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2018年7月20日 (金)

“文春野球”への違和感

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blogにお付き合い下さる方にはご存知の方も多いだろうが、“文春野球”というネット上のコラムがある。ベイスターズファンで関連著書も多いライターの村瀬秀信氏がコミッショナーを務め、十二球団それぞれを担当する書き手がそれぞれの球団や選手に因んだコラムを発表し、読んだ人は「面白い!」と思ったらHITボタンを押し、その押された回数の多さでペナントレースを競うというもの。各球団それぞれにライター、ブロガー、コラムニスト、元選手の親戚、球団広報らが寄稿している。


昨年からスタートし、敗戦処理。も楽しく拝読させていただいている。目を通すのはどうしても贔屓の両チームのコラム主体になるが、こうした企画に出会いでもしない限り贔屓チーム以外に関するコラムを見る機会をなかなか得られない。企画そのものに感謝しているが、いかんせん最近違和感を覚えている。好みの問題なのかもしれないが…。



文春野球”とは


既に昨年の時点で、敗戦処理。のひいきチームのファンを含むいくつかのチームのファンのツイートで気付いたのだが、一つ一つのコラムの内容の如何を問わず、贔屓チームのコラムにはHITボタンを押すという人が散見されるのだ。ボタンを押した回数(人数)の多さで順位が決まるからだという。そういう人は全体の中から見ればほんの一部だとは思うが、それではただの人気投票じゃないかと感じ、それ以降しばらくは敗戦処理。もボタンを押すのを控えた。


言われてみれば敗戦処理。も確かに書き手の中に自分が好んでその人の作品(文章)を読んだりしている人もいるし、ツイッターでフォローしていればタイムラインでその人のコラムが書かれたことがわかるから、その人のコラムを読む。だが少なくとも敗戦処理。は好みの書き手の人が書いたからといって条件反射的にボタンを押したりはしない。むしろ逆に普段からその人が書くものに触れているからボタンを押す基準が厳しくなっているかもしれない。


文春野球を読む面白さは個人的にはボタンを押すか否かではなく、あくまで多士済々な書き手がその人独自の目線で書く文章に触れることで、ある時は目からうろこ状態になったり、ある時は「そうだよ、その通りだよ」と膝を打ったりする感動に触れたりすることだと思っている。ただ作り手としては、それだけだと読者の反応がわかりにくいから、ボタンのHIT数という尺度を設定しているのかもしれない。


しかし、今季は(いや、敗戦処理。が知らないだけで昨年から導入されているのかもしれないが)対戦形式となって実際のチームの対戦に合わせて両球団の書き手が同時にコラムを発表し、ボタンを押される回数の多さを競う形が取られている。敗戦処理。が贔屓にしているファイターズでも例えば“今週は○○(球団名)と対戦。相手の書き手の名も書かれてHITボタンで応援よろしくお願いします!”的に告知されてくる。そしてタイムラインにはファイターズのコラム(基本的にはえのきどいちろう氏が担当だが時折代打と称して別の人が書いている。)の感想が公式RTされて流れてくる。


先ほどただの人気投票と書いたが、対戦形式となるとさらに気になることがある。これはファイターズのコラムにHITボタンを押している人を批判している訳ではなく、どの球団にも当てはまることだと思うのだが(というほどどの球団も満遍なく読んでいる訳では無いのだが)、対戦形式である以上、本来は読者としては対戦する両チームのコラムを読み比べ、そのうえでHITボタンを押すべきものなのではないか?


上述した、贔屓チームのコラムには何でもHITボタンを押すような人を別にして、内容次第でHITボタンを押すという人でも対戦相手のコラムともども読んでみて、そのうえで贔屓チームのコラムを良いと思ったらHITボタンを押す。それで初めて対戦形式の意義が反映された対戦結果が出るのではないかと思うのだ。


対戦形式である場合に、贔屓チームのコラムだけを読んで、このコラムは良かったと判断してHITボタンを押すということは、野球の試合に例えれば、今日は贔屓チームの打線が爆発し、10点取った。だからよかったと喜ぶようなものだ。当たり前だが野球の勝敗は何点取ったら勝ちというものではない。10点取っても11点以上取られたら負けだ。何点取るかではなく、1点でもいいから相手より多く得点することが勝つことにつながるのだ。文春野球の対戦でいえば対戦相手のコラムより出来が良いかどうかだろう。


冒頭に引用した村瀬秀信コミッショナーが2017年のスタート時に書いた【開幕宣言】「文春野球コラム ペナントレース2017」開幕しました!によると、


読者の皆様は、贔屓球団や書き手個人の応援をするもよし。明日の野球コラム界のために球団の枠を越えて「本当に面白い」と思うコラムだけにHITを押すもよし。


とのことなので、単純に贔屓球団だからという理由でHITを押すのもありなのだろうが…。


HITボタン稼ぎのためとは思いたくないが、ヨイショ系のコラムが多く見受けられるのも気になるが、これは好みの問題だから敢えて問うことはしない。と言いたいところだが、いささか拍車がかかり過ぎている気がする。書き手の中にはいわゆる“中の人”の力作もあり、“中の人”ならでは知り得る話をコラムで披露してHIT数を稼いでいるのではと思いたくなるものもあるが、“中の人”には各自の持ち場でそういうエピソードを披露して欲しい。そもそも約800人もいるプロ野球選手一人一人に調べれば感動もののエピソードの一つや二つ出てくるだろう。なかにはどんなに頼んでも自分の努力などを一切語らない選手もいるというが…。


その意味ではファイターズに関して上述したように代打が頻繁に出てくる。時には「この人誰?」という人も出てくるが、個人的には誰が書いたかはあまり意識しない。何を書いたかが重要だからだ。


敗戦処理。のツイッターでのかなり以前からのフォロワーさんで、時に敗戦処理。の暴走気味のツイートをたしなめて下さる方がえのきどいちろうさんの指名で代打としてコラムを書いているが、さすがだなと感じる。ただ、えのきどさんのスタッフによる、その方と対戦相手の方のHIT数を比較したツイートを見ると、ちょっと冷めた気分になってしまうのも事実。


文春野球”というこの企画自体は斬新で面白いと感じるが、なまじ対戦形式を取り入れたばかりに、本来のこの企画の良さとは離れた部分で優劣が論じられてしまうような気がする。それは、敗戦処理。に言わせれば読み手の意識の問題なのだが、読み手一人一人に受け取り方に違いがあって当然であり、なおかつ村瀬コミッショナーもそれを公認しているのだから、敗戦処理。の考え方は野暮なだけかもしれないが…。



だが個人的にはHITボタンを押してもらった数を競うという形式自体に無理があるのかもしれないと感じざるを得ない。スタッフなどが公式RTして敗戦処理。のタイムラインに流れてくる各コラムの読後感は基本的にネガティブなものは公式RTされないということも考えられるし、ましてや相手球団のコラムにまで言及しているツイートがあったにしても、それを公式RTして拡散することはためらわれるのかもしれない。


企画自体は素晴らしいし、皆さんが書くコラムも力作ばかりだが、それだけにいささか引っかかるのである。


大した文章も書けない奴が何を偉そうにと思われるだろうが、試合で送りバントを失敗した選手をヤジったり、批判するファンの中に時速140km近くで向かってくる投球をきちんとバントできるファンはまずいないだろう。文春野球のファン(読者)としてスタンドからヤジっているようなものだ。もちろんヤジにも巧拙はある。気分を害した関係者の方もいらっしゃるだろうが、一ファン(一読者)としての率直な思いを書かせていただいた。。

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