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2018年11月27日 (火)

炭谷銀仁朗獲得と阿部慎之助復帰で巨人の捕手体制はどう変わる!?

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ライオンズからフリーエージェント権を行使していた炭谷銀仁朗がジャイアンツへの移籍を決意。26日には原辰徳監督同席のもと、入団会見が行われた。


今季こそ森友哉に正捕手の座を奪われた感があるものの、長くライオンズの司令塔を務めた炭谷はジャイアンツでは小林誠司の刺激剤にとどまらず、正捕手の座も狙える。また、近年は一塁守備についていた阿部慎之助も現役生活の集大成として来季は捕手に再チャレンジする旨を明言し、原監督からも受け入れられている。


にわかに捕手王国の様相を呈してきた感のあるジャイアンツだが、そううまくいくのだろうか?


(写真:炭谷銀仁朗の加入で正捕手の座が危うくなる小林誠司。レギュラーでないとオイシイ場面も少なくなる!? 右は始球式を務めた菜々緒。 20183月撮影)



ジャイアンツでは2001年に入団した阿部慎之助が長く正捕手を務め、原辰徳監督の前回の在任期間には原監督から「慎之助のチーム」と言われるほどの信頼感を得ていた。だが長年の金属疲労か、足腰の衰えや首痛を抱えて捕手としてのフル稼働が難しくなり、小林誠司に世代交代的にポジションを譲り、阿部は打力を活かすために一塁に回っていた。


ジャイアンツとしても小林を捕手として一本立ちさせることが急務ではあったが、小林ひとりでメインとさせるには覚束ない面もあって相川亮二を獲得するなどで脇を固めた。だが、その相川が現役を引退し、ベテランの實松一成を戦力外にして小林が捕手陣で最年長になった今季、高橋由伸監督は大城卓三との併用という形をとった。小林は2017年にはWBCで侍ジャパンの正捕手を務めるなど場数を踏んだが、ジャイアンツで不動の正捕手という地位を確立するには至っていない様だ。


四年連続V逸、五年連続日本シリーズ不出場というジャイアンツにとって危機感溢れるこのオフ、高橋前監督から原監督への交代を筆頭に様々な改革が断行される中、正捕手小林の存在にもメスが入ったか、フリーエージェントの権利を行使した炭谷銀仁朗の獲得に踏み切り、長年正捕手を務めた阿部も現役生活の集大成として捕手復帰に賭ける。
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さらにカープからFA宣言した丸佳浩にも破格の条件提示をして獲得を目指している。


補強に抜かりなしという感じだが、こと捕手に限ってみると、小林、炭谷、阿部をどう回すのか、現時点では必ずしも大きなプラスにはならないのではないかという気がする。


炭谷とは三年契約を結んだそうだ。現在31歳。この三年契約の期間だけでなく、長くチームの司令塔として期待できる年齢、そしてキャリアだ。


小林と炭谷には切磋琢磨してもらって高いレベルで正捕手争いをしてほしい。どちらかがメインになって一方が控えに回るのか、それとも先発投手によって使い分けるのか?


問題は阿部だ。捕手から一塁にコンバートされた経緯が体力的な不安を考慮してであったことを考えると、小林、炭谷の間に割って入って正捕手争いに加わるとは考えにくい。
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24日に行われた名球会ベースボールフェスティバル2018では久々に元気にマスクをかぶる姿を見たが年齢、体力的に小林、炭谷には劣るだろう。むしろ、全盛期と比べれば陰りをひそめているとはいえ、勝負強さの片鱗をまだまだ残している打撃面での貢献の方が期待できるのではないか。


今季の阿部は当初は一塁手としてレギュラーポジションを期待されていたが春先の調整遅れや、岡本和真の予想以上の急成長があって一塁手のポジションを岡本に奪われ、代打の切り札的な位置づけでスタートした。それが、アレックス・ゲレーロの予想外の不振があって岡本を外野に回して阿部が一塁手としてスターティングメンバーで出場する機会が増えた。だが悲しいかな常時出場となると、コンディションの維持が難しいのか阿部の成績も落ちてきた。


来季、故障者が無く、新外国人のクリスチャン・ビヤヌエバら期待の新戦力が額面通りの働きをすれば阿部は小林、炭谷とともに捕手陣の一角として期待されるだろう。だが捕手三人制を採用した際、三人が三人分機能するか疑わしいと敗戦処理。は危惧する。


捕手というポジションは一つ。小林、炭谷という、それぞれ正捕手レベルの捕手の一報が控えに回るもったいなさもあるがそれは仕方ないにしても、三人目の捕手は不測の事態に備えてベンチに残しておくのが一般的な戦い方だ。小林にしろ、炭谷にしろ、残念ながら現状では打力は貧打だ。劣勢の展開では打席で代打を送って反撃をしなければならないケースも出てこよう。捕手の控えがいなくなることを避けるために一人をベンチに残しておくと考えると、阿部をうかつに代打に送れないということにもなりかねないのだ。


今季も何度となく見られたが、スタメンマスの小林に代打として大城を起用し、そのまま大城にマスクをかぶらせる。そうするとあと一人の宇佐見真吾はいざという時のためにベンチに残しておかなければならず、それ故に宇佐見と大城にはともに代打要員としての適性を評価しても、二枚看板にはなり得ずどちらか一方を温存しなければならなかったのだ。


不祥事を起こす前の河野元貴や、田中貴也が第三の捕手として登録された時期があったが起用は限定された。田中貴に至っては今季の出場は1試合だけだったが、その1試合は総力戦となったドラゴンズとの延長戦での代打としての出場で、しかもその場面でサウスポーの岩瀬仁紀が投入されると、左打者の田中貴に代打の代打が起用され、打席なし、守備機会(守備)なしで今季を終えている。早くも人的補償で狙われるなどとの憶測が立っているが、仮にそうなったらジャイアンツでの公式戦出場はその1試合だけ。打席なし、守備なしだ。


阿部以外に第三の捕手を登録しておき、阿部は捕手、一塁手兼代打の切り札にするという位置づけも考えられるが、新外国人ビヤヌエバと新戦力の中島宏之を一塁手として登録すると、そうそうにはダブれない。また、投手総合コーチに就任した宮本和知があるインタビュ-で勝ちパターンの継投を二組用意したいと非現実的な構想を語っていたが、仮にそうするとなると、出場選手登録する投手の数が多くなり、必然的に野手の人数を減らさなければならなくなる。阿部以外に捕手を三人登録出来れば代打攻勢などのバリエーションが増えるが現実的には難しいと思う。


今季でも、ジャイアンツファンの中には総力戦でいざとなったら阿部にマスクをかぶってもらえば良いと考えている人が少なくない様だったが、想像して欲しい。いざという時のことを考えていたら、勝負所で代打阿部を起用出来ない。そもそも阿部が代打などで出た場合に接戦での貴重な走者になったら代走を起用される可能性が高い。阿部をいざという時の捕手と考えるのはあまり現実的でないと敗戦処理。は考える。


炭谷の加入はジャイアンツにプラスにはなるだろうが、宝の持ち腐れになる可能性も高いと敗戦処理。は危惧する。それでも良いからとにかく戦力をアップしたいというのがジャイアンツの考えなのかもしれないが。

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