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2018年5月26日 (土)

山口鉄也、復活への道険し…!?

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先週はジャイアンツの三軍戦を観たが、今日
(26)は二軍戦をジャイアンツ球場で観てきた。対ゴールデンイーグルス戦ということで、もはやおなじみとなったゴールデンイーグルスの攻撃時に延々と応援歌を歌い続けるゴールデンイーグルスファンの歌声が響く中、ジャイアンツは一軍経験豊富な投手が失点を重ねて残念な敗北を喫した。


(写真:左対左となる枡田慎太郎にライトオーバーのツーランを打たれ、呆然とライトスタンドに視線を送る山口鉄也。後方は二、三塁間を走る枡田。)



昨年くらいからゴールデンイーグルスとの対戦を観に行くと、ゴールデンイーグルスの攻撃中には延々と応援歌を歌い続けるひとりのお兄さんを見かける。敗戦処理。は土日の観戦が多いが、カード最終戦だと試合後にはエールの交歓までやっている。ファイターズスタジアムでも見かけたからイースタンの各球場に出向いているのかもしれない。4月には広尾晃さんのブログ『野球の記録で話したい』でも取り上げられている。ファームの選手には独自の応援歌が無いから一軍選手のテーマの替え歌を使うこともあるようで、このところ一軍でプチブレーク状態の内田靖人の打席ではゼウス・ウィーラーのテーマ曲で「♪うちだ~」と歌っていたが、今日
(26)岩見雅紀の打席にウィーラーのテーマを流用して「♪いわみ~」と歌っていた。


岩見は慶應義塾大学時代に東京六大学野球では歴代3位となる通算21本塁打を放った長打力を見込まれて昨秋のドラフト会議でゴールデンイーグルスから2位指名されたルーキー。今月18日に待望の一軍入りを果たしたが、スターティングメンバーでの出場3試合を含む5試合で9打数0安打6三振。24日に登録抹消された。試合前の打撃練習の時間には池山隆寛二軍監督からけっこう長い時間、直接指導を受けていた。
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外国人の長距離砲が三人揃ってラインアップに並んだ時のゴールデンイーグルス打線は脅威だが、その先を見込んで和製大砲候補の育成という観点で岩見を獲得したのだろう。


そんな打撃練習の最中にヒヤリとするシーンがあった。グラウンドではゴールデンイーグルスの打撃練習が行われている中、二塁手の守備位置あたりに守らせた選手に酒井忠晴コーチが一塁ベンチ前のファウルエリアからフライを打って守備練習をしていた。
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マリーンズ他で守りの職人として活躍した酒井が現在ゴールデンイーグルスで二軍内野守備走塁コーチを務めているのだが、酒井コーチが打ち損なった飛球が一塁側のスタンドに飛び込んだのだ。酒井コーチが「危ないですよ-!」と大声を出して女性客が立ち上がって逃げたので事なきを得たが、試合中と違って観客がグラウンドに集中しているとは限らない時間帯だけにまだ五分くらいの入り具合のスタンドに緊張が走った。酒井コーチは丁重に何度も「本当にすみません」と平謝りし、その後はフライを打つのは控え、ゴロのノックに切り替えていた。


もう十年以上前だろうか、ジャイアンツ球場でのスワローズ戦の試合前に佐藤真一というスワローズのコーチが同じような状況で二球続けてスタンドにノックの打球を打ち込んだ。その時の佐藤コーチはろくに打球の方向も見ず、選手に冷やかされて舌を出して苦笑いしていた。これに腹を立てた、打球が飛び込んだ位置の近くのファンが「下手くそ。どこに打球飛ばしてるんだ
!?」と大声を出すと、何故かスワローズファンの女性ファンが反論。「ファウルボールが怖かったら球場に来るなよ」と言ったため売り言葉に買い言葉状態になってしまった。


この女性ファンが言うように試合中のファウルボールなら、投手が打たせまいと投げる投球を打者が打ち返した結果だから、意図しない方向に飛ぶこともあるだろう。しかし今日の酒井コーチといい、その時の佐藤コーチといい、練習中のノックだ。その打球をスタンドに打ち込んでしまうのはノックがヘタなだけだ。気になるのはこの場合でも観客が負傷しても球団や主催者は責めを負わないのだろうか?という点。佐藤コーチの時にはノックの打球がちびっ子ファンの近くに落下したこともあり、係員に詰め寄っていた人もいたし、佐藤コーチを庇った女性ファンもジャイアンツファンからかなり口撃されていた。


ちびっ子ファンがあわやという状況になっても贔屓チームのコーチを庇うというかなり贔屓の引き倒しが強いファンだが、そもそもノックの打球がスタンドに飛び込むようでは練習にならずスワローズにとってもマイナスなのだがそんなことまで頭が回らないのだろう。


話がだいぶ脱線してしまった<苦笑>


その岩見と同様に昨秋のドラフト会議でゴールデンイーグルスに指名された田中耀飛(登録名 耀飛)に敗戦処理。は注目しているのだが、残念ながらまだイースタン・リーグの試合にすら出ていない。先週ジャイアンツの三軍とベースボールファーストリーグ選抜の交流試合を敗戦処理。は見たが、昨年7月に生観戦した同カードでジャイアンツの投手相手に豪快なスイングから二打席連続本塁打を放った田中耀飛(当時の所属は兵庫ブルーサンダース)に一目惚れしたからだ。日本人離れした大きなフルスイングから放たれる豪快な一発。さらにレベルの高いリーグで揉まれたらどうなるのだろうかと昨秋のドラフト会議でどの球団がどの順位で指名するか注目したのだ。因みにBFLから初めてNPBのドラフト会議で支配下の選手として指名を受けた選手ということで田中の背番号77は兵庫では永久欠番になっているという。


ゴールデンイーグルスの公式ホームページで“ファーム”のコーナーをクリックして試合日程を見ると、イースタン・リーグの試合とは別に独立リーグのチーム等と試合が組まれていることがある。ジャイアンツやホークスのように明確に三軍という区分けはしていないが、育成選手らが主体になる練習試合が現状の耀飛の出番のようだ。早くイースタンで観たいものだ(もちろん一軍でも観たい)。


岩見が一軍で通じずに一週間で二軍に舞い戻り、耀飛はその二軍本体でも出られない。先週19日の生観戦記でもBFLのレベルを疑問視したが、それだけ日本の野球の頂点としてNPBは高い位置にいるということだろう。


今日のジャイアンツ球場はGII全力応援デー!』と銘打って野球振興をテーマにしているとかいう女性アイドルユニット“プレイボールズ ”が応援に駆けつけ、チームヴィーナスと一緒にダンスを踊った他、メンバーの奥愛梨が始球式を行った。
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マウンドよりかなり前方から投球していた。子どもなのかと思ったらもう二十歳だそうだ。だったらマウンドから投げろよ。菜々緒様みたいに。
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「ファイターズスタジアムかよ
!?
とツッコミを入れたくなるような演出だ<>。調べると、ユニットとしては2015年から活動しており、この奥愛梨もソフトボール経験者だが外野の守備の最中に居眠りをしてしまって以後試合に出られなくなったという。「喝!」だ。またWikipediaによると“ライブを「試合」、単独ライブを「主催試合」、合同ライブを「交流戦」、交流戦で共演する他のアイドルグループを「対戦相手」と呼ぶ。主催試合でファンがアンコールを要請する際は「延長戦!延長戦!」とコールする。”だそうだ。こういうキャラ設定をしているということは、ファンは二回までしかリクエストが出来ないのだろうか<>


しかし侮ってはいけない。彼女達目当てと思われるファンもスタンドに来ており、個々のメンバーに声援がけっこう飛んでいた。
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写真の一番奥に映っていて手を振っている子は黒木美帆。名字が黒木だからか背番号が54でニックネームは“ジョニー”だそうだ。


というか、GII全力応援デー!』って、普段は全力で応援していないということなの!?


ジャイアンツの先発は大竹寛で、ゴールデンイーグルスの先発は安樂智大。岩見は「六番・左翼」でスタメン。耀飛は…試合前の練習から背番号50を探したが遠征に来ていない模様。


次節から交流戦が始まる。ジャイアンツは六連戦が三週続くので先発投手が六人必要になる。このところ週に五試合の週が続いていたから、六人目の先発投手をファームから上げることになる。当初内海哲也が有力視されていたが、体調不良で出遅れていた昨秋のドラフト1位、鍬原拓也を抜擢すると今日の日刊スポーツが報じている。大竹は開幕から六試合目の対ドラゴンズ戦に先発して松坂大輔に投げ勝って勝利投手になったが、それっきり一軍からはお呼びがかからない。六人目と考えると鍬原や内海に劣ると考えられているのかもしれないが、菅野智之以外の先発投手は盤石とは思えない。不本意かもしれないがファームで好投を続けるしか無いだろう。


先制したのはジャイアンツ。初回から安樂を攻め、一番の松原聖弥が左中間を割る二塁打で出ると、二番の北村拓己がバントで送って一死三塁。ファームに落ちてからは三番での出場が続く田中俊太も左中間を破る二塁打で1点を先制した。
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ジャイアンツの先発、大竹は打順一回り、三回までは9つのアウトを、7つまでをゴロアウトと大竹らしさを見せていたが四回に突如崩れる。


先頭から二人続けて打ち取ったものの珍しくフライアウトが続いたと思ったら二死走者無しから三者連続で四球。二死満塁から、本職の捕手で無くライトを守っている伊志嶺忠がレフト前に運び、二者生還でゴールデンイーグルスに12と逆転されてしまう。
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しかしジャイアンツもすぐに反撃。その裏、一死から四番の和田恋がライトオーバーの同点本塁打を放つと、続く石川慎吾も豪快にレフトオーバーの本塁打。
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二者連続本塁打であっという間に3対
2と逆転。


しかし大竹がこのリードを保てない。続く五回表、先頭の西巻賢二に二遊間を破られると、一死から二番の山﨑剛に鮮やかに右中間を破られる三塁打で3対3の同点。
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この二人、西巻が遊撃手で山﨑が二塁手。はつらつとした守備を見せていたが二人ともルーキー。ルーキーコンビに同点にされた。


そして続く、三塁を守っている山下斐紹がすくい上げるようなフォームでライトオーバーの勝ち越しツーラン。
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フルネームで書いたからおわかりいただけたと思うが昨年までホークスにいた斐紹だ。ホークスは甲斐拓也が正捕手として一本立ちしたからか昨オフにゴールデンイーグルスとの間で斐紹と西田哲朗の交換トレードを実施した。その後鶴岡慎也のFA移籍、ベテラン捕手の髙谷裕亮の故障離脱などで今季深刻な捕手不足になって慌ててファイターズから市川友也を金銭トレードで獲得したが、その斐紹が移籍先で内野守備に挑戦しているとは…。


3対5となって大竹は五回限りで降板。残念な結果になった。


六回からジャイアンツは二番手に篠原慎平が登板。
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敗戦処理。の後方に座っていた三人組の男性ファンのひとりが「あ、このピッチャーよく観ておいた方がいいよ。交流戦になったら一軍で先発するから」と言い出した。二十歳代の男性三人組だと思うが、一人がやたらに知ったかぶって間違いを連発するのだ。敗戦処理。の横に座っていた女性ファン達も苦笑しているのがわかった。他にも
「この伊志嶺って選手応援してるんだ。ロッテの伊志嶺の弟でね…」
「和田恋か…。でも一塁手要らないね、今。一塁の選手がいくら打っても今は要らない」
久保裕也が登板した時、お友達が「久保って、ウチから戦力外で楽天に行った久保?」と尋ねると、選手名鑑を見たのか「ウチからDeNAに行ってそれから楽天だから違くない?」と珍回答。三人ともレプリカユニを着ていたから昨日今日ファンになった訳ではないだろうに、このレベル。それでいて一軍監督の高橋由伸監督の采配批判をしているのだから、ジャイアンツの監督って大変な職業だと思う…<>


篠原は2イニングを無失点に抑え、その間に石川が二打席連続本塁打を放ち4対51点差に迫り、八回表に山口鉄也が登板。
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八分程度埋まった感じの一塁側スタンドを中心に大歓声が起きる。ゴールデンイーグルスは岩見と西巻以外のスタメンが軒並み左打者だったが山口鉄は左対左となる山下に逆らわずにレフト前に運ばれると、続くやはり左対左となる四番の枡田慎太郎には豪快に引っ張られてライトオーバーの2ラン。
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何か見てはいけないものを観てしまった感じだった。かつては9年連続
60試合以上登板という前代未聞のタフネスぶりを見せたサウスポーも今季は上半身コンディション不良で三軍での調整期間が長く、今月17日にようやくイースタン初登板。今日で三試合目、初失点とはいえ観ていてのショックは大きかった。


ャイアンツ打線は4対5で迎えた七回裏には久保裕也から連打で無死一、二塁。バントで一死二、三塁と逆転の好機を迎えたが松原と北村が凡退で無得点。
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4対
7とされた八回裏には福山博之から先頭の田中俊から左中間二塁打を放ち無死二塁とするも後が続かず無得点と、一軍経験豊富なゴールデンイーグルスのリリーフ陣を攻めるも一押しが足りなかった。


前にも書いたがジャイアンツ球場のジャイアンツファンは相手球団に関心が薄い人が多いようで、特にパ・リーグのチーム相手だと一軍レベルの選手が出てきても反応が薄いが、今日も福山登板より久保登板にリアクションが大きかった…。


26日・ジャイアンツ球場】
モ 000 230 020 =7
G 100 201 000 =4
モ)○安樂、久保、福山、S釜田-堀内
)●大竹、篠原、山口鉄、大江-岸田
本塁打)和田恋6号ソロ(安樂・四回)、石川3(安樂・四回)=二者連続。山下1号2ラン(大竹・五回)、石川4号(安樂・六回)=二打席連続。枡田5号2ラン(山口鉄・八回)
入場者数)943人 ※八回表終了時発表。


昨年は一軍で99試合に出場して5本塁打、20打点、打率.242と移籍一年目ながらキャリアハイだった石川だが、2月のキャンプからずっと二軍暮らしが続いている。その二軍でも格の違いを見せつけるどころか、ダイナマイトから線香花火になったような元気の無さを見せている。しかしこの二日間で3本塁打と、ようやく昇り調子の兆しを見せている。今日のゴールデンイーグルス戦でも女性ファンの人気はナンバーワン。彼女たちに言わせると、最近では石川からはなかなかサインも書いてもらえないらしい。ファイターズ時代には何回も…。


一軍は陽岱鋼が復帰したというもののまだまだ右打ちの打者の層が薄い。相手先発が左投手で、スタメンに長野久義と陽を入れると、右打ちの控え選手が中井大介吉川大幾だけになる。先発の左投手をKOして右投手を引っ張り出せば左の代打を続々と送り込めるが、左の先発投手に長く投げられると、あるいはリリーフまで左投手だと、左投手相手に左打者を代打に送るしか無い。石川か和田を一軍に送り込みたいところだが、首脳陣がどう判断するか…。簡単には克服出来ない課題だということは拙blog4月14日付1点負けている七回裏に四番打者に代走…いびつなのはリリーフ投手だけじゃない!?ジャイアンツの構造的問題点 を参照されたい。


ゴールデンイーグルスのファンから“山口メンバーじゃない方の山口”と言われていた山口鉄也も然り。ジャイアンツの一軍は開幕から左のリリーフ投手がいないも同然。開幕時には高木京介がいて、その後中川皓太と入れ替わり、現在は池田駿。池田は今季初登板となった23日の対カープ戦で3イニング無失点と好投したが、今のジャイアンツに必要なのはリードした展開で投入出来るサウスポー。まさしく数年前までの山口鉄の役割。今のままなら澤村拓一、スコット・マシソン、宮國椋丞はシーズン終盤までに潰れかねない。右、右、右と続けるより左投手を挟めれば違うだろうし…。


ピンチを迎えながらも凌いでマウンドを降りるゴールデンイーグルスの一軍経験豊富なリリーバー達には三塁側のゴールデンイーグルスファンから温かい声援がかけられていたが、枡田に手痛い一発を喫した山口鉄には「どんまい」という声しかかけられない。ただ、こうなったのも長年、山口鉄に頼り切って、第二の山口鉄を育てられないチームに問題があるのであって、山口鉄を責めることは出来まい。


ファイターズファンでもある敗戦処理。には宮西尚生が心配になってくるが、さし当たって山口鉄には時間をかけてでも再生してくれるのを待つしか無いだろう。ジャイアンツは待ってくれると信じたい。


日のエントリーは観戦記ながら試合のことを書くまでにいろいろと長く書いてしまった。にもかかわらず、最後までお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

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