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2018年1月 5日 (金)

ファイターズは清宮幸太郎をどう育成していくのか?-こんなオーダーが観たい-2018年ファイターズ篇

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大谷翔平
のポスティング移籍が決定し、大きな戦力ダウンになる今年のファイターズ。他にもクローザーの増井浩俊と、その前の八回を任せていたセットアッパーのクリス・マーティンの流出、B☆Bも地域貢献活動中心にシフトチェンジと、戦力的には5位に終わった昨年よりさらにダウン必至。



そんななか、明るい話題といえば新たなスラッガー候補である清宮幸太郎をドラフトで獲得したこと。大谷が抜けるタイミングで清宮が入ってくる。清宮には一年目からの活躍を望まざるを得ない状況になった。


ファイターズは高校卒の野手を育てるのが上手い球団といわれているが、あの中田翔も入団一年目にはオープン戦で二軍落ちすると、一年間そのままファーム暮らしだった。中田と清宮ではモノが違う、と見る向きもあるだろうが、ファイターズは清宮をどう育成していくのか?清宮は一年目から活躍できるのだろうか?


(写真:一塁手としてシートノックを受ける早稲田実業時代の清宮幸太郎。 20167月撮影)



最初に、清宮幸太郎と同じ条件、即ち高校を卒業してプロ入りした選手
(野手)の一年目の成績を調べてみたのでいささか長くなるがお付き合いいただきたい。敗戦処理。が日本のプロ野球に興味を持ってから最も活躍した高校卒ルーキーである清原和博以降の主立った高校卒入団選手の一年目の成績を列記する。


【過去約三十年間の高校卒ルーキー野手の一年目の成績】
( )内は初めて規定打席に達した年次。

1986
清原和博 126試合404打数123安打31本塁打78打点、打率.304(一年目
)
田中幸雄 14試合27打数4安打1本塁打4打点、打率.148(三年目
)
1987

山﨑武司 出場無し=初出場は三年目(十年目
)
1988

立浪和義 110試合336打数75安打4本塁打18打点、打率.223(一年目
)
1989

石井琢朗 17試合5打数2安打0本塁打0打点、打率.400(五年目
)
谷繁元信 80試合154打数27安打3本塁打10打点、打率.175(六年目
)
江藤智 出場無し=初出場が二年目(五年目
)
1990

前田智徳 58試合43打数11安打0本塁打5打点、打率.256(二年目
)
1992

イチロー 40試合95打数24安打0本塁打5打点、打率.253(三年目
)
中村紀洋 11試合27打数6安打2本塁打5打点、打率.222(四年目
)
1993

松井秀喜 57試合184打数41安打11本塁打27打点、打率.223(一年目
)
1994

松井稼頭央 出場無し=初出場が二年目(三年目
)
福浦和也 出場無し=初出場が四年目(五年目
)
1995

城島健司 12試合12打数2安打0本塁打1打点、打率.167(三年目
)
2000

田中賢介 5試合5打数1安打0本塁打0打点、打率.200(七年目
)
2001

内川聖一 3試合2打数0安打0本塁打0打点、打率.000(八年目
)
2002

今江年晶 15試合25打数5安打0本塁打2打点、打率.200(四年目
)
中村剛也 出場無し=初出場が二年目(七年目
)
2003

西岡剛 7試合9打数3安打0本塁打1打点、打率.333(三年目
)
2006

平田良介 2試合2打数0安打0本塁打0打点、打率.000(九年目
)
T-岡田 3試合6打数1安打0本塁打0打点、打率.167(五年目
)
2007

坂本勇人 4試合3打数1安打0本塁打2打点、打率.333(二年目
)
2008

中田翔 出場無し=初出場が二年目(四年目
)
2009

大田泰示 3試合1打数0安打0本塁打0打点、打率.000(九年目
)
2010

筒香嘉智 3試合7打数1安打1本塁打1打点、打率.143(三年目
)
2011

山田哲人 出場無し=初出場が二年目(四年目
)
西川遥輝 出場無し=初出場が二年目(四年目
)
2012

高橋周平 41試合71打数11安打2本塁打3打点、打率.155(未到達
)
近藤健介 20試合26打数5安打0本塁打2打点、打率.192(四年目
)
2013

大谷翔平 77試合189打数45安打3本塁打20打点、打率.238(未到達
)
鈴木誠也 11試合12打数1安打0本塁打1打点、打率.083(四年目
)
2014

森友哉 41試合80打数22安打6本塁打15打点、打率
.275
2015

岡本和真 17試合28打数6安打1本塁打4打点、打率.214(未到達
)
2016

オコエ瑠偉 51試合119打数22安打1本塁打6打点、打率.185(未到達
)
平沢大河 23試合47打数7安打0本塁打3打点、打率.149(未到達
)
2017

細川成也 2試合5打数2安打2本塁打4打点、打率.400(未到達
)
坂倉将吾 3試合4打数1安打0本塁打2打点、打率.250(未到達
)

よく言われる金属バットと木製バットの違いなどもあるのだろうが、近年、高校卒ルーキーの野手で一年目からチームの戦力になる選手が少ない。大谷翔平77試合に出場したが、投手として登板したのが13試合。投手から右翼に回った1試合を含めて野手としての出場は65試合になる。さすがは大谷だ。


そして何と、年間の規定打席に達したのが、1988年の立浪和義を最後に出ていないのである。1988年と言えば昭和63年。翌昭和64年の1月に元号が平成に変わったのだから、平成になってからは高校卒ルーキーで年間の規定打席に達した選手はいないのである。そして元号が平成でシーズンを終えるのは今年平成30年が最後になる見込みだ。清宮に限ったことではないが、今年の高校卒ルーキーがラストチャンスなのである。

※ 規定投球回数には2007年=平成19年に田中将大が到達。

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敗戦処理。は懐疑的だが、高校野球史上最多と言われる111本塁打を放った逸材だ。大いに期待したい。ただ、規定打席に達するためにはそれだけ多くの試合に出なければならない。


清宮は一塁しか守れないと言われている。その一塁には中田翔がいる。中田は2014年までは外野を守っていたが、2015年以降は一塁に固定されている。腰や下半身に持病を抱えていて、中田の再婚バーとは現実的では無いといわれている。むしろ清宮の方が、大谷同様将来的にはMLBでのプレーを希望しているというから、若いうちに一塁手以外のポジションで試合に出られるレベルを身につけておいた方が良いだろう。プロ入り後に三塁から外野に回った先輩の中田のように一年目から外野に転向させるのも清宮のみならずチームにとってもプラスかもしれない。こんな記事を見つけた。

◆ 王さんとも見解一致 日ハムコーチ就任の緒方耕一氏が語る清宮育成法
Full-Count 15日付

ただ、当たり前だが仮に外野に回るにしても外野の守備をそれなりのレベルにするのは容易ではないし、外野にポジションが空いている訳では無い。

【外野での出場が予想される主な選手の昨年成績】

西川遥輝 138試合 打率.2969本塁打、44打点、盗塁王=39

松本剛 105試合 打率.2745本塁打、33打点 打率はリーグ10

大田泰示 102試合 打率.258 15本塁打、46打点 打率はリーグ23位も本塁打はチーム3

岡大海 50試合 打率.1690本塁打、7打点 2016年は131打数49安打で打率.374

近藤健介 
18試合 打率.4133本塁打、29打点 DHでチーム2位の36試合出場

※試合数は外野手としての出場試合数。

この五人に加え、新外国人の左打者、オズワルド・アルシアも登録は外野手。誰か一人がDHに回るにしても清宮が簡単に試合に出られるレベルでは無さそうだ。近藤健介が捕手を出来れば話は変わってくるが、そうでなければ昨年規定打席に達した三人の中から少なくとも一人はスターティングメンバーから外れそうだ。仮に清宮がスタメンに名を連ねなくても。


ざっくりで考えてもこんなオーダーが思い浮かぶ。

()西川遥輝
()
松本剛
()
近藤健介
()
中田翔
()
アルシア
()
レアード
()
横尾俊建
()
市川友也
()中島卓也

青文字は左打者。以下同じ。

これだと清宮はもちろん、大田泰示もスタメンから外れる。ジャイアンツ入団から苦節
9年にして初めてレギュラーポジションを獲得した大田も決して安泰では無い。今年はチームを引っ張りたいとか言っていたようで、その心がけは立派だがまずはポジションを確実に獲得することだろう。

◆ 
【日本ハム】大田泰示が10年目の誓い「チームを引っ張っていけるような存在に」
スポーツ報知 
13

実はアルシア獲得の報を知るまではこんなオーダーも考えていた。

()清宮幸太郎
()
松本剛
()
西川遥輝
()
中田翔
()
近藤健介
()
レアード
()
横尾俊建
()
市川友也
()
中島卓也

この他にDH近藤を二番に入れて、ブランドン・レアード横尾俊建の打順を一つずつ繰り上げて七番に松本でなく大田を入れる打順も考えたが九番から三番まで左打者が四人、四番から八番まで右打者が五人続く何とも左右のバランスがよろしくない打線になってしまうのでやめた<苦笑>


慣れない外野守備挑戦を考えると最初はファームで鍛えた方がとも考えたが、中田の一年目のようにオープン戦で壁にぶち当たってファームに落ちるのならまだしも最初からファームでと言うのはもったいない。いっそのこと中田をDHにして清宮を一塁でとかいろいろと妄想していても悩んでしまう。


逆に
清宮をDHでとも考えたが、打順やポジションを固定概念では考えないと言っている栗山英樹監督でもさすがに高校卒一年目のルーキーを(大谷のような特殊な事情でもない限り)DHで使うという発想は無いようだ。


思えば近年のファイターズで、1月のこの時期にスタメン予想でこれだけいろいろな案が浮かぶのは珍しい気がする。熱烈なファイターズファンには申し訳ないが、ファイターズの選手で本当に厳しいポジション争いを競り勝ってポジションを勝ち取った選手は意外に少ないと思う。多くは何らかの事情で空いたポジションにはまるケースだと思う。これは良く言えば、誰かが抜けても誰かが出てくる新陳代謝の良さを現しているが、悪く言えば競争が無いから、ポジションを掴んだ後にスランプ的状態になるとはまって抜け出せなくなりやすい。豊富な資金で選手を集めて高い次元で競わせるということが出来ない球団気質だけに仕方ないのだが…。


清宮がポジションを取れそうに無い場合、代打要員として一軍に残し、競争でスタメンに名を連ねる可能性を残すやり方が良いのか、出たり出なかったりよりはファームで毎試合出場して少しでも多くの打席に立たせた方が良いのか、迷うところだ。“ざっくりと”で書いたスタメン通りだとしても、田中賢介、矢野謙次といった左右の両ベテランが代打要員としてベンチに控える可能性もある。結果を考えずにスタメンで出し続けない限り、一軍にいても出番が限られるというケースにもなりかねない。


で、いろいろ考えてこんなオーダーも考えてみた。

()横尾俊建
()
近藤健介
()
西川遥輝
()
レアード
()
アルシア
()
中田翔
()
清宮幸太郎
()
市川友也
()
中島卓也

中田を四番から、いやクリーンアップから外したのは昨年の不成績を考えて、結果を残して四番に返り咲けという敗戦処理。なりの檄。大田と松本剛には申し訳ないが、清宮を使いつつ、かつ他の選手を活かす打順をいろいろ考えたらこうなった。


今年も“こんなオーダーが観たい!”を書くつもりだが、それに先駆けてファイターズの“こんなオーダーが観たい!”を書いてみた。ちょっと清宮に甘すぎるかもしれないが、現時点ではこう考えている。

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