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2018年1月 8日 (月)

もう補強は一区切り!?-2018年のジャイアンツはどうなる?

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blog15日付ファイターズは清宮幸太郎をどう育成していくのか?-こんなオーダーが観たい-2018年ファイターズ篇 で、一足早く今季のファイターズのオーダーを願望してみたが、そうなるとジャイアンツも願望してみたい。


ジャイアンツのこのオフの補強といえば、打撃陣では昨年ドラゴンズでセ・リーグの本塁打王に輝いたアレックス・ゲレーロを獲得したことがトピック。当然、四番に座ってもらわなければ困る。ゲレーロを中心にオーダーを考えてみたい。しかしどちらかというと、マイルズ・マイコラスが抜けて、野上亮磨を獲得した投手陣の方が気になる。


(写真:敗戦処理。が勝手に今季のキーマンと見ている七年目になるスコット・マシソン。 2014年3月撮影)



昨年、
2006年以来11年ぶりのBクラス。セ・リーグでクライマックスシリーズがスタートしたのが2007年からだったので初めてCSに出場できなかった。制度導入以来皆勤賞だったのはジャイアンツだけだから、それはそれで誇るべき十年間だったのである。


ただ、高橋由伸監督が就任して二年間優勝を逃しており、今年が剣が峰であることは確か。
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原辰徳
前監督の退任に伴い、本人はまだ現役続行の意欲満々だったところを球団の事情で監督に就任し、なったとたんに野球賭博問題が勃発するなどで
(珍しくアンチを含め)同情される論調が多い高橋監督だが、今季もV逸、それも昨年のように早々と優勝争いからすらも脱落するようでは批判も免れまい。


ジャイアンツでは就任してから二年の間に優勝が出来なかった監督は過去に二人しかいない。1984年から就任した王貞治と、2004年から就任した堀内恒夫だ。王監督は就任四年目で優勝出来たが、堀内監督はその二年間で退任。因みに王監督の場合は就任時に五年契約を結んでいたと言われているが、高橋監督は今季までの三年契約と言われている。五年契約の四年目に初優勝した王監督の時は、とにかく勝つことに汲々とし、手堅いを通り越してビビったような采配、選手起用が目立ったが、今年もその再現になるかもしれない。


普通に考えたら、何が何でも優勝したいこの年に、補強に走るのはまだしも、方々から批判されたコーチングスタッフにもメスを入れるかと思ったが、コーチングスタッフに大きな変化はなかった。ドラフト会議で清宮幸太郎の交渉権を得られればと期待した向きもあったが、清宮の交渉権を獲得したのはかつてはジャイアンツに所属していたファイターズの木田優夫GM特別補佐だった。


ましてや補強どころか、2017年シーズンを支えたマイルズ・マイコラスとスコット・マシソンのW流出が懸念された。報道レベルでは今オフも前年並みにFA補強に高額をかけるのではと書かれていたが、ライオンズから野上亮磨を獲得。当初はファイターズからFA宣言した増井浩俊にも食指を動かすと見られたが、マシソンの残留が濃厚になるにつれてトーンダウンした。


マシソンは昨年も59試合に登板し、442S、ホールドポイント31で防御率2.24だった。この成績はセ・リーグ六球団の主に七回か八回の1イニングを任せられる投手の中ではホールドポイント数では5番目である。シーズンの終盤にリリーフに失敗するケースが散見されたこともあり、一部のファンからは無理して高額で引き留めなくても良いのではないか?という声もあったようだ。


しかし、昨年のジャイアンツは一昨年のセ・リーグ最多セーブだった澤村拓一が離脱。新外国人のアルキメデス・カミネロが抑えに固定されてこちらも万全とは言えなかったもののリーグ三位の29セーブを挙げていたが、七回を任せられる投手が固まらなかった。澤村がいれば澤村と両外国人の三人で固定できただろうが、他にも田原誠次、山口鉄也、西村健太朗と言った投手達が残念ながら精彩を欠いていた。山口鉄の衰えを補う期待も含めての獲得だったと思われる森福允彦も期待外れだった。


その結果、理想的には八回の頭から投入したいマシソンを七回の途中からつぎ込まざるを得ないケースが増え、いわゆる“イニングまたぎ”を強いた。


昨年、リリーフだけで50試合以上登板した投手は十二球団で44人いた(ファイターズとドラゴンズ合計で54試合になった谷元圭介を含む)。その44人の一登板あたりのイニング数(登板イニング数÷登板数)を計算すると、最も多いのがマシソン(1.16)で、2位がカミネロ(1.11回)だった。


イニングの頭から登板し、そのイニングを抑えたら別の投手に託す。
1イニングに集中させてベストな投球をさせ、翌日の試合にも負荷をかけずにまた1イニングを託す。セットアッパーに求められる投球スタイルがそうだから、この数値が1を超える投手は負荷が多いと言うことだ。ジャイアンツの場合、マシソンだけでなくカミネロまで1を超えているのだからいかに他のリリーフ投手が頼りなかったかということになる。因みに昨年の各球団のクローザーで登板試合数より、投球回数が1以上多かったのはカミネロだけ。


話をマシソンに戻す。そんな起用法をすればシーズンの終盤に成績が落ちでも仕方ないだろう。マシソンは一年前の2016年にも70試合に登板して80回投げていた(前出の計算式で計算すると1.14回になる)。2012年にジャイアンツに入団してから六年間、ずっと終盤のイニングを託されてきたマシソンは六年間の内、四年間で1登板あたりの投球回数が1を超えている。マシソンは来月で34歳になる。いくら頼りになるとはいえ、過剰なイニングを託すのは今季は控えた方がよいだろう。


これは敗戦処理。の勝手な私案なのだが、マシソンをクローザーにしてカミネロと役割を入れ替えてはどうか?


最終回限定のクローザーに配置転換すれば、登板過多、投球回過多を回避でき、昨年までのマシソン並みの安定感を見せてくれるのではないか?もちろんセットアッパーで結果を残せるからといってクローザーが務まるかは別の問題(クローザーで結果を残せてもセットアッパーが務まるかも同様に未知数)だが。昨年のジャイアンツの場合はクローザーのカミネロもマシソンに似たり寄ったりの投球回過多であり、マシソンだけでなくカミネロにも道の役割を担わせるのはリスクが大きいのだが、マシソンを第二の山口鉄也にしたくないのだ。


もちろん、マシソン、カミネロによる八、九回だろうと、カミネロ、マシソンの順になる八、九回だろうと、七回をきちんと投げる投手が確立されないことには両投手の負荷は減らない。その意味では増井をも…という考え方もあるだろうが、ファイターズで増井を応援していた敗戦処理。であっても増井と四年契約を結ぶのは如何なものかと思う。


実績のある澤村や西村の復活がありがたいが個人的には宮國椋丞にも期待したい。宮國は先発よりリリーフに向いているのではないか?逆に桜井俊貴はリリーフより先発で鍛えて欲しい。


こういう時こそファームから活きのよい若手が…と期待したいが、個人的には二年目の池田駿に期待している。
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しかし他には正直、今季すぐに大飛躍しそうな投手が思い浮かばない。今年はきっかけを掴んでくれればというレベルがせいぜいという印象だ。そしてにもかかわらず、昨秋のドラフト会議で指名した投手は支配下では鍬原拓也だけ。



大竹寛の中継ぎ転向という報道を見たが、先発で結果を残せないから中継ぎに回すという発想自体に首を傾げる。先発、中継ぎ(セットアッパー)、抑えという役割それぞれが専門職で“先発でダメなら中継ぎに降格”という発想自体が時代遅れだと思うからだ。


そしてそもそも、マイコラスが抜ける先発陣もおぼつかない。マイコラスの27試合先発、148敗を野上ひとりでは埋めきれないだろう。畠世周のさらなるレベルアップに期待したいが、昨年、ともに1勝しか出来なかった移籍組コンビ、山口俊吉川光夫にもしっかりしてもらわなければならない。
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不謹慎な言い方になるが、山口俊が1勝止まりだったのは原因がハッキリしている。故障と不祥事で登板できなかったからだ。その意味では吉川光の方が大問題だ。ファイターズでもMVPに輝いた2012年以外には大した活躍をしていないと悪く言う人がいるが、2012年以降、1勝止まりだったのは昨年だけ。マジでしっかりして欲しい。結局昨年同様、四人くらいを固定し、五人目、六人目は随時入れ替えながらという形にするのだろうか?


長くなってしまった。打線(野手)に関しては別途改めるとする。

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