フォト
無料ブログはココログ

« 大谷翔平がついにポスティングシステムでの大リーグへの移籍挑戦を表明。そしてどんどん人がいなくなる。 | トップページ | 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 »

2017年11月13日 (月)

ヤクルトがソフトバンク山田大樹を獲得。あれ!?

Adsc_0014
11
日、スワローズがホークスから戦力外通告を受けた山田大樹投手を獲得したと発表した。


選手獲得のお知らせ

山田大樹投手(福岡ソフトバンクホークス)の獲得に関して、基本的合意に至りましたのでお知らせします。

なお、背番号は「34」です。

※1112日午後より松山キャンプに参加予定です


東京ヤクルトスワローズ公式ホームページより。


ヤクルトがソフトバンク山田大樹を獲得 背番号34

 ヤクルトは11日、ソフトバンクから山田大樹投手(29)を獲得する基本合意に達したと発表した。背番号は「34」となる。


 山田は06年に育成1位で入団。大型左腕として10年に支配下登録されると、12年には自身最多の8勝をマーク。左肘手術を乗り越えるなどの苦労人で、11年にはパ・リーグの育成選手としては初の日本シリーズ勝利を挙げた。

 

 今季2軍では22試合に登板し、10勝5敗、防御率2・35の好成績を残している。

 ヤクルトは左腕が不足しており獲得調査を続けていた。愛媛・松山市内で行われている秋季キャンプには12日から参加予定だ


日刊スポーツ
11111330


うーん、どちらも間違いではないが、不充分だな。


(写真:ホークスからスワローズに移籍する山田大樹。 20136月撮影)



blogにお付き合いいただいている方には釈迦に説法のような話。いささか理屈っぽい文章になるが、お付き合いいただければ幸いである。


敗戦処理。が最初にこのニュースを知ったのは日刊スポーツの記事の方。読んで「おい、ちょっと待てよ」という感じでツイートしたほど。


というのは、この時期各球団は他球団から戦力外通告を受けた選手と接触してはいけないからだ。選手会とNPBの申し合わせにより、機会均等の考え方から合同トライアウトが行われる日(今年でいえば1115日)より前にはたとえ戦力外通告を受けた選手であっても、他球団は接触してはならないと定めているからだ。ファンの中にも勘違いしている人が少なくない様だが、各球団から戦力外通告を受けた選手達の今現在の身分はまだ今季所属したチームの選手であり、自由契約になったわけではない。厳密に言えば各球団は12月初めに来季契約する予定の選手を“保留選手”として届け出る。これに漏れた選手が自由契約選手になり、元の球団を含め何処の球団とも自由に入団交渉が出来るようになる。ただし実際には12月では各球団の来季に向けた編成が一区切りしていて、再就職に支障を来す。以前は球団ごとに行っていた入団テストを合同トライアウトにし、どの選手も参加できるようにし、その日を境に各球団は他球団の戦力外通告を受けた選手と入団交渉が出来ると定めたのである。

【参考エントリー】
blog20131110日付NPB、戦力外通告の選手と他球団の交渉が解禁に
blog20111127日付星野仙一監督が他球団で戦力外通告を受けた選手との獲得交渉制限に一石


今回のように移籍を成り立たせるには、戦力外を通告した元の球団との交換トレードという形にするしかない。今回の山田大樹の移籍もホークスからスワローズへの“無償トレード”なのである。スワローズの公式ホームページでも言及しているが“
1112日午後より松山キャンプに参加予定です”は、合同トライアウトよりも前なので、本来はそれまでにスワローズで支配下登録されないといけないはずなのだが、NPBの公式HPによると、支配下選手登録は為されていないようだが“トレード”と言う項目に記載されている。


この無償トレードによる最大のメリットは山田にとっては解禁日を待たずにスワローズの一員としてスワローズで練習を出来るということだ。ホークスで“無償トレード”というとホークスファンの中には2003年シーズン後の小久保裕紀のジャイアンツへの移籍を思いだして不愉快な思いをする人もいるかもしれないが、ホークスとしては山田に戦力外通告をしている手前スワローズに対して金銭トレードや交換トレードを持ちかけるわけにも行かない。ヘタをすると「それなら要らない」と言われる可能性もある。山田のことを考えてあげるべきであろう。実際に2006年のシーズン後に戦力外通告を受けた大道典嘉がジャイアンツに“無償トレード”された時にはネットで一部のホークスファンが早とちりして過熱していた。


スワローズの公式HPの“獲得に関して、基本的合意に至りました”という書き方にこの時期のトレードの難しさを垣間見ることが出来るが、日刊スポーツは報道機関として明らかに言葉足らずだと思う。ただし翌12日の紙面では“無償トレード”と正確に書いている。第一報だけに不充分だったと考えられるが、それを割り引いてもいただけない。


ファンの中には「そんなことどうでもいいじゃないか」と考える人もいるかもしれない。いや、その方が多いかもしれないが、敗戦処理。はこだわりたい。


【追記】

山田は11月13日付でスワローズに支配下選手として公示された。

« 大谷翔平がついにポスティングシステムでの大リーグへの移籍挑戦を表明。そしてどんどん人がいなくなる。 | トップページ | 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヤクルトがソフトバンク山田大樹を獲得。あれ!?:

« 大谷翔平がついにポスティングシステムでの大リーグへの移籍挑戦を表明。そしてどんどん人がいなくなる。 | トップページ | 中田翔、フリーエージェント権を行使せず。 »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック