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2018年7月10日 (火)

逮捕された柿澤貴裕容疑者は“元巨人”なのか!?

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同僚選手の用具を盗み、中古品買取専門店に売却していた柿澤貴裕容疑者が8日に神奈川県警多摩署に逮捕されたことを受け、ジャイアンツは「元支配下選手が逮捕される事態となり、ファンの皆さまを失望させてしまったことを深くおわび申し上げます。選手に対する法令順守の指導・教育をこれまで以上に徹底してまいります」とコメントした。


このコメント、敗戦処理。には“引っかかる。”


(写真:ジャイアンツ球場に隣接する室内練習場にある選手用ロッカー。 2009年9月撮影)



柿澤容疑者は元支配下選手なのか…?


最初に報じられた7日の時点でジャイアンツは柿澤貴裕容疑者と契約を解除したとの情報が含まれていた。そりゃそうだろう。一般の企業でも従業員に窃盗の事実が明らかになれば直ちに懲戒解雇処分になっても不思議ではない。


柿澤容疑者は球団の調べに対し、同僚選手の用具を盗んだことなどを認めたという。「お前のやったことは犯罪だ。お前はクビだ!」という流れになるのは自然なことだ。


だが、いやしくも現役プロ野球選手だ。球団のそれなりの立場の人が「お前はクビだ」と言ったからといってそれでクビになる訳ではない。


今日(10)のスポーツ紙の公示欄に7日付の公示として

自由契約選手 巨人 柿澤貴裕外野手

という記載がある。


7日に自由契約選手になり、8日に逮捕されたのだからジャイアンツにとって柿澤容疑者は上記のコメントの通り“元支配下選手”ということになる。


しかし、冒頭に“引っかかる”と書いたのはこのことだ。通常、スポーツ新聞は前日の公示を漏れなく記載する。一軍と二軍の入れ替えの出場選手登録や出場選手登録抹消が主なものとなるが、他に新しい外国人選手の入団などの支配下選手登録や、逆に支配下選手登録が抹消された場合。NPBやリーグの公示が出ると、翌日にスポーツ紙は掲載するのが普通だ。実際、10日のスポーツ紙には9日付で育成選手から支配下選手登録されたジャイアンツのクリストファー・メルセデスの支配下選手登録や、9日付の一軍と二軍の入れ替えが掲載されている。7日付の公示が10日に掲載されるのは極めて不自然だ。


どこか一紙が載せたのなら、紙面の都合で後回しになったなどが考えられるが、少なくとも日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツは本日10日の紙面で掲載している。これは何を意味するのだろうか?


敗戦処理。は、日付こそ(7月)7日付の公示としているが、実際には昨日9日に手続きをしたのだろうと推測する。その理由は冒頭のジャイアンツのコメントの通り元支配下の選手の逮捕としたかったからではないか?


なるほど、ジャイアンツの方から選手契約を解除したのだから、自由契約選手として公示するのはわかる(大嶺翔太は本人から退団の申し入れがあったそうで、任意引退選手として公示されている。)。だが、シーズン中に支配下登録選手を自由契約にするにはウェイバー公示をして他球団に獲得の意思があるかを確認しなければならない。そこで七日間、どの球団からも獲得表明が無ければ自由契約選手として公示されるのである。直近ではマリーンズのフランシスコ・ペゲーロ76日付で、スワローズのジョーダン・アルメンゴ627日付で自由契約選手として公示されているが両選手ともウェイバー公示の結果他球団が獲得の意思表示をしなかったから自由契約選手として公示されたのだ。もちろんスポーツ紙には翌日に掲載された。ウェイバー公示による移籍の事例は昨年、ファイターズのルイス・メンドーサがタイガースに移籍したケースがあり、記憶に新しい。


そもそも柿澤容疑者がジャイアンツから契約解除になった原因は窃盗行為なのだから、2015年のオフに発覚した野球賭博問題で処分を受けた福田聡志らの様に失格処分に値するのではないか。


敗戦処理。の野球協約の読み方に不充分な部分があるかもしれないが、ジャイアンツは現役所属選手の逮捕という事態だけは避けたくて、立場が同じNPBと共謀して一日も早く柿澤容疑者を元選手にしたかったのだろうが、警察の動きは予想以上に速く、ジャイアンツが事実を公表した(契約を解除した)7日の翌日に逮捕されてしまったために現実には契約解除の手続きが間に合わなかったのを取り繕うべく、過去に遡って7日付の自由契約選手にしたのでは無いか?この汚点を防ぎたいという点ではジャイアンツとNPBは利害が一致する。そもそもウェイバー公示したところで逮捕される可能性のある選手に獲得の意思を示す球団は皆無だろう。他球団からも反対意見は出まい。


そしてマスメディアにも、8日の逮捕を報じる記事では“巨人から契約解除された”という苦肉の策のような書き方が見受けられる。

◆ 契約解除の元巨人・柿沢貴裕容疑者を逮捕 球場でユニホーム窃盗疑い
(サンケイスポーツ)


かくいう敗戦処理。も逮捕当日の8日夜から日付が変わる頃に柿澤貴裕容疑者、逮捕。 というエントリーを立てたが、柿澤本人をどう表記するか悩み、NPB公式サイトの公示欄を注目したがその時点では柿澤に関する公示が見当たらず、仕方なく“所属するジャイアンツから7日に契約解除を通告された柿澤貴裕容疑者が”と書いた。


ジャイアンツもNPBも“隠蔽”した訳では無い。むしろジャイアンツは早い時点で神奈川県警に相談していたという。結果的にはそれが早い時点での逮捕に繋がったのかもしれないが、冷静に考えれば、もろもろ用具類を約110点売却したということは約110点もの窃盗行為に及んだということだから逮捕も当然だろう。直接の逮捕容疑はロッカールームの防犯ビデオに映っていた窃盗行為だというが、球団の調査の時点で白状しているということだから警察の取り調べで早晩全貌が明らかになるだろう。個人的には約110点の柿澤容疑者の売却益が約100万円ということでジャイアンツの有名選手の使用グッズが1点につき1万円にならないというのもショックだが…。一般的な正規の古物商の仕入れ値は売値の30%~40という。それで割り還しても…。


閑話休題。こういうことを推測で書いてはいけないのかもしれないが、野球賭博の件の様な失格選手にするには手続きを要するので利害の一致するNPBを巻き込んで最短で自由契約選手にして逮捕になっても元選手の不祥事という形にして現役選手の逮捕という汚点を避けようとしたにもかかわらず、思いの外、警察の動きが速かったので過去に遡って逮捕前日付で自由契約選手として公示した。そんなところではないか?そしてそれに忖度したマスメディアが“契約解除された…”野球協約上の手続きに無い表現でお茶を濁したという茶番。


比較で挙げた野球賭博問題では後から発覚した高木京介のみが一年間と期限付きの失格選手となり、そしてその通り処分が空けたらジャイアンツと再契約した。もうファンの記憶も曖昧になっているかもしれないが、高木は別に自首した訳では無い。松本竜也が『週刊文春』の取材でバラしてしまったから発覚したのであり、慌てたNPBがこれ以上発覚したらマズいと考えて高木の処分を軽くして他にもいたら名乗り出て欲しいとしただけの話だ。
公式には賭博行為の程度が違うということになっている。)


柿澤容疑者は失格選手でも出場停止処分でも無い。自由契約になっただけだ。例えばの話だが盗難の被害に遭ったジャイアンツの選手達が被害届を出さず、また減刑を求めて不起訴にでもなったら自由契約選手なのだから来季以降、どの球団とも自由に入団交渉が出来るのだろう。


敗戦処理。は法律に疎い身なのでこの仮説に現実味があるのかはわからないが、ジャイアンツとNPBがメンツにこだわって拙速に自由契約選手にしたのであれば後々に不名誉なことに繋がらないことを祈るばかりだ。

 

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