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2019年1月 2日 (水)

岡本和真、ブレークへの第一歩-【回想】敗戦処理。生観戦録-第45回 2018年(平成30年)編

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敗戦処理。が初めて日本のプロ野球を生観戦した1974年(昭和49年)から、その年の生観戦で最も印象に残った生観戦を選んで書き起こすこのコーナーも、一通り書き上げたので、年に一回、その前年の生観戦を振り返って書くスタイルになっている。今回は昨年2017(平成29)の生観戦の中から最も印象に残っている試合をあらためて振り返る。敗戦処理。が生観戦したプロ野球- my only one game of each year


1974(昭和49)に初めてプロ野球を生観戦した敗戦処理。はその後毎年、途切れることなく数試合から十数試合を生観戦しています。そこで一年単位にその年の生観戦で最も印象に残っている試合を選び出し、その試合の感想をあらためて書いていきたいと思います。年齢不詳の敗戦処理。ですが同年代の日本の野球ファンの方に「そういえば、あんな試合があったな」と懐かしんでもらえれば幸いです。


【回想】敗戦処理。生観戦録- my only one game of each year44回 2018(平成30)


(写真:八回裏にとどめの3点本塁打を放つ岡本和真。史上最年少の打率3割、30本塁打、100打点の1本目の本塁打。 2018年3月撮影)


昨年の敗戦処理。は個人的な事情で生観戦の機会を激減させた。そんな中、一年間の生観戦の試合で最も印象に残った試合を選ぶとしたら、ジャイアンツの開幕第二戦、3月31日に東京ドームで行われたジャイアンツ対タイガースの第2回戦。

前日の開幕戦、ジャイアンツは菅野智之を先発に立てて1対5で敗れた。菅野を立てての敗戦。ジャイアンツファンとしては幸先の悪い開幕に落ち込んで迎えた第2戦。先発の田口麗斗が4点を先行され苦しい展開になるも、ジャイアンツ打線が猛反撃。逆転に成功し、岡本和真がとどめの本塁打。昨年の岡本は公式戦終了の時点で22歳3か月。打率3割、30本塁打、100打点の達成者としては最年少になったのだがその1本目の本塁打を放った試合だ。

岡本はその3ラン本塁打の前に三回に反撃ののろしを上げる2点タイムリー安打も放っていて、100打点のスタートとなる5打点を記録。球団ワーストタイとなる四年連続V逸に終わったジャイアンツにとって岡本のブレークは数少ない快挙の一つであった。生観戦したときにはそこまで考える訳も無かったが、試合そのものもファンとして満喫できる展開であったし、この試合を選んだ。

開幕戦で菅野から三回までに4点、七回までに5点を奪ったタイガース打線はこの日も好調。ジャイアンツの先発、田口を攻めて一回表に糸井嘉男のソロ本塁打で先制すると、三回表にはウィリン・ロサリオ、福留孝介、大山悠輔のタイムリーで3点を追加。

菅野に次いで田口まで打たれ、ジャイアンツファンとしては焦った展開であったが、タイガースの先発、藤浪晋太郎も不安定。4点差となった直後の三回裏、開幕戦に続き「六番・一塁」で出場している岡本が二死二、三塁からセンター前に安打を放ち2点を返す。
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これが100打点到達の最初の2打点。2対4とし、試合の興味を繋げた。


余談だが岡本は開幕戦では4打数0安打。この試合の第一打席での安打が昨季の初安打だった。つまり打率3割、30本塁打、100打点全てのスタートをこの試合で飾ったと言っても過言ではない。


試合はその後、藤浪の制球難につけ込んでジャイアンツが六回裏に4対4の同点に追いつくと、七回裏には開幕時には打撃が絶好調だった小林誠司が勝ち越し打を放ち、5対4とした後に八回裏に岡本が藤川球児からとどめの3ラン本塁打。冒頭の写真の様にスイングのフォロースルーも豪快だったが、どこまで飛んだかと言うくらい大きく、打った瞬間にわかる一打だった。


敗戦処理。はこの試合をジャイアンツファンで埋まる一塁側内野席で生観戦していたが、当然、興奮のるつぼ。誰彼構わず近くのジャイアンツファンとハイタッチし、あまりの興奮のために気が付いたときには次の長野久義が打ち取られてジャイアンツの攻撃が終わっていた。敗戦処理。の周囲は誰も長野の打席を観ていなかった<苦笑>。敗戦処理。のスコアシートにも岡本の次の長野打席の欄は空欄になっている。

2018331日・東京ドーム】
T 103 000 000 =4
G 002 002 13× =8
T)藤浪、岩崎、●桑原、藤川-梅野、坂本
G)田口、谷岡、○澤村、H上原、カミネロ-小林
本塁打)糸井1号ソロ(田口・一回)、岡本1号3ラン(藤川・八回)

【打撃開眼!?】決勝打の小林誠司、二日間で4打数4安打。3月度月間MVP当確か!?-開幕戦黒星のジャイアンツが大逆転勝利
blog2018年3月31日付


ジャイアンツ打線の反発力も見事だったが、追加点を与えなかったリリーフ陣も見事だった。同点に追いついた直後の七回から勝利の方程式。七回は澤村拓一、勝ち越した後の八回には上原浩治、そして最終回はセーブが付かないながらアルキメデス・カミネロ。オープン戦の終盤に不安を露呈したスコット・マシソンを外しても盤石の継投。特に十年ぶりにジャイアンツのユニフォームを着た上原の登板時のスタンドの盛り上がりは他のリリーフ投手登場とは段違い。だが残念ながら上原はジャイアンツファンがイメージした上原では無かった。シーズンが深まるにつれて化けの皮が剥がれるでは無いが、大事な場面での投入は澤村やマシソン優先になっていった。


その後の岡本の活躍は言うまでもない。四番に定着し、高橋由伸監督の辛抱強い起用法もあってシーズン途中の不調時をも乗り越えた。


岡本は昨季から、退団した村田修一の「背番号25」を引き継いだ。そのこともあって村田と岡本をオーバーラップさせるメディアの取り上げ方が目立ったが、敗戦処理。に言わせれば村田の退団によって岡本がチャンスを活かしたというのは正確ではない。村田が守っていた三塁には二塁に回っていたケーシー・マギーが固定された。村田の退団でチャンスをつかんだのは吉川尚輝の方だ。岡本は調整が遅れた阿部慎之助を差し置いて開幕一塁を勝ち取り、そのまま不動の四番へと成長していったと見る方が妥当だろう。


岡本はジャイアンツでいえば、松井秀喜、坂本勇人に次ぐ高校卒入団の生え抜きのスター候補。今季は基本的に三塁を守るという。ただ実績はまだ昨年の一年のみ。今季以降も成績を残し続けてこそ新しいジャイアンツの顔となる。早いもので若手と見做されがちな小林が今年の6月に30歳になる。岡本と二塁を守るであろう吉川尚ないし田中俊太くらいしか他に20歳代のレギュラー候補がいない(丸佳浩も4月に30歳になる)。消化不良が三年間続いた感じの高橋前監督時代の数少ない光明の一つ、岡本の第一歩とも言える試合を生観戦出来たことは幸運だった。

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