仕留めたものの二番の楠本泰史に弾丸ライナーでライトスタンドに放り込まれて1点を先制されるが、この楠本以外には三塁を踏ませず、六回途中まで得点圏に走者を置いたのも一度だけという安定ぶり。8奪三振、1失点で開幕前の最終登板を終えた。


何度か拙blogで指摘しているが、ファイターズでは高校から入団する投手の成功例が少ない。野手のレギュラーは大半が高校から入った選手だが、北海道移転後のファイターズで高校から入団した投手の成功例はダルビッシュ有大谷翔平くらい。この両投手はどの球団に入団したとしても活躍が見込めた超大物。この二人以外の成功例が乏しく、強いていえば吉川光夫がいるくらい。昨年一本立ちの傾向を見せた上沢と石川直也の今季には注目している。


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今永は走者を出すものの要所を締める投球といった感じ。三回表に淺間大基王柏融の長短打で招いた一死一、三塁から中田翔に右犠飛を打たれ同点にされる。


打順が三周り目になった五回表にはそれまで2打数2安打だった王がライトスタンド中段に放り込んだ。
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敗戦処理。にとって、横浜スタジアムで王の本塁打を生で観るのは昭和55年の開幕第二戦で齊藤明雄からソロ本塁打を打ったのを観て以来だから39年ぶりになる。


上沢は六回裏の筒香の打席までマウンドに立ったが、2対1と1点リードで迎えた二死無走者で筒香という場面でファイターズは三塁手の淺間をレフトの守備位置に守らせて外野を四人で守る変形シフトを敷くが左中間にセンター前ヒットを打たれて二死一塁。右の大砲、ホセ・ロペス、ネフタリ・ソトと続く場面でスワローズから移籍の秋吉亮を投入。


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秋吉はロペスを遊ゴロに打ち取った。公式戦でも山川穂高をはじめ、右の大砲封じに期待したい。


筒香の打席では八回裏にも2対1とリードして二死無走者での打席で今度は途中から三塁に入っている横尾俊建を二塁ベース後方に入れて一、二塁間を狭めるシフトを敷く(冒頭の写真)。しかしマウンドのジャスティン・ハンコックは四球で歩かせてしまった。敗戦処理。が見落としていなければ第一、第二打席は通常の守備体系(第一打席のみ走者あり。一死一塁)で筒香は上沢の前に連続三振。シフトを敷いた第三打席と第四打席が安打と四球。何かちぐはぐな感じがした。


そもそもセ・リーグの選手相手に極端なシフトを敷く意味がどれだけあるのか?また、オープン戦という性質上、投手に求められるのはシフト通りに打たせて取ることなのか?


ハンコックは筒香への四球から二死一、三塁のピンチを招くがいつの間にかソトに代わって二塁の守備に付いていた柴田竜拓を二ゴロに打ち取った。
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昨年のマイケル・トンキンに代わるセットアッパーに期待されているハンコックだが、見た目ではストライクとボールがはっきりしている。どうなのだろうか…!? 16日にジャイアンツ球場で観たもう一人の新外国人投手、ジョニー・バーベイトともども不安を感じた。


2対1のままで迎えた九回裏には石川直で締めるのかと思いきや、浦野博司がマウンドへ。七番からの打順で二人で二死を奪ったが、ここで鍵谷陽平にスイッチ。ようやく気付いたのだが今日は石川直はベンチ入りしていなかった。
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浦野は昨年、石川直が故障したときに代役でクローザーを務めていたからこの場面での登板に違和感は無かったが何故鍵谷を出したのか?今日のベイスターズ打線で振れているのは二人しかいない感じだったがその内の一人、佐野恵太が左中間に同点本塁打。
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今日の佐野は五回に今永の代打で登場してそのまま守備に付いていたが、全てセンターから左方向の打球で3打数3安打だった。


この後、代打の戸柱恭孝も右翼線にフェンスに到達する長打コースの打球だったが右翼手の杉谷拳士が好返球で戸柱を二塁で刺し、引き分けで試合終了。
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ファイターズとしてはあと一人のところで勝利を逃したのだが、試合終了となって引き上げてくる選手はハイタッチ。オープン戦だから勝敗だけがすべてでは無いにしても、この感覚には首を捻らざるを得ない。通常の引き分け試合でも十二回裏を守り切るとこういうシーンを見るが、如何なものかという感じ。


【21日・横浜スタジアム】
F 001 010 000 =2
B 100 000 001 =2
F)上沢、秋吉、宮西、ハンコック、浦野、鍵谷-鶴岡、石川亮
B)今永、三上、パットン、笠井、國吉-伊藤光
本塁打)楠本2号ソロ(上沢・一回)、王1号ソロ(今永・五回)、佐野1号ソロ(鍵谷・九回)


2対2のロースコアながら試合時間は3時間23分。事前の気象情報で懸念された雨こそ降らなかったが、風が強く、時折寒さも感じた中での試合。ロースコアは覚悟したがファイターズは残塁が12。これが得点の割に長くかかった原因では無いか?栗山監督の筒香に対する二度の極端な守備体系はいずれも奏功せず、九回も細かい継投が裏目に出た。


そもそも石川直は何故今日いなかったのか?18日のアスレチックスとの試合で4失点してから、まだ二試合だがその後の登板が無い。レギュラーシーズンで対戦しない相手に打たれたからといって調整に変更はないだろう。ならば九回裏に最初から行って欲しかった。


タイトルはそんな試合の感想から付けた。公式戦開幕をほぼ一週間後に控えたオープン戦としてファイターズにとっては今日の試合はどうだったのか?

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