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2018年3月 5日 (月)

「HEAD NORTH」-荒木大輔ファーム監督にファイターズのファームの投手を鍛えなおして欲しい。

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何の標語かと思ったらファイターズのファーム独自のスローガンだという。今季からファイターズの二軍監督に就任した荒木大輔新ファーム監督の発案だという。


ファイターズのファームは4日に今季初の教育リーグでの実戦をスタートした。荒木新監督の初陣だ。その結果はさておき<苦笑>、荒木新監督には投手出身の監督としてぜひともこのチームを変えて欲しいと敗戦処理。は願っている。


「HEAD NORTH(北を目指せ!)~夢の舞台へ~」



荒木大輔
新監督の初陣となった4日のファイターズスタジアムでのジャイアンツ戦で何が起きたのか、このblogを書いている5日午後11:00の時点で球団公式HPのファームのコーナーではすっとぼけている様だが気になる方は相手のジャイアンツの球団公式HPのファームのコーナーを参照していただきたい<苦笑>



「HEAD NORTH(北を目指せ!)~夢の舞台へ~」


ファーム限定のチームスローガンを作成したのは初めてだそうだ。球団公式サイトによると「強い気持ちで鎌スタから北海道を目指して欲しい」という願いを込めて荒木大輔新ファーム監督の発案で作られたという。2011年にイースタン・リーグで優勝したのを最後に以後6年連続で負け越し。にもかかわらず値上げの連続で頭にきたファンの気持ちを代弁してHEAD(頭)とNORTH(北)で“頭にきた”という意味ではないらしい。



ところでファイターズのファーム監督に投手出身者がなるのは1977年と1978年にファーム監督を務めた福田昌久さん以来。ただこの福田さんも後に転向した野手としての腕を買われて引退後にコーチや監督を歴任した人物。敗戦処理。もジャイアンツの打撃コーチという印象を持っている。本格的な投手出身のファーム監督というと、前身の日拓ホームフライヤーズ時代の1973年(昭和48年)とその前年の東映フライヤーズ最終年の1972年に二軍監督を務めた土橋正幸さん以来。つまり実質的には日本ハムになってからは初めての投手出身のファーム監督ということになる。


また荒木新監督は今回初めてファイターズのユニフォームを着るが、一軍と違って、ファイターズの在籍歴の無かった人物がファーム監督になるのはこれまた福田昌久さん以来。いわゆる外様としては現バファローズ監督の福良淳一監督や現ホークスの水上善雄コーチがファイターズのファーム監督に就任したが、いずれも二軍のコーチを経ての監督就任。
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一軍では現在の栗山英樹監督をはじめ、梨田昌孝前監督、その前のトレイ・ヒルマン元監督と三代続けてそれまでファイターズとは縁もゆかりもなかった人が監督を務めているがファームでは荒木新監督は例外的存在と言えるのだ。そう考えると、球団としても思うところがあって最近の傾向にはない人選で荒木新監督を招聘したのだろう。



そんな荒木新ファーム監督に期待するのはいろいろあるが、敗戦処理。としては投手出身だけに投手陣をあらためて鍛えなおして欲しいということがある。


昨年のファイターズのファームの試合を観ていると、リリーフ投手が連投することがほとんど無い。ここで断っておくが敗戦処理。が書く連投は○試合連続登板では必ずしもない。○日間連続登板だと理解していただきたい。一般的に野球用語で連投というと連続試合登板を指す。対戦カードが変わるときなどで試合のない日を間に挟んでいても連続試合登板であれば連投と言われる。例えば火曜から木曜までの三連戦があって、金曜日に試合が無くて土日に二連戦があるとする。水曜と木曜の試合に連続で登板し、一日おいて土曜日の試合にも登板したら三連投と呼ばれる。だが敗戦処理。は連続試合登板でなく、何日連続で登板したかで○連投と書く。


昨年のファイターズのファームで連投の最長は二連投で三連投した投手はいない。田中豊樹が二連投を6回した他には石井裕也が二連投を2回。複数回にわたって二連投をしたのはこの二人だけで、他には公文克彦、白村明弘、屋宜照悟、堀瑞輝が一度ずつ二連投しただけだ。これはちょっと少なすぎるだろう。一軍に行けば試合展開にもよるがこうはいかない。


ここでファームの試合になじみのないまたは薄い人のために補足すると、球団ごとに傾向はあるがファイターズに関しては一軍のオープン戦のようなイメージでその試合に投げる投手と順番があらかた決まっている感じがする。田中豊がファームにいるときにはクローザー役だが、他の投手、特にリリーフ役は必ずしも戦況にはよらず順番に投げている感じがする。だから連投が少ないのかもしれない。


もちろんイースタン・リーグの球団数が7球団と奇数なので、単純計算で7カードに一度は対戦が休みになるので連戦が続きにくいというのはある。しかし同じイースタン・リーグに所属するジャイアンツの昨年の例を見ると、乾真大田原誠次が三連投を一回ずつしているのが最長ではあるが、二連投はぞろぞろいる。乾は三連投の他に二連投が三回。戸根千明が最多で二連投を八回。他に中川皓太篠原慎平が二連投を三回ずつ。谷岡竜平成瀬功亮が二連投を二回ずつ。他に田原、サムエル・アダメス、西村健太朗、山口鉄也、澤村拓一、森福允彦が二連投を各一回。ファイターズリリーフ陣の連投の少なさが際立つ。


そんな二連投すら滅多にしないファイターズのファームの投手だが、じゃあ一軍に上がったらどうなのかという疑問が出てくる。一軍はさすがにファームのようにオープン戦のような予め登板順を決めるということは出来にくい。


昨年のファイターズの一軍公式戦を振り返ってみると最長は三連投で四日間連続して登板した投手はいない。鍵谷陽平が三連投を三回している他、増井浩俊、クリス・マーティン、公文克彦、田中豊樹、白村明弘、宮西尚生が各一回三連投を経験している。二連投はもちろんもっと多く、増井の12回を筆頭に谷元圭介10回、鍵谷と宮西が各8回、マーティンと石川直也が各7回、玉井大翔が5回、公文が4回、白村と田中豊が各3回、ルイス・メンドーサ、石井裕、井口和朋が各1回と満遍なく二連投を経験している。


一軍で必要とされる連投を何故ファームにいるうちに経験させないのだろうか?


多くの投手に偏りなく登板機会を与えたいなどの理由が考えられるが、一軍で必要とされる能力を養うのがファームに求められる役割ではないのか?荒木新監督にはぜひ改善を図って欲しい。


もう一つは荒木新監督と同じ、高校から直接プロに入った投手を特に育てて欲しいということ。


ファイターズは選手を育成するのが上手なチームというイメージがあるが、実は高校卒入団の投手を大成させた実績に乏しい。
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このオフにポスティングシステムを利用してメジャーリーガーとなった大谷翔平やかつてのダルビッシュ有の様な超一級品を別にすると、高校を出て即ファイターズに入団した投手で一本立ちした投手は極めて少ない。



記憶に新しいところでは2012年にパ・リーグの最優秀選手に輝いた広陵高校出身の吉川光夫がいるが、吉川にしてもその後は伸び悩み、ジャイアンツにトレードとなって現在はファイターズにいない。吉川は田中将大を指名した2006年のドラフト会議の外れ1位だったが、ドラ1以外の高校卒即入団投手は推して知るべしといった感じだ。


期待は大谷以来の高校卒ドラフト1位投手となる堀瑞輝。まだ二年目だが侍ジャパンに抜擢されるなど期待は大きい。


実は荒木新監督は評論家時代の昨年7月にトークイベントを行い(冒頭の写真はその時に撮影したもの。)、自身の早稲田実業時代の話を中心にトークしていたが、最後の質疑応答で敗戦処理。が発言した早実の後輩にあたる斎藤佑樹はなぜ活躍できないのか?という質問に対し、田中将大との比較でと断りながら、次のように答えた。


高校から直接プロに入った田中は、もしプロに入って失敗したら野球人生においては終わりになるかもしれないという覚悟をもってプロに進んだのに対して、斎藤はどちらにするか二つの選択肢から大学に進むことを選んだ。その時点で逃げ道を用意するかの様な発想があってメンタル面で大きな差があるのでは?というようなことを分析していた。


この覚悟というのは荒木新監督に言わせると野球名門校の出身であるとかには関係なく、覚悟を持っている選手とそうでない選手がいるという。ファイターズに入団してくる高校卒の投手たちには覚悟はないのか?そうとは限らないだろう。荒木新監督にはぜひとも、高校卒で入団してきた投手を今年のルーキーに限らず育成して欲しい。


因みに現役のファイターズの投手で、高校から直接ファイターズに入団したのは以下の通り。

上沢直之 専大松戸高校から2011年ドラフトで6位入団
堀瑞輝 広島新庄高から2016年ドラフトで1位入団
中村勝 春日部共栄高から2009年ドラフトで1位入団
高山優希 大阪桐蔭高から2016年ドラフトで5位入団
石川直也 山形中央高から2014年ドラフトで4位入団
立田将太 大和広陵高から2014年ドラフトで6位入団

今季のルーキーは二人。
田中瑛斗 柳ヶ浦高から2017年ドラフトで3位入団
北浦竜次 白鷗大足利高から2017年ドラフトで5位入団

時間と資料がある人は過去に遡って調べられたい。大谷やダルビッシュなどの超高校級を除いた高校卒入団投手で大成した投手というと(何を以て大成とするかにもよるが)芝草宇宙、岩本勉、金村暁辺りまでさかのぼらなければならない。
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野手の主力のほとんどが高校から直接入団した選手であることを考えると、ファイターズが高校卒で入団してくる投手を育てきれないのは本当にもったいない気がする。



とはいえ、荒木新監督はあくまで監督であって投手コーチではない。直接の指導は投手コーチの手前、避けるだろう。だが監督なのだから、球団の方針とマッチさせた教育カリキュラムなどを組んでいただきたいものだ。


教育リーグ初戦はドラマ『スクールウオーズ』並みだった様(荒木新監督は世代的には『スクールウオーズ』にはまっていてもおかしくはないがスワローズの選手になっていたので…)だが、これからでも今までとは違うところを見せて欲しいものである。


※ 3月6日一部改題。本文も文言修正及び水上善雄元ファーム監督の写真を追加。


P.S.
【4月29日追記】

今季のファイターズの投手事情を見ると、一軍ではまだ三日間以上の連投をした投手はいない。また、イースタンでも二日間の連投が最長で、新垣勇人と井口和朋が各1回と、立田将太が2回だけ。エントリー以降、いろいろと考えたが、リリーフ投手の場合、いつ一軍から声がかかってもすぐに登板できるように、即登板しても三連投にならないように極力二連投を避けているのではないか?

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