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2018年1月 2日 (火)

敗戦処理。の知らない世界-独立リーグにいた逸材【回想】敗戦処理。生観戦録-第44回 2017年(平成29年)編

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敗戦処理。が初めて日本のプロ野球を生観戦した1974年(昭和49年)から、その年の生観戦で最も印象に残った生観戦を選んで書き起こすこのコーナーも、一通り書き上げたので、年に一回、その前年の生観戦を振り返って書くスタイルになっている。今回は昨年2017(平成29)の生観戦の中から最も印象に残っている試合をあらためて振り返る。敗戦処理。が生観戦したプロ野球- my only one game of each year



1974(昭和49)に初めてプロ野球を生観戦した敗戦処理。はその後毎年、途切れることなく数試合から十数試合を生観戦しています。そこで一年単位にその年の生観戦で最も印象に残っている試合を選び出し、その試合の感想をあらためて書いていきたいと思います。年齢不詳の敗戦処理。ですが同年代の日本の野球ファンの方に「そういえば、あんな試合があったな」と懐かしんでもらえれば幸いです。


【回想】敗戦処理。生観戦録- my only one game of each year44回 2017(平成29)


(写真:この試合二本目の本塁打を放つBFL選抜の四番、田中耀飛。 2017年7月29日撮影)



敗戦処理。は独立リーグに関しては疎い。身近に球団が無いということもあるが、パ・セ両リーグに贔屓球団を持ち、かつそのファームの試合をも追っていると、独立リーグのみならず高校野球、大学野球、社会人野球などそこまで手が回らないというのが実態だ。



ただ、イースタン・リーグが7球団、ウエスタン・リーグが5球団と球団数が奇数になっているために試合を組めない球団が常に存在し、その球団が独立リーグ等の球団との試合を組むことがある。またジャイアンツやホークスは二軍の下に三軍を設けている。地元のジャイアンツがジャイアンツ球場で独立リーグの球団や社会人野球のチームと対戦するのをタイミングが合えば生観戦するように心がけている。この日の観戦もその一つだった。にわか仕込みで対戦相手の情報をインプットするよりも試合で観たインパクトを大事にしたいので、にわか仕込みをしないようにしている。


◆ 
2017729日 ジャイアンツ対BFL選抜 (ジャイアンツ球場)


ベースボール・ファースト・リーグは実質的に兵庫ブルーサンダーズ、06ブルズ、和歌山ファイティングバーズの三球団で運営されている。関西独立リーグが立ちゆかなくなった後を受けて何とか組織の体制を立て直しているようだが、残念ながら四国アイランドリーグplusやベースボール・チャレンジ・リーグに比べると基盤の脆弱感は否めない。


試合の経過などは拙blog昨年730日付ジャイアンツ球場に井川慶降臨!しかし井川以上にインパクトが大きかったのは…  を参照されたい。


兵庫ブルーサンダーズに所属している元阪神タイガース他の井川慶がNPB復帰を目指しており、NPBのチームとの試合に率先して登板しているというのは聴いていたが、この試合にも予告先発だったようだ。


だが、試合を観ていて目を引かれたのは冒頭の写真にも挙げた、同じ兵庫ブルーサンダーズに所属する四番打者、田中耀飛だった。何せスイングが大きい。オーバー気味の大きなスイングをする選手はたまにいる。しかし田中は大きなスイングで確実にボールをとらえ、距離を出す。フォロースルーも大きい。


田中は第一打席で二遊間をゴロで抜く先制タイムリーを放った後、第二打席では一死一塁から左中間センター寄りにフェンスオーバーのツーラン本塁打。続く第三打席でも無死二、三塁から前の打席のVTRを観るかのようにセンターオーバーのスリーラン本塁打。第四打席こそ捕ゴロに倒れたものの2点を追う最終回に先頭打者で立った第五打席にはしぶとく二塁内野安打で出塁し、同点に追いつく足がかりとなった。5打数4安打2本塁打6打点の大暴れだった。


ジャイアンツで登板した投手が最終回の廖任磊を除いて全員が育成選手であったことを割り引いても凄まじい破壊力だった。まさに“百聞は一見にしかず”だった。後日、田中の2本の本塁打のシーンをネットの動画で見たが、一般のファンが撮影したと思われるその動画での迫力は生で見たものと比べるとインパクトは弱かった。例えて言えばバファローズの吉田正尚を右打者にしたイメージか。独りよがりな書き方になるが、やはり生で観るインパクトというのは簡単には再現できないのかもしれない。


問題はこの2本の本塁打がどのように評価されるかだ。翌日のスポーツ紙をいくつか見たが井川vs巨人打線には触れられていても田中の二発にはほとんど触れられていなかった。ただ週刊ベースボールではジャイアンツの川相昌弘三軍監督の、春先に対戦した時よりさらにスイングが鋭くなっているとのコメントが載っていた。


この試合は7月の終わりだったが、ドラフト候補の先取り情報的な企画のものを見てもまだこの時点では田中の名前はなかった。田中は芦屋大学に在学しながら提携する兵庫ブルーサンダーズにも在籍している。大学四年生でドラフト候補になってもおかしくなかったのだが…。


田中はゴールデンイーグルスとの対戦でも二試合連続で本塁打を放つなど頭角を現し、ドラフト候補として名前が挙がり始めた。実際にその打棒を目の当たりにしたジャイアンツが育成枠で指名するのでは等の憶測もあったが、ゴールデンイーグルスが支配下の5位で指名した。BFLからは初めて支配下のドラフト指名選手となった。


兵庫ブルーサンダーズやBFLのファンには浸透していたのかもしれないが、予備知識の無い敗戦処理。には目から鱗だった。敗戦処理。は野球のシーズンが終わる度に、もっと野球のことを知らなければならない。野球を勉強したいと痛感するのだが具体的にはアクションを起こしていない。今年も、昨年以上に生観戦の回数は減りそうなのだが、独立リーグなどまだまだ知らない世界も多いので、出来る範囲で興味の対象を広げていきたい。そんな感慨に浸りながら、一年間で観た試合の中でひとつを選ぶという中でこの試合を選んだ。

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