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2018年7月19日 (木)

歴代3位の若さで通算1500試合出場を達成した坂本勇人。二つの記録への挑戦-登録抹消になったけど。

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ジャイアンツの坂本勇人
16日の対タイガース戦に出場して通算1500試合出場を達成した。プロ野球史上191人目の記録だが、297か月という若さでの達成は2810か月で達成した榎本喜八さん、294か月で達成した豊田泰光さんに次ぐ3位の年少記録。20歳代での達成は他に土井正博がいるだけで、4人しかいない。


皮肉にも節目の試合で左脇腹を痛め、翌17日に三年ぶりとなる出場選手登録の抹消となってしまったが、入団二年目の2008年からジャイアンツでレギュラーの遊撃手として大きな故障に泣かされることなく頑張ってきた積み重ねでの勲章だ。


坂本勇が若くして出場記録を達成しただけに、敗戦処理。は今後の坂本勇に二つの記録の可能性を夢見ている。



坂本勇人は通算
1500試合の出場で1666安打を放っている(718日現在。以下同じ)297か月という若さを考えると、残り334安打で達成出来る通算2000本安打は当然射程圏内にある。


坂本勇は昨年までの直近の五年間で
753安打を放っていて、一年平均で150.6安打のペースである。このペースを、今年を含め10年続けると通算安打数が3000本台に達する。その時坂本勇は39歳になる。それまで大きな故障をせずにNPBでプレーしていれば(その間に他に達成する選手が出ない限り)張本勲に次ぐNPBでは二人目の通算3000本安打達成となる。そしてその翌年には通算安打数で3085安打の張本を抜いてNPB最多となる。その時TBSテレビでは『サンデーモーニング』二代目司会者の恵俊彰に促され、88歳になる張本に「あっぱれ」をおくられるのか?興味津々である。


現役時代の張本の安打製造機ぶりを記憶しているファンには安打数で張本が坂本勇に抜かれるというのはイメージしづらいと思うが、張本の現役時代は年間の公式戦が130試合。今は1割増の年間143試合だ。積み重なれば坂本勇が張本を抜く可能性があると敗戦処理。は考える。


ただ、現在左脇腹痛で登録を抹消されているように、今後坂本勇にも大小様々な故障が襲ってくることは考えられる。坂本勇は光星学院高を卒業してジャイアンツに入団し、冒頭に書いたように入団二年目から遊撃手としてレギュラーポジションを獲得して不動のものとしている。今回歴代3位という若さで通算1500試合出場を記録したのもそれが大きな理由だが、この間、登録を抹消されたのが今回で二回目という、いわゆる無事是名馬ぶりを発揮してきた。



入団一年目こそ4試合の出場にとどまったが二年目以降昨年までの十年間でチームの公式戦1437試合の内、1414試合に出場している。これはチーム試合数の98.3%に出場していることになる。このペースが続けばという前提だが、現役生活中に通算3000本安打や張本勲超えが可能になるのだ。


そんな坂本勇にとって記録挑戦の前に立ちはだかるのが二つ考えられる。


その一つ目は大リーグ挑戦。

既に海外FA権を取得している坂本勇だが今のところメジャーに挑戦という噂は出ていない。敗戦処理。はジャイアンツファンだから、もちろんジャイアンツでの達成を希望するが日本プロ野球界での記録を達成するためには日本のプロ野球界にいなければならない。


二つ目は故障などによる長期離脱。

坂本勇のポジションは内野守備の中でも最も肉体的負荷が大きいと言われる遊撃手だ。十年間レギュラーを張っていて登録抹消が二回だけというのは何とも頼もしいが、これから年齢を経るごとに故障のリスクは高まるだろう。


本当はこれにもう一つ、先の、チームメイトである篠原慎平、河野元貴のSNS不適切動画事件のその場に坂本勇も直前まで同席していたとされるが、時折こういう悪い話が聞かれること。侍ジャパンの一員としての台湾遠征でも羽目を外して物議を醸した。命取りにならなければいいがと思う。


さて、“敗戦処理。は今後の坂本勇に二つの記録の可能性を夢見ている。”と書いたが、もう一つの記録は遊撃手としての出場記録だ。


遊撃手というポジションは内野守備の中でも最も肉体的負荷が大きいポジションといって差し支えないと思われるが、NPBの歴代の遊撃手の出場記録を見ると、選手の肉体への負荷がより重いと思われる人工芝の球場が普及してからの方が、遊撃手の寿命が延びているのだ。


長らく、NPBの遊撃手としての最多出場記録を持っていたのは元タイガースの吉田義男さんで1730試合。吉田さんの現役時代にはまだ人工芝の球場は日本には存在していなかった。因みにこの当時、各ポジションの最多出場選手を比べると、遊撃手の最多出場である1730試合という数字は他のポジションに比べて明らかに少ない。


それが人工芝全盛の時代になってからの遊撃手が吉田さんの記録を抜いていく。今では遊撃手の最多出場記録は元横浜、広島の石井琢朗1767試合。他に鳥谷敬1745試合と吉田さんを抜いている。石井が長年遊撃手を務めていた横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムは人工芝の球場だ。


坂本勇は1500試合出場の内、遊撃手として1478試合に出場している。吉田さんの記録まで252試合だ。これは再来年には更新できそうだ。


上述の通算安打記録に挑戦するためにはどこかのタイミングで遊撃手より負荷の軽いポジションにコンバートした方が無難だと思われるが、この遊撃手としての通算出場記録を更新してからでも遅くはあるまい。


今回の左脇腹痛は肉離れだとの報道を目にした。坂本勇自身初めての体験だけに慎重な姿勢のようだ。記録以前の問題として、ファンは坂本勇の元気なプレーを見たいもの。坂本勇にはこの二つの記録を励みにして、記録にも記憶にも残る名遊撃手としての道を歩んで欲しい。

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