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2018年11月17日 (土)

『□□(次の元号)の根本陸夫』になるのは誰だ!?

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昨日16
日に集英社文庫版『根本陸夫伝』出版記念イベント“20世紀に消えた大陸根本陸夫の地図”というトークイベントが行われた。ライオンズやホークスで、今でいうGM(ゼネラルマネージャー)に相当する役割を務めていた根本陸夫氏を振り返るトークイベントで著者の高橋安幸氏らが出演した。敗戦処理。もチケットを購入していたが、残念ながら仕事が引っかかって参加できなかった。



これまで自分が参加したイベントに関して拙blogで取り上げたことは多々あるが、参加できなかったイベントに関して書くのは初めてかもしれない。根本陸夫氏に関してはライオンズの監督時代からリアルタイムに知っているが、かつて浜田昭八氏と田坂貢二氏が著した『球界地図を変えた男・根本陸夫』(日経ビジネス人文庫)を読んでからもう十年以上経っている。
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このイベントの存在を知ってから高橋安幸氏の著書を慌てて購入して読み始めたが、残念ながらイベントに参加できなかった。参加された方がブログにあげておられた。読むとよけいに行けなかったことが悔やまれる。元ライオンズ戦士の大田卓司元選手の話も聞きたかった。サプライズゲストに根本氏本人が登場するのかと期待したが、ツイートで二年前の『根本陸夫伝』読了感を書いたあの方だったようだ。


blogにお付き合いくださる方に根本陸夫氏の功績を列記してもそれは釈迦に説法であろう。ライオンズやホークスでの存在感は役職名こそ管理部長などと平凡なものだが今でいうゼネラルマネージャー職、あるいはそれ以上のものであった。


根本氏はホークスでの現職の時に急逝された。その後のホークスの強さは親会社がダイエーからソフトバンクに変わってさらに強固なものになったが、他球団も多くがGM制を採用。GMという役職の人物を据えないにしても、監督は現場での采配などに専念させ、フロント業務はフロントの専門職に委ねる球団が大半と思われる。


そんななか、明らかに時代に逆行した動きをしつつある球団が一つある。我が愛する読売ジャイアンツだ。


ジャイアンツでも一時は、球団代表として育成選手制度導入の旗振り役を務めたり、イースタン・リーグの球団数が奇数で試合を組めない球団が出来てしまう対策としてフューチャーズを結成したり、やり手の球団代表として活躍した清武英利氏が球団史上初のGM職に自ら収まったが、例の“清武の乱”で失脚。その後の球団代表には、反清武ありきの様に後任の球団代表が代々GM職を兼務した。しかしもちろん誰にでもGM職が務まる訳はなく、結局は現場の原辰徳監督にどんどん権限が集中するようになった。それを好ましく思わない読売サイドは原監督退任後の高橋由伸監督体制になるとともに再びフロントに権限を戻した。


高橋監督をバックアップするために慶応義塾大学野球部の先輩にあたる堤辰佳球団代表にGM職を兼任させるなどしたが、老川祥一オーナーを始め親会社がどんどん介入を始め、現場をバックアップさせることが出来なかった。慌てて選手、コーチOBである鹿取義隆をGMに据えたがそれでもダメだった。


そこで実績充分の原監督の復帰となった訳だが、原監督体制を支えるフロントの体制を整えられなかったのだろう。いや、原監督に全権を委ねるしかなかったのだろう。鹿取GMばかりか、岡崎郁スカウト部長までが更迭され、後任のGMを置かず、スカウト部長には監督の大学の後輩が据えられた。GMとスカウト部長の更迭は高橋監督の退任と同時に明らかになったが、この時点で原監督の就任は決まっていたと考えれば矛盾はしない。


全権監督の誕生。この動きは明らかに球界の動きと逆行している。別に十二球団の中にひと球団だけ時代と逆行した球団があっても良いと思う。例えば、米大リーグを席巻していると言われるフライボール革命にしても最初に始めた人たちは異端と思われただろう。ジャイアンツがやろうとしていることも、ひょっとしたらさらに時代の先を行く戦略なのかもしれない。

等とはいくらジャイアンツファン歴四十年以上の敗戦処理。でも思わない。

今年日本シリーズを戦ったカープとホークス、そしてそのホークスに敗れたため日本シリーズ進出を逃したもののパ・リーグを制したライオンズ、この三球団はいずれも生前の根本氏が携わった球団だが、この三球団にはいずれもGMはいない。しかしいずれも監督を頂点とするユニフォーム組の現場と、フロントとは一線を画しており、役割分担が明確化されているという。ジャイアンツとは真逆だ。


そこで根本陸夫である。


今、原監督がやろうとしていることを在りし日の根本氏と重ね合わせると、ジャイアンツにもようやく光明が見えてくる。


根本氏はライオンズでもホークスでもまずは監督となって戦い、後任に託して自分はフロント業務に専念した。ライオンズの場合は西武になる前のクラウンライターの時代だったので長期的視野に立ったものだったのかは定かでないが、いずれにしても弱いチームを率いることでまずチームを掌握し、後任に勝つための監督を据えて自分はフロントとなってチームを支えた。そしてライオンズでも西武になるや否や、田淵幸一、山崎博之、野村克也らビッグネームを集め、ホークスでも秋山幸二、工藤公康、石毛宏典らを獲得した。いささかこじつけかもしれないが、原監督も丸佳浩、炭谷銀仁朗、中島宏之らを獲得しようとしている<>


ジャイアンツも来季すぐに結果が出るとは限らない。根本氏が監督を務めたライオンズやホークスがそうだったように。しかし数年後、原監督の次の監督の下、再びかつての様な黄金時代が到来するかもしれない。その時の監督が松井秀喜なのか、阿部慎之助なのか、それとも高橋前監督の復帰なのかはわからないが…。


そしてその時、原辰徳元監督が『□□(次の元号)の根本陸夫』と呼ばれて再評価される日が来る。


こんな妄想でも考えていないと、ジャイアンツに展望が無い…。

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コメント

イベントの際は、チケットを買って頂いたのに、お仕事ということで残念でした。また途中メッセを頂きながら、イベント中だったため短い返信になり、失礼しました。

本文読ませて頂きました。
もし原監督が、根本氏のようなことを描いていたら…それが一番わかりやすいのは、坂本がサードへ回るかどうかのような気がします。
坂本の選手寿命、将来を考えるなら、二遊間は田中、吉川、一塁が岡本というのが理想かと。
それをやるとは思えませんが(^-^;

紘野涼様、コメントをありがとうございます。

> イベントの際は、チケットを買って頂いたのに、お仕事ということで残念でした。

万難を排してと思ったのですが、残念でした。

本文に引用した、参加された方のブログを読み、盛況で楽しいイベントになったようで羨ましかったです。

> もし原監督が、根本氏のようなことを描いていたら…それが一番わかりやすいのは、坂本がサードへ回るかどうかのような気がします。

確かに選手寿命を考えればそろそろ考えてあげた方が良いのかもしれませんが、短期的に見てまずは岡本を三塁に回すのかと想像していました。

と思ったら、三塁を守る新外国人選手を獲得。

根本さんではなく、やっぱりジャイアンツの監督という感じですね。

またよろしくお願いします。

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